◆日 程 :2016年12月10日(土)~11日(日) ◆参加者:男性7名 ◆行 程: 10日:
◆概 要:
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渋の湯到着 |
いざ!出発 |
近くのBOXに登山届を入れて出発する。今回の雪山訓練の講師であり、SLをお願いしたTnさんを先頭に、Ihさん、Knさんと続く。つい早く体を動かしたいと焦りがちになるが、気持ちを抑えて登って行く。今日の行程はなだらかな上りで、アイゼン無しでストックのみ。うっそうとした森が続く南八ヶ岳らしい登山道だが、所どころで陽が差込み、頭上を見上げると樹氷が輝いている。 |
うっそうとした森が続く | 青空に輝く樹氷 |
3時間ほどで森から抜け出すと、目の前に黒百合ヒュッテ(標高 約 2,400m)が現れる。テン場は水場が無く、融雪で賄うようだ。整地し雪を踏み固めて設営にかかる。5名と2名に分ける予定だが、3人用テントへの入居希望者がいないので、私KwとIhさんに決める。1時間ほどで設営するが、続いて、ガソリンコンロの操作について講習する。 |
テント2張り設営 |
ガソリンコンロの点火講習 |
4時頃にテントに入りビールで乾杯。暫くして、食事担当Ihシェフの指示のもと「闇鍋」に移る。私は食事中に何度も両脚が攣り、周りに迷惑をかける。宴もたけなわだが8時頃に終了し9時ごろに横になる。深夜に寒くならないよう、持参衣類総てを着込んで寝袋に入るも、足下だけがいつまでも暖まらず苦労する。(帰宅後に気がついたが、足の指先に少し麻痺があり、暫くは違和感に悩まされそうだ。)テントに2人だけでは流石に寒く、吐く息も白い。それでも暫くすると寝入ることができたようだ。 |
夕暮れの黒百合ヒュッテ |
夕餉のヤミ鍋 |
□11日:晴れ お湯を沸かし各自朝食をすませる。アイゼンを装着して東天狗に向かう。ひっそりとした森の中を5分ほど行くと中山峠に着く。ここからは視界も徐々に開け、稲子岳や下界の街並みを左に見ながら、真っ白な樹氷が続く稜線を南に進む。しばらくすると正面に、雲で覆われた天狗岳が現れる。突き刺さるような冷たい風で顔面が痛くなり、ネックウォーマーで鼻と口を覆う。天狗岳は双耳峰で、東天狗岳の右隣には丸っこい西天狗岳も姿を現す。最後の急な岩場を1歩1歩ゆっくり上がって行く。振り返ると遠くに蓼科山が見える。およそ2時間で東天狗岳山頂(2,640m)に到達する。 |
朝陽が差し込む森の中 |
視界が開けて | |
雲に覆われた東天狗 |
陽に輝く樹氷 | |
稲子岳方面を背にして |
黙々と急斜面を登る | |
岩場を慎重に |
遠くに見える蓼科山 | |
丸い形の西天狗岳 |
山頂直下 |
風は強いけれど、晴れ渡った山頂からの展望は最高である。赤岳、阿弥陀岳も視野に入る。硫黄岳方面からトレースを登りつめる数名の登山者の姿も確認できる。南アルプスの鳳凰三山や北岳、仙丈ケ岳、そして奥秩父方面の金峰山。時間をかけて楽しみたいが、寒さもあって下山することに。快調なペースで下り、あっという間に黒百合ヒュッテに戻り、テントを撤収して下山開始。渋の湯まで下り、タクシーで茅野駅に15時に着いた。この山行は最初から最後まで、青と白の世界を堪能することができ、とても楽しい山行になりました。参加の皆さんのご協力、大変ありがとうございました。 (Kw記) |
景色最高!快晴の東天狗岳山頂 |
赤岳、阿弥陀岳、その先には南アルプス | |
奥秩父方面 |
テント場に戻って |