4月の山行

菰釣山(1379m)から南の尾根へ (西丹沢)



大五郎付近からの丹沢山塊の幾重もの山並み

 10年前の菰釣山は西丹沢ビジターセンターから歩いたため、標高差 距離とも避難小屋までは今回のほうがずっと楽でした。今回は念願の南尾根も地形図をじっくりと見ながら歩くことができて充実した山行となりました。



 参加者  NK(L) FR(SL) TK KD 
 実施日  2026年4月11日~12日(土 日)     日の出5:19 日の入り18:15
 4月11日  我孫子5:31(柏5:36)→上野?神田→高尾→大月→富士山大月8:45/50‐富士山9:37 タクシー 9:55 → 10:40山伏峠10:50 -石保戸山1297△12:01-油沢の頭13:36-菰釣山14:42(長めの休憩)→避難小屋15:48     
  歩行時間 5:00(休1:00含む)  標高差+289m -169m 水平距離 6.5km
 4月12日  起床04:15  避難小屋6:15-6:45菰釣山6:50-三角点6:58-大ダルミ7:24-大栂7:37-織戸峠9:22-
大五郎丸10:18(30分休)-椿丸10:53-P 838m西端-P780m-舗装道路14:12 バス停に向けてスタート14;24- 浅瀬橋(浅瀬橋~浅瀬入口までは車道歩き)―15:43 浅瀬入口バス停16:00⇒16:50新松田  
   歩行時間 8:00(休 1.0含)  標高差 -1100m 水平距離12.7km
   水 各自3.5L~4.5L 持つ  食事は各自。
 地形図  山と高原地図(丹沢) 地理院地図(縮尺大体 1/13000 に印刷)
 装備  ツエルト コッヘル バーナー(燃料) 雨具 シュラフ マット  ヘッドライト ランタン(あれば:ヘッデンで代用可) 地図 コンパス チェーンスパイク(推奨) スマホ(GPS)予備電池 水 食糧 救急用品 
 費用  電車3129?1507 バス1030 タクシー8600÷3=2150  計8500円 食費などは各自  (JR 100㎞以上大人休日で 若干割引)
 集中連絡先  MATU



 行程の概要
 1)事前準備 国土地理院の地図で行程(初日の山伏峠から避難小屋まで と 避難小屋から菰釣山の南尾根を印刷し、特に二日目の菰釣山から下山口の浅瀬橋までの間にチェックポイント①から⑯までのNo.を記入した。チェックすべきピークと鞍部(コル)間違えやすい尾根の屈曲部。間違って進みそうな方向をコンパスでその角度を読み取ってその方角を書き込んだ。そうすることで現地で地図にコンパスを合わせて角度を読み取る時間を短縮できる。各Noの標高も書き込んだ。参加者には事前に読図をしてもらうよう連絡した。例えば、No5では尾根が140°の方角に曲がっているので、直進しないように、とか⑫は尾根がクランク状に曲がっていて要注意とか。KDさんは自分で地形図を印刷してきていた。

 2)いよいよ、本番。山伏峠のトンネルの先でタクシーを降りて、初日はFRさん先頭で歩き出す。(トンネルの手前からも道はある)標識もないが、とりあえずトンネルの上にある登山道を目指す。本来の山伏峠はトンネルの上にその標識があった。大棚の頭は巻いてしまった。東海自然歩道と登山地図にも書かれているので、危険もなく歩きやすい。いくつものピークに道標が立っていて、安心して歩ける。たまに振り返ると富士山が木々の間に見える。ブナの丸の先で尾根が東から東南へ曲がり急な登りになる。これを登れば菰釣山山頂と思ったが、山頂手前の小‘ピークだった。ちょっとがっかり。(地図よく見ればわかるじゃないか!)東海自然歩道だと思って事前の読図ができてない!! この自然歩道は10年前に平野まで歩いてるしな。菰釣山山頂につく。午後になったら見えなくなるかなとの心配も富士の姿を見てよかった!と思う。避難小屋まであとわずかだし、富士を眺めながら長めの休憩。TKさんは地図とコンパスで明日の南への尾根の確認に余念がない。
 3)小屋の状況  2020年ころに建て替えられた小屋は山頂から150m東へ下ったところ。先客は若い男性が一人だけで、ほっとする。このあとで外人さんと年配の男性。全員で7人なので余裕だ。小屋の中は火器厳禁と注意書き。昨今 山火事やら丹沢の堀山の家が燃えたりしているので、我々は外のテーブルで乾杯と夕食。菰釣山の北の尾根の向こう側に御正体らしき山影が夕闇に浮かぶ。
 4)菰釣山の南尾根へ 
 小屋から170mほど登り返し、快晴ではないので、富士は見えないかと思ったが、頂上に着くと眼前に富士が。富士の左側には先週FRさんたちが登った愛鷹連峰の越前岳がよく見える。セルフで記念写真後、南尾根に向かって歩き出す。先頭がTKさんで続いてKDさんとFRさんが続く。真南に200mほどで三角点、さらに下ると尾根がやや南から東に向を変える。大ダルミを経て、急登で大栂、この先④で尾根の方向が194°(あらかじめ記入済)に向きを変えるが、真東に歩きやすい尾根がある、「ぼーっと歩いているとそちらへ行ってしまいそうになるよね」・・・というようなことを全員がポイントごとに予測しながら歩く。時には現在地がどこだ?標識の少ないルートを歩くのに、GPSに頼りっきりではせっかくの山行の面白さが半減してしまう。織戸峠という何やら曰くありげな峠が、以前から気になっていた。峠だから最低な・・・と考えていたが、いったん下がって再び上り返す。地図ではわからないが鞍部がラクダの背のように二こぶになっていた。二つ目の鞍部に手書きの「織戸峠」の板。こういう地形は地形図でも表せないのだな。椿丸で昼食でもと思ったが、だんだんミツマタの群生が見えてきて、大五郎丸についた。北側に丹沢の山々が一望のもと、椿丸よりも展望が良さそうなので、ここで長めに休む。檜洞丸、蛭ケ岳、丹沢山が見えてるはずだと思ったが、判然としない。地図をよく見ると蛭ケ岳が檜洞丸の肩に隠れてしまっているかも。その手前に屏風岩山から畔ケ丸に伸びる尾根。椿丸周辺にはエルドラド(黄金郷)と人気の場所もあるが、どこかわからない。KDさんが丹沢の山並みを飽かず眺めている。もう少しミツマタの花のピークで時間もたっぷりあれば探してみたいもんだ。ミツマタの花はピークを過ぎて若干白くなっていた。椿丸へ向けて歩き始めたところで、単独の男性が我々に追いついた。朝6時頃 道志の道の駅から来たそうでここで引き返すという。今日初めての登山者だ。工事用の道路に寸断された部分があったり、花が咲く前のニリンソウの群性があったりして、あとは安全に下るだけと思っていた。突然前に立ちふさがる絶壁の様な斜面。まさかこれ登るんじゃないよな、と思ったが右も左も踏み跡があるわけではなく、先頭のTKさんもギブアップ、どうすんの?しょうがないGPS先生のお出まし。なんとか正面の斜面にかすかな踏み跡を見つけて登る。(こういう斜面はチェーンスパイクが有効)激坂の写真を撮っておけばよかったが、余裕なく誰も写してない。帰宅後、あの急な斜面はどこだったんだろうと地形図を見てもよくわからない。FRさんが、⑭の手前だと教えてくれた。さすがFRさん。⑭はわかるのだが、ここが⑭とすれば、進路は南西になるはず。しかしルートが見えない。自信がなくなりGPSを見てもらう。GPS先生には何度お世話になったことか。「ここを下ってやや左に折れて行けばいい」とFRさんの言う通り。うーん、私はもう少し修行しないとなと反省。





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1 富士山駅ホームから FRさんKDさん

2 菰釣山手前の偽ピーク4.5L の水を背負ってもぐんぐん登るKDさん14:34

3 小屋前で乾杯 すいててよかった!

4 小屋の外で明るいうちに夕食 フリーズドライも美味!

5 日が傾いてきましたが、だんらんが続きます。

6 御正体山の方に日が沈みました。18:01

7 快適な避難小屋を前で、同宿の方にシャッター依頼。菰釣避難小屋の看板が見えないのが残念!

8 山頂への150mほどのの登り返し。今日は富士さん見えるかな? 足並みも軽やかです。

9 誰もいないのでセルフで記念写真。

10 心配してましたが昨日に引き続き富士山もくっきり。手前に山中湖も。左の方には愛鷹山塊(越前岳など)も見えてま
   した。




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11 山頂から南の尾根に向けて出発です。7:15 地図とコンパスを頼りに、まずは大栂を目指します。先頭は事前の予習ばっちりのTKさん。

12 大ダルミから登り返して大栂山頂。西丹沢の屏風岩山の西にはっきりとわかる大きなピークだ。

13 上り下りを繰り返して、地図で現在地を確認するFRさんとKDさん、織戸峠みたいとあたりをつけてGPSで答え合わせ。9:23

14 正解!織戸峠の標識あり。鞍部が一つでなくてラクダのこぶのようになっているので、若干悩ましい。標識は二つ目の鞍部の木にあった。

15 歩きやすい尾根道が続く。あまり人が歩かないので土が柔らかい。

16 椿丸も近くなってきて名残のミツマタが見えてきた。あと1週間も早ければ見ごろだったろうな。

17 栂丸の200m位手前の大五郎丸。ここで大休止。丹沢の幾重に重なる山並みをこの角度から眺めたのは初めてだ。地図を広げるFRさん。しかしピークの同定は難しそう。

18 大展望に座り込んでカメラを構えるKDさん。3つくらい重なり合う稜線があって、一番奥の稜線が桧洞丸から丹沢山の方に連なる。後日確認したがどうも、最高峰の蛭ケ岳は手前の桧洞丸に隠れて見えないようだ。10:19

19 作業用林道を越えて行く。こういうところはちょっと興ざめだけど。






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 20 ニリンソウの群生地があったり(花はこれから)

21 激坂があったり、しかし最後までルンルンに登るFRさんKDさん。12:29

22 歩きやすい尾根だけど、もうすぐ林道。最後まで緊張して!と時折声をかける。

23 世附(よづく)川の畔で、チェーンスパイクなどをはずす。さあここからバス停まで4㎞は歩かないと。14:19

24 川沿いの新緑が目に沁みました。
 
25 GPSは見ないという原則で歩き出しはしたものの、地図とコンパスでは現在地が明確でないところもあって、久しぶりに読図を堪能できる楽しい山行になりました。結局何回 スマホのGPS先生にお伺いを立てたかな?




 
笹小屋の頭を過ぎたら、あとは世附川に沿った道路へ下るだけだ。この下り道で菰釣山の避難小屋までという男性とすれ違った。無事に舗装道路へ出て、皆で拳を合わせた。世附川の対岸の新緑が目に染みる。       記 NK




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