秋の気配&本社ヶ丸、鶴ケ鳥屋山山頂
  
                                             *マウスをのせると入れ替ります

【実施日】2012年9月9日(日)
【参加者】5名:女性4名、男性1名
【コースタイム】
我孫子4:53-新松戸5:14-西国分寺―6:23-立川6:43-大月7:39タクシーー変電所8:20-登山口
8:40-清八峠10:10-本社ヶ丸10:50(昼食)11:20出発―鶴ヶ鳥屋山14:00-丸田沢出合15:30-初狩16:40ー初狩駅16:54-高尾17:50-西国分寺18:17-新松戸19:22-我孫子19:36

 
 大月駅のタクシーに定員オーバーだが、細身5人1台に乗せてもらい変電所を過ぎたあたりで降車する。(笹子駅からの乗車でも同じ料金になるとのことだったので予約して大月駅から乗車。)しばらく行くと登山口から急にひらけた風景になり、そこで登山届を提出する。カラマツ林が雑木林に変わるころ、10時10分清八峠に到着する。ここは清八山と本社ヶ丸の分岐になる。道標には、左手(東方向)「至本社ケ丸40分、鶴ケ鳥屋山190分」、右手(南方向)「至御巣鷹山150分、三ツ峠山160分」と書かれていた。10年くらい前に登ったこともある三ツ峠山は、ここから以外と近い。ここは雑木におおわれ展望がない。ここから少し先には鎖の無い岩場が続き、岩稜を登りきってピークに立つ。本来ならばこの辺りから、三つ峠山の向こう側に富士山が拝めるらしいが、ちょうどその辺りに大きな雲が立ちはだかり全く見ることができない。さらに少し進んだところで本社ヶ丸の頂上に辿りつく。
 
 山頂はそんなに広くない。快晴だったが、それほど暑く感じなかったので、30分ほどの昼食タイムにする。やはりここでも富士山は見えないが、南アルプスや八ヶ岳、奥秩父、丹沢方面などの展望は開けている。予定より少し早い11時20分に山頂を後にする。急な斜面を少し下るとブナやカラマツの広がる気持ちよい尾根に変わる。低山だが、時々吹く風に心地よさを感じながら快適に歩を進める。途中、笹子駅からの登山ルートとの合流点は1,377mの小さなピークになっているが、「角研山」と書かれた小さな木札がくくり付けられている。小さな登り下りを繰り返すと、いくつ目かのピークで展望が開け、目の前に鶴ケ鳥屋山方面が見えた。ヤグラ跡を過ぎ、いったん下って幅広い尾根を登り返すと、14時丁度に鶴ケ鳥屋山山頂に着いた。
 
 樹木におおわれた見通しのきかない山頂だ。ここからの長い帰りの行程も気になり、そこそこで山頂を後にして下山する。ここの下りがかなりの急坂で滑りやすい地面なので、体制を低くし、立木やところどころに張ってあるロープなどにつかまりながら慎重に下る。40分程下るとガードレールが見え道路が出てくるが、初狩と書かれた看板の先の赤松のある林に再び入っていく。丸田沢の音が聞こえてくるともう少し。途中、県営の採種園がある。堰堤の脇に出て、すぐ下で丸田沢を右へ渡ると工事用の林道に出る。しばらく下ると「ちがさか橋」で車道にでる。山梨リニア実験線の下をくぐり、中央線の線路を渡り右へ折れれば初狩駅だ。駅前のコンビニでビールを買い16時40分に駅に到着し、予定の電車に間に合った。日帰り山行とはいえ、歩行8時間で歩き応えがあり、珍しい花々とも出会うことができた中身の濃い山行でした。参加の皆様、大変お疲れ様でした。

                     変電所から

登山届箱



                    三つ峠山方面

意外と多かった岩稜帯



                    本社ヶ丸山頂

どうやって育ったのでしょうか


山中で見つけた花々 (INO准教授?監修です)


レイジンソウ
花の形が舞楽の伶人がかぶる冠に似ているから

ソバナ
険しい山道(岨・・そば)に生え、若菜が食べられるので岨菜

シロヨメナ              
野菊の仲間で、ノコンギク、ユウガギク、カントウヨメナ等
似ている

キオン(黄苑)
茎の上部で枝わかれして頭花を散房状につける、葉は互生、
舌状花は5個。ちなみに同じ花で薄ムラサキのものはシオン(紫苑)。これはよく目にします。アキノキリンソウは花を穂状、あるいは総状につけるので比べると違います。

ヤマトリカブト
有毒と薬用の両面をもっている

サラシナショウマ
若葉をゆでて水にさらし、食用にすることから

ムシグサの実
真っ赤な果実(液果)をつける

ハンカイシオガマ
全体が壮大なのを、中国の豪傑のはんかいにたとえたとか


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