12月の山行
唐沢山<249m>   諏訪岳<323.7m>

山頂

【実施日】2016年12月4日(日)


【参加者】男性1名 女性3名  


【交通】

  行き : 我孫子(6:12) →常磐線各駅→ (6:16)柏(6:22) → 東武アーバンパークライン→(7:03)春日         部(7:07)→東武スカイツリーライン(区間急行館林行)→ (7:50)館林(8:13) → 東武佐野線         (葛生行) → (8:38)堀米         

   帰り : 多田(16:13)→ 東武佐野線(館林行) →(16:46)館林(16:54)→東武伊勢崎線

        (久喜行) →(17:23)久喜(17:24) 東武伊勢崎線(急行中央林間行) → (17:37)

        春日部(16:48)→東武アーバンパークライン→(18:29)柏(18:35) →常磐線快速         →(18:40)我孫子    


【費用】合計¥2,241 我孫子→ 堀米  ¥1,121 多田 → 我孫子 ¥1,121


【装備】一般的な日帰り山行の装備(昼食・行動食・地図・雨具・ツエルト等)


【実施行程】全行程 7時間20分 (歩行5時間40分 休憩1時間40分)

     堀米駅8:50 →(25分)→ 9:15林道入口9:20 →(35分)→ 9:55見晴小屋入口10:00 →(25分)     → 10:25イモリ山10:35 →(5分)→ 10:40見晴小屋10:45 →(30分)→    11:15唐沢山神社11:15→ (25分)→ 11:40唐沢山(249m)11:50 →(10分)→ 12:00昼食12:50 →(85分)→14:15京路戸峠 14:20 →(25分)→14:45諏訪岳(323.7m)14:55→(20分)→15:15

     京路戸峠15:15→(20分)→ 15:35京路戸公園15:35 →(35分)→ 16:10多田駅

【概要】天候:晴れ時々曇り (気温10℃程度)

   佐野市の北東部に位置する唐沢山一帯は栃木県立自然公園に指定されており、唐沢山から    諏訪岳を巡るコースは関東ふれあいの道「松風の道」として整備され、四季折々に楽しむ事が出来る。 今回は堀米駅から「松風の道」を経由し多田駅に下りるコースを選択。

   我孫子から2時間半程で堀米に到着、市街地の車道をしばらく行くとしっかとりとした標識が    建てられている林道入り口へ到着。    登山道まで1㎞ほどの林道では、唐沢山の「ムカデ退治」 と称し、清掃活動が行われていた。 (美しい里山はこのような地元の方々の努力によりしく維持されているのであろう(感謝!)     軽く汗ばむ程度で登山口入口である。



堀込駅東口


林道入口

   雑木林に松を交えた明るい尾根道は気持ちが良い。御料局三角点の立派な標石があるイモリ山221m    で休憩、さらに緩く尾根を辿ると「見晴小屋跡」のピークに到着(北関東道路唐沢山城跡トンネルの上)  南側に東屋のある浅間山(せんげんやま)から関東平野が望める。見晴小屋のピークから僅かな    距離で、展望の良い露岩に到着。高度感のある崖下には唐沢山に登るジグザグの車道が眺められ、    岩舟山や 三毳山が望める。     僅かに降ると鏡岩(昔、西日がこの岩に反射して、敵の攻撃を防いだと伝えられている珍しい岩)に、    車道を横断し短い坂を上がると唐沢レストハウスに到着。ここが唐沢城跡の入り口となる。 駐車場には観光客の車が多数、素晴らしい紅葉を楽しむ人々で賑わっていた。
   唐沢山城跡の紅葉を愛でながら散策、かつての唐沢山城の本丸散策城内に入り、現在は唐沢山    神社本殿が建つ唐沢山(249m)頂上に到着。(栃木百名山98座の標識は見つからず)


神社の紅葉

イイギリの赤い実

   唐沢山からは日光連山、秩父連峰は見られたが富士山は望めなかった。

   昼食をとり下山へ、「京路戸峠」の道標に従って、関東ふれあいの道に入る。

   幾つかの小ピークを巻いてたり越えたりと変化があり楽しく歩いて行くと雑木林の間から諏訪岳が見    えてくる。 急な階段を下り小ピークを巻くとベンチのある京路戸峠に到着。    尾根上の道を直進、村檜神社への 分岐を過ぎる西側の展望が開けてくる。    ロープのある急坂を登りと諏訪岳山頂。 頂上は小広く、西側の林が切れて、桐生、足利の山々の    眺めが効く。 山麓には田沼工業団地の大きな平屋根が並ぶ。 展望を楽しみ登ってきた路を京路戸峠までを戻り、僅かの下りで京路戸公園に到着。

   人気のない工業団地を通り抜け、秋山川を京路戸橋(車一台が通る幅)で渡り住宅地を通り抜け    ると多田駅である。

   低山ではあるが、歩きごたえのある距離で歴史と展望を楽しみめる変化に富んだ里山であった。


 
 

*唐沢山城跡(からさわさんじょうせき)

   唐沢山城は、藤原秀郷によって築かれた関東七名城の一つ。藤原秀郷は、延長5年(927)下野国    押領使に任ぜられ、唐沢山に居城を築いた。    その後、平将門の乱を平定した論功行賞で従四位、武蔵国下野国守・鎮守府将軍に任じられました。    城はその後も、子孫の佐野氏が700年にもわたり居城とし、江戸時代に山城禁止令が出されたため    1607年廃城となった。

   関東七名城とは上杉謙信の十度にわたる攻城をことごとく退けた城(太田城、宇都宮城、唐沢山城、    金山城、川越城)、唐沢山城は関東地方の古城には珍しく、高い石垣が築かれている。


<参考>  『電車でハイキング』 東武電鉄HP         唐沢山神社HP   他  
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