2031m | 2232m |
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★実施日:2015年8月8日(土)(日帰り) ★参加者:KS、FY(L)、MT(3名) ★コース:
★経費:交通費 \7,480 電車:休日おでかけパス\2,670+\1,000(大月~塩山) タクシー(1人分):\1,470(往路)+\2,340(復路)=\3,810 ★集中連絡先:TBさん |
乾徳山は日帰りの山としてはメジャーであるが、その奥にある黒金山は行く人が少ない。日帰りで乾徳山~黒金山を縦走するのは非常に欲張ったプランではあるが、乾徳山林道が開通したことにより、可能となった。とは言っても、歩行時間は長く、日帰り山行としてはハードであることは間違いない。 乾徳山まで 連日猛暑が続いていたが、当日はやや曇り気味で暑さは和らいでいる。展望には不利だが、雷の心配が少なく一長一短である。 我孫子でMTさん。南流山でKDさんと合流し、メンバが揃う。早朝につき皆眠たいのか、うつらうつらしながら塩山に着き予約したタクシーの乗り登山口へ。もう少し待ったらバスがあるが、炎天下の林道歩きが省略できるのと、30分以上早く登山口に着けるのが大きい。 準備体操を済ませ、MTさん、KDさん、FRの順で歩き出す。思ったよりも涼しい。とは言え下界は猛暑の最中である。自然と汗が噴き出して来る。 銀晶水、錦晶水の各水場で小休止をとりしばらくして、気持ちの良い草原である国師ヶ原につく。ここでは頻繁にシカを見かける。近くに洒落た高原ヒュッテが見え避暑地の雰囲気だ。 月見岩のある扇平で小休止をとり更に進むといよいよ鎖場だ。最初の鎖場はちょっと岩が切れている箇所があったが、一つ一つが短く、ややスリルを感じる程度か。更に進むと山頂直下の鎖場が出てきた。ここは高度20mで鎖が無いと登れない。一人ずつ慎重に登り、登り切ったところが乾徳山山頂だ。山頂は抜群のロケーションだが、ガスっているのが残念だ。ここで昼食とし、まったりと山頂を味わった。 |
①いざ出発 | ②銀晶水で一休み |
③気持ち良い国師ヶ原にて | ④月見岩にて小休止 |
⑤鎖場を登る | ⑥乾徳山山頂にて |
黒金山を目指す 乾徳山山頂を後に、いよいよ黒金山に向かう。ここからは今迄と違いマイナールートである。途中、解りにくい箇所や若干のヤブもあった。水ノタルまでは初老の単独行登山者と一緒だったが、それ以降全く誰一人とも会わなかった。静寂の貸切りコースである。ややもすると小ピークである笠盛山に着く。展望は無いが、深山のピークの趣は十分だ。 笠盛山を後に黒金山に向かうが、ここからのルートは鬱蒼としたこれぞ奥秩父という様な雰囲気で、昨年の秋に縦走した国師ヶ岳~甲武信ヶ岳のルートとオーバラップする。最後の大ダオへの分岐より急登なるが、登りきったところが黒金山山頂であった。頂上に着き、思わず3人で握手を交わす。やはり全員が未踏のピークということで嬉さがこみ上げてくる。 写真撮影の後、軽く乾杯した。山頂独占で気持ちが良い。眼下には奥秩父の主峰があるはずだが、ガスっていて稜線はうっすらと見えるだけである、それでも遠くに甲武信ヶ岳方面が確認できる。その内、少しだけガスが引いて目の前に恐ろしいほど巨大な稜線が現れた。奥千丈岳~北奥千丈岳に連なる稜線で、頭の部分は雲がかかって見えないが、昨年の秋にMTさんと登った北奥千丈岳と国師ヶ岳が隠れていると思うと感慨深い。 下山 山頂を後に下山となるが、一つ心配の種が。タクシーを呼ぶ予定の桧尾で携帯が繋がらないなんてことはないだろうか? もしそうなったら、桧尾から天科まで1時間20分の難路を歩かなくてはならない。幸い3人共に違う会社の携帯なので、全て繋がらないことは無いだろうと思うが、黒金山山頂では全員繋がらなかったので若干の焦りは感じた。暫く下りて意外にもAUのKDさんの携帯が繋がりタクシー迎車依頼してひとまずホッとする。下山路は意外と良い道で、途中マルハダケブキの群生がとても綺麗であった。 下山口の桧尾ではタクシーが待っていた。塩山からは当然鈍行列車でビール片手にミニ宴会となり、いつのまにか高尾に着いていた。ほぼ予定通りである。 今回の山行は曇り気味であり展望については残念であったが、おかげで雷や夕立にも逢わず、奥秩父の日帰り山行を充分堪能できた。特に、レアな黒金山に行けたことは思い出になった。黒金山は本当に静寂の山であった。又、少人数ながら楽しいパーティであった。同行されたKDさん、MTさん、どうもありがとうございました。 (FR 記) |
⑦笠盛山山頂にて | ⑧これぞ奥秩父の森 |
⑧ゆうれい草(ギンリョウソウ)見つけた | ⑨黒金山山頂にてポーズ |
⑨黒金山山頂にて | ⑩帰路のマルハダケブキの群生 |