6.木暮理太郎の『山の憶ひ出』(N氏)

古書店で買った木暮理太郎の山の想い出の中に、和名倉山に関する一節がありました。昭和23年発行の本で、紙が黄ばんでますが、そういえば和名倉山のことを書いていたなと思い出しました。
木暮は和名倉山には行ってなくて紹介にとどまっています。昔は、前夜 飯田町(現 飯田橋)始発の中央線で塩山に翌朝ついて、登り始めたようですが、大正元年11月16日に塩山から徒歩で、三の瀬-唐松尾-御殿岩-将監峠 付近が書かれてまして、その中に、和名倉山のことも書いてあります。
コースタイムなども書かれていて、昔は塩山から良く歩いたな、と思います。ちなみに、木暮理太郎35歳、油ののりきった時だと思います。将監峠あたりからの南アルプスの眺めなどは、当時も今も変わらないだろうなあと思います。二日間、いい天気だったので、南アルプスの山々の展望などを楽しめたのではと妄想いたしました。