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甲斐駒ヶ岳バックに摩利支天にて/仙丈ヶ岳 |
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実施日:平成25年8月8日(木)~10日(土) |
参加者:男性2名 女性3名 |
行程
8日:JR:我孫子6:37→日暮里7:07/12→新宿7:35/8:00(特急ス-パ-あずさ5号)→甲府9:28
バス:甲府10:00⇒広河原11:53/12:30⇒北沢峠12:55 ⇒北沢長衛小屋13:10(幕営)
9日:北沢長衛小屋5:00→仙水小屋5:40→仙水峠6:30→駒津峰8:20/35→六方石9:10→甲斐駒ヶ岳10:10/30→
摩利支天分岐11:20→摩利支天11:40→摩利支天分岐12:20→六方石12:40→駒津峰13:30→双児山14:20→
北沢長衛小屋15:50
10日:北沢長衛小屋4:05→仙丈登山口4:20→四合目5:40→大滝ノ頭五合目6:05→小仙丈ヶ岳7:05→
仙丈ヶ岳8:40/9:10→ヒュッテ分岐10:20→馬ノ背ヒュッテ10:25→藪沢小屋10:45→大滝ノ頭五合目11:20→
二合目分岐12:10→仙丈登山口12:40→北沢長衛小屋12:50
バス:北沢峠13:30⇒広河原13:55/14:10⇒甲府16:05
JR:甲府19:10(かいじ)→新宿21:00上野21:40→天王台22:16
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費用: 我孫子~甲府(JR) 広河原~北沢峠(バス)
(2,730+540(JR)+2,750(バス))×2=12,040
食料、テント場、その他 1,700 合計 13,740円
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共同装備:テント一式、共同マット、コッヘル、ランタン、ガスコンロ、ガス、ツェルト、食料
個人装備:シュラフ、マット、雨具、防寒着、ヘッドランプ、サブザック、帽子、水筒、食器、行動食、非常食、地図、他 |
太平洋高気圧が日本列島をすっかり覆い、安定したお天気が続いています。新宿からあずさ指定に乗り込み、快適に
甲府に到着。駅前のバス乗り場からは広河原まで乗車、市営バスに乗り継ぎ北沢峠には予定通りに着きました。大き
な樹林に囲まれた避暑地のような雰囲気な所です。ジャリ道を10分ほど歩き北沢長衛小屋に着きました。すでに色とり
どりのテントが張られ、ちょうど平らな場所が確保できたので、さっそく小屋へ受付に行きます。トイレもきれい、外には
ステンレスの流しに水道が3つ並んでいました。テント場近くにも水の流れている流しがあり、水が豊富で清潔感にあふ
れています。喉が渇いたので、冷たいビ-ルを買って乾杯!明日のコ-スの打ち合わせと準備をして就寝。満点の星空
に明日もお天気が望めます
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4:00起床、5:00出発。シュラフはそのまま、準備体操をしっかり行います。仙水小屋をほぼ予定通り通過、とてもいい
ペ-ス樹林帯を抜けると、岩がゴロゴロしている仙水峠に着きました。天気がいいから、摩利支天がよく見えます。
樹林帯やハイマツ帯の急登を頑張るとたくさんの山が見え始め、テンションが上がってきました。振り返ると仙丈ヶ岳、
北岳、オベリスク、景色に見とれながら駒津峰に着きます。ここからは道幅が狭いやせ尾根岩稜地帯を進み、巨大な
六方石を過ぎると直登の分岐です。もともとは巻道の摩利支天経由で頂上に行く計画でしたが、直登で登り、下りに
摩利支天にすることにしました。真剣なクライミングで岩場と格闘、どうにか頂上にたどり着くことができました。
山頂はたくさんの人がいて、天上の眺めをゆっくり楽しみ写真に収めました。富士山、八ヶ岳、北岳、間ノ岳、塩見岳、
鋸岳、鳳凰三山、数えきれない山々です。下山は岩稜と花崗岩の白く雪のようなザレ場を下り、ぜひ立ち寄りたいと
リクエストの摩利支天を目指しました。ここから臨む甲斐駒は荒々しさが増して、みんなで本当に感動しました。そして
はるか遠方に、黑戸尾根のシンボル三本剣の岩が見えていました。景色を眺めながら分岐まで戻り、駒津峰を経て
双児山へ向かいます。もうないと思っていた僅かな登りにちょっとがっかりしました。双児山山頂をあとにしてしばらく
下ると、樹林帯に突入します。急坂が続き、まだかまだかと文句を言っていたら、ようやく北沢峠に着きました。
テント場まで待ちきれず、着いたお店で生ビ-ルで乾杯をしました。
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長衛小屋を出発
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仙水峠には沢沿いを進みます
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樹林帯を抜けると岩がゴロゴロ、もうすぐ仙水峠です
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仙水峠から摩利支天、甲斐駒ヶ岳がよく見えます
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ひたすら高度をかせぐことに専念します
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振り返ると南アルプスの女王、仙丈ヶ岳が見えます
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急坂を上がると、たくさんの山が見えてきます
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駒津峰からの甲斐駒ヶ岳
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アップダウンの繰り返し
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直登コ-スに挑戦します
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山頂に到着!眺望最高!
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岩稜と花崗岩の白く雪のようなザレ場を下ります
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摩利支天にて
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荒々しい甲斐駒
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黑戸尾根のシンボル三本剣の岩が見えました
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摩利支天までの往復
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駒津峰にて |
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双児山へ下ります |
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3:00起床。シュラフとマットは片づけて、準備体操して4:05出発。ヘッドランプをつけてバス乗り場へ戻り、公衆トイレ横から
登山開始。最初は緩い傾斜の樹林帯が続き、昨日に比べると歩きやすい道です。
標識も二合目、三合目・・・とわかりやすく、大滝ノ頭五合目に着きました。左側の小仙丈ヶ岳のルートをしばらく進むと、森
林限界のハイマツが現れます。今日も快晴、この辺からの眺望は雲の上を歩いているみたいです。昨日は向こう側からこち
ら側を眺めていたと話すと、まもなくカ-ルが見えてきました。頂上へはほぼ予定の時間で登っています。風はなく強い日差
しで3000メートルとは思えない暑さ、充分水分補給します。写真撮影と食事としばらく休憩しました。そしてカールの底に位置
する仙丈小屋を経て馬ノ背ヒュッテへ下山開始。仙丈小屋にあるプロペラは風がないので止まっています。登山道の横に冷
たい水が流れていたので飲みました。馬ノ背ヒュッテの北斜面には残雪があり、転ばないよう注意して進みます。アップダウ
ンを繰り返し、やっと大滝ノ頭五合目に着きました。樹林帯も昨日より風がないので暑いです。このあたりで一本早いバスに
乗れるかもしれないと、少し期待がわきました。でも焦りは禁物、さらに慎重に下山しようと声を掛け合います。
テント場に着くと、バスの時刻まで40分でした。急いでテント撤収し、予定より一本早いバスに乗車できました。甲府に16:00
ちょっと、気温が40・7度でした。二日間ハ-ドな登山でしたが、サブザックで登れたことは、体力的に軽減されました。
天気に恵まれ、対照的な山歩きの面白さ、楽しさがありました。
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最初は緩い傾斜の樹林帯をジグザグのぼります
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小仙丈ヶ岳から雄大な仙丈ヶ岳
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高山植物が目を楽しませてくれます
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仙丈ヶ岳頂上です!
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お花を眺めてこの頃はのんびりです
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南アルプスの天然水を飲みました
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ライチョウ親子に会いました
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大きな山容に何度も振り返ります
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高山植物が鹿の食害に遭わぬよう柵があります
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樹林の中の静かな小屋、北沢峠まであと2時間くらいです |