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針ノ木岳~蓮華岳~船窪岳



 ◇実施年月日:1999年10月9~11日
 ◇経路
:扇沢~針ノ木岳~蓮華岳~船窪岳~七倉ダム
 ◇参加者:I葉、O田、K平、S木清、T山、T辺、N村、N堂、H田、F田、Y本、M越ト(12名)

 H田さんの還暦が山行の日程に当たっていた。針ノ木小屋テント場でのことは、今も忘れられない語り草だ。N村さんとI葉さんのコンビで、「空を見上げりゃ~♯~槍が見える~・・♭~」と淡谷のり子の歌に合わせて、仕草の入った動きが実に巧みに準備されていた。狂喜爆笑を買った。H田さんの手には、赤色の手袋がはめられた。
 そこからの翌朝は、蓮華岳に登り、パノラマを堪能したあと、人跡の乏しい船窪岳に向かった。険しい岩場が次々に出てきたが、楽しさいっぱいのわがパーティーは、難なく船窪小屋のテント場まで到達した。この季節最後のことであり、静かなテント場を占有した。夕暮れに沈む槍ケ岳のシルエットをN堂さんが切り撮っていてくれた。


  
 
    上の2枚とも、蓮華岳山頂で。 


 
                     針ノ木岳から見た蓮華岳(N堂さん撮影) 
 針ノ木岳か蓮華岳から眺めた双耳の鹿島槍ケ岳(N堂さん撮影) 。左への手前の尾根は爺ケ岳から針ノ木岳への縦走路。
 
     船窪小屋テント場から見た、日没後の槍ケ岳。静かなテント場だった。(N堂さん撮影)
 
 お世話になった船窪小屋の前で。あの山上で小屋の方から、今期最後で明日小屋を閉めるから、と山芋をいただいた。後で、その小屋の方は、どうも信州出身のY本さん知り合いだったように聞いた。

 
 船窪小屋を後に下り始めた途中で見た光景。山に張り付いた緑はハイマツだろうが、その豊かさと色合いはそうはどこの山域にでもあるというものではない。濃い緑にダケカンバの淡い褐色が混じり、なんともいえない色調だ。そこからの七倉までの下りは長かったが、景観が気分を紛らしてくれた。また行ってみたい場所だ。下るにつれて、裏銀座の最初の烏帽子岳が近づいてきた。遠景の真ん中は槍ケ岳。


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