12月の山行
鍋割山



2日目出発前に鍋割山荘前で鍋割山荘から見た小田原方面の夜景と駿河湾
マウスポインターを置くと別の写真が出ます

日程:2016年12月17日(土)~18日(日)(1泊2日)
参加者:5名(男性3名、女性2名)
     @倉岡裕之さん他9名と合流(うち1名は小屋で合流)
コース
1日目 我孫子6:01-6:31日暮里6:34-6:55新宿7:11-8:30渋沢8:40-(タクシー)-9:05丹沢県民の森9:20-10:15二俣10:25-11:15後沢乗越11:30-13:20鍋割山荘
2日目 鍋割山荘8:30-9:30後沢乗越-10:10二俣10:25-11:10丹沢県民の森11:40-(タクシー)-12:20渋沢(いろは食堂)14:48-15:55代々木上原16:03-17:10我孫子
★費用:交通費 \4,400(電車:\2,800、タクシー:\1,600)、宿泊費:\6,500(2食付き)
★装備:初冬の小屋1泊登山の一般装備

 11月20日、つくばマラソンの日であった。全く練習もせずいきなりのフルマラソンはやはり無理で、35Km地点で護送車に乗せられる羽目に。完走できず轟沈したショックで朦朧としていた時、携帯に着信があった。山行企画係のMKさんからで、鍋割山山行のリーダーをやってくれないかとのこと。12月は忘年会のラッシュで予定が掴みづらく、山行はエントリーしていなかった。この山行も前日は忘年会であったが、ゆる登山なので、まあいいかなと引き受けてしまった。
 昨年度と同じく、倉岡さんを交えての鍋割山荘泊で、昨年度は10人以上の参加者がいたが、今年は2回目であり他の山行もラッシュにつき、参加者は少なかった。まあ5人集まればまずまずか。天気は良く、快適な登山が楽しめそうである。

 渋沢駅で倉岡さん一行と合流する。倉岡さんの同級生の方々らの計8名。我々5名と合わせて13名。軽く自己紹介をする。かなりバライティに富んだメンバーだ。タクシー4台に分乗し県民の森に向かう。タクシーで一緒に乗った女性の方は倉岡さんの同級生らしく、倉岡君と言っていたので、何かそれだけでも凄い方のように感じてしまう。へぼ登山者の悲しい性かも知れない。
 県民の森より歩きだし、ややあって二俣に着く。ここには鍋割山荘への荷揚げ用のペットボトルが置いてある。男性陣は4L、女性陣は2L持ったが、TKさんはザックに4L付けたものの左右のバランスをとるため、MKさんの2Lも持ち計6Lとなった。さすが当会1の若手である。しかし、倉岡さんは11Lを担ぎ貫禄を見せる。

 1日目

倉岡さんを交えて出発* 6Lを背負ったTKさん 倉岡さんは11L 

 しばらく歩くと分岐に着く。ここが後沢乗越で、寄からの道と合流している。ここからは本格的な登りとなり、途中に富士山が見えたり大倉尾根が良く見えたり、真鶴半島から伊豆諸島、南アルプス南部のビッグスリー(悪沢、赤石、聖)が見えたりで楽しい。倉岡さんの同級生NIさんの仕事仲間であるUCさんに色々と解説していただく。やたら山に詳しいと思ったら、大学の山岳部出身でボランティアの山岳ガイドをされているとのこと。道理で詳しい訳である。


急だが気持ちの良い登り 山頂からの富士山*

 鍋割山荘に着いた。ここは山頂イコール鍋割山荘で、どういう訳か丹沢は小屋が山頂に隣接して建っているケースが多い。富士山が真正面に見え素晴らしい。小田原の町や伊豆諸島の展望も良い。


山頂にて日の入りを待つ 夕食での1コマ*

 宿泊の部屋は2階にあり、スペース的には十分であった。小屋でTMさんという方と合流したが、この方は昨年も一緒であり、又、先日の雁坂峠山行でも出会ったとのこと。奇遇である。
 外で展望を楽しみながら軽く乾杯をし、寒くなったので小屋に入ると夕食の時間である。山小屋なのに夕食は豪華で食べきれない位であった。テーブルには同行した13人に加え、先程のTMさん、小屋のオーナーの草野さん夫妻、加えて2名の山岳部出身の若者が座った、楽しい食事兼酒盛りであったが、残念なのはポジションの関係で倉岡さんや草野さんの話が聞けなかったことである。まあ人数が多いので仕方ないことではあるが。しかし、ボランティアガイドのUCさん、生徒会長のNIさん等色々な方と交流できた。又、若者の一人はモンベルの社員で、モンベル君と言われる程モンベル好きのTKさんとは意気投合である。

 2日目
 スペース十分の小屋は快適で皆良く眠れたようである。果物たっぷりの贅沢な朝食をいただき、ゆっくりと出発。今日も良い天気だ。



山頂からの朝の富士山 果物たっぷりの小屋の朝食


下りはすれ違う登山者が多い 皆で山荘の前に集合 楽しい思い出ありがとう!

 下りはかなり速い。好天の日曜日なので、登って来る人は多い。倉岡さんの“登りはかかとで、下りはつま先で”というアドバイスは初心者の方に言った言葉だが、我々にも参考になる。
 かなり早く県民の森に着いたが、どういう訳が誰も携帯が繋がらない。仕方なく林道を歩き、繋がったところでタクシーを呼ぶことにしたが、10分程歩いた所で繋がり、4台のタクシーに分乗し渋沢駅に着いた。
 渋沢駅前の登山者ご用達の伝説の“いろは食堂”で打ち上げ。倉岡さんの話も聞けて楽しかった。ここは長谷川恒男さんの行きつけの店であり、山人間ご用達の店である。

 天候にも恵まれ、辛い場面の全くない快適山行であった。しかし、このような山行に慣れてしまっては、テント山行に戻れなくなってしまうかも知れない。
 同行された皆さん。どうもありがとうございました。(FR 記)

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