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 ◆実施日:1998年1月24~25日
 ◆行路:美濃戸---行者小屋(テント泊)---赤岳鉱泉---硫黄岳---横岳---行者小屋
      美濃戸---我孫子
 ◆参加者:I本T、K平K行、T辺K、T井T子、N堂T、M越T(6名)



 本会の山行で2番目に低い気温を記録した山行だった。行者小屋のテントで、前夜の午後7時ごろで氷点下20℃以下、一夜明けた翌日にはさらに1度低下して-25℃、本会で経験した最低気温としては2番目を記録した。ちなみに、本会での最低気温はやはり同じ行者小屋で、-26℃だ。
 参加した女性とともに6名で出発したが、赤岳鉱泉を過ぎ、赤岩ノ頭の手前で女性は全員が簡単にリタイア宣言を出してしまった。男性の3人だけとなった。赤岩ノ頭の寸前で朝日を赤々と受けながら手を振って別れ、男ども3人が所期の目的に向かって進んだ。風が強く、横殴りの吹雪が体にたたきつける。
 硫黄岳を通過し、そこから緩やかな鞍部を横に見て硫黄小屋を過ぎると、岩混じりの山稜にさしかかる。先行隊(1隊だけいた)に導かれるように、そこの東側の急な斜面を大胆にトラバースする。そこからは、稜線のほぼ尾根通しに行く。I本君が期待どおりにリードし、横岳の主稜線でロープを的確に延ばしてくれた。赤岳への上りにかかる赤岳石室で、行路から別れて、行者小屋に下った。
 一気に下ると、女性3人が待っていてくれた。今でも、寒かった山行として記憶に残っている。(TK)


€寒風の吹きすさぶ中、3人で縦走を決行した。 雪がつぶてのように頬を打った。
 
危険な場面はあちこちに出現したが、I本君のリードで乗り切った。
 
              横岳の山頂を通過した後。西側に回り込んで通過する危険な箇所だ。積雪状態
              しだいでは、行路の探索(ルートファインディング)もむずかしいところがある。
 
山頂と認識せず横岳を通過した。この先が、辿添尾根(左へ)との合流地点だ。
 
難所をやり過ごし、赤岳との間の鞍部に下る最後の地点で。


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