10月の行事
芋煮会

土色をした褐色の木の葉が薄く覆ったお馴染みの五本松公園、その中の高木下の一角を借りた
| 芋煮会はもともと、当会にかつて在籍した山形県人の会員が、出身地にちなんだ催しとして会に推薦、導入し、定着した行事(イベント)だ。記録(「会の20年の歩み」)を見ると、会がまだ正式に発足する直前の1990年12月の扇山での忘年山行が、第1回目の開催となっている。当会の歩みと共にした長い歴史がある。定例化しては、10月の初めに会務係(Mnさん、Hmさんほか)が積極的に準備の指揮執りを担ってくれ、ほぼ毎年、けっこう大がかりに、盛大に実施してきた。芋煮の名だが、鍋以外にバーベキューも何度か行われてきた。 この間、五本松キャンプ場を利用してきたが、今年は予約の必要なキャンプ場を押さえていなかったため使えず、ここの管理人さんが好意的に助け舟を出してくれ、この公園内に急きょ変更しての実施となった。場所にありつけて、何よりだった。 まだ夏の暑さが残るものの、だいぶ秋の気配が漂い始めた、緑豊かな公園の開けた一画に陣取った。手賀沼側から吹く風が林の中を静かに抜けていく。これまでタープを張り、その下で実施してきたが、樹下で陽射しが遮られて、格好の場所だった。次々にメンバーが集まり、定刻過ぎには15名になった。ただ、20人以上を集めたかつてに比べると、やや寂しい感は残った。近くにはアジア系の多数の若者たちが寄り集っていた。 適当に車座に座り込み、「カンパーイ」のあと、普段はさほど話し合う機会もないメンバーとの交歓ともなる。会員同士が知り合ういい機会だ。鍋はこの日に遠路久しぶりに顔を見せてくれたMHさんが見張り、他からの口出しはご法度だ。でき上がった(偽)芋煮(芋煮会では通常、牛肉をふんだんに使うが、今回は豚肉というバリエーション)を美味しくいただく。差し入れられたカリン(花梨)酒、日本酒や焼酎、ワイン、いくつかお持たせの手料理なども遠慮なくいい感じでいただく。森の中に、こうして高齢者の一団の賑わい溢れる声が響いた(そうだったに違いない)。 時間がたつ。太陽が西に傾きかけたころ、ようやくこの宴も閉幕となる。男性たちは酔った体をもたげ、おもむろに別れを告げては帰路に就いた。アルコールを避けた一部のメンバーが車で送るという和やかな光景も見られた。いい一日だった。 ご参加のみなさん、長時間にわたり、お疲れさまでした。 *実施日時:2025年10月5日正午~16時 *会場:五本松公園(我孫子市内) *参加者:計15名(女性3名、男性12名) *形式:芋煮鍋と各自で持ち寄りのツマミ・食事と飲み物での、野外の飲み会と団欒。 |



とてもいい場所だ

今年は初めて「豚」で





