訓練終了後に全員で集合写真に収まる
◆実施日時: 2017年3月11日(土)~12日(日)・・・1テント泊 ◆参加者:男性7名 ◆装備:
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我孫子山の会で毎年行っている雪上訓練である。今年も谷川岳下の土合橋から湯檜曽川を2時間ほど進んだ上流の右岸、谷川岳側の傾斜地で行われた。
今年も土合橋から歩き始め、湯檜曽川左岸から右岸へと結構流れの速い沢を渡ったりで、目的の場所に着くまでにそれなりの訓練になった。 12時過ぎ訓練場所に到着。幕営用の雪面ならしにみんなで雪を踏み固め、8人用のダンロップ山岳用テントを雪上に設営するが、ペグ替わりの竹(竹ペグ)での固定方法なども入る。食事もそこそこに、傾斜地での上り下りでのキックステップによる歩行方法 、ザイルによる各種ロープワーク、カラビナの利用方法、また立木、スノーバー 、ピッケルなどによるセルフビレーの取り方、さらに滑落時のピッケルによる停止や、ザイルによる懸垂下降など盛りだくさんのメニューで時間を忘れる。5時過ぎまで、時折小雪の降る中で、特に新しく入会されたIHさん、NRさんは積極的にKNさん、TNさんの講習を受けられる。将来の厳しい山行に役に立つと思われる。 夜の夕食は我孫子山の会スタイルのやみ鍋である。日本酒、焼酎、ワインなどお酒の好きな山男にはたまらないひと時で、個性溢れるテントでの楽しい語らいで時間が過ぎた。夜中には風もやみ、満天の綺麗な星空だった。 翌日は快晴で、場所を150メートルほど北に移して8時から訓練を開始し、10時過ぎまで雪の傾斜面での昨日の復習も兼ね雪上訓練を行った。あっという間に時間がたち、帰りの時間もあるため、11時過ぎにはテントを撤収する。 快晴の中、来た道を土合橋に戻る。バス時間の記載ミスでちょうど良いバスがなく、タクシーで水上駅前まで戻る。いつもの蕎麦屋で反省~打ち上げを行い、水上、高崎、上野経由で我孫子に帰った 。 今年はこれまでと少し違った、“張り”のある訓練山行だった。(2017/03/23 BN) |
湯檜曽川の残雪を行く | 雪がちらつき始めた |
晴れ上がるひとときも 雪面がまぶしい | 荘厳な谷間に入り込んでいく |
左岸から右岸への徒渉 | 谷川連峰が見え隠れする もう少し |
静寂の湯檜曽川川床 異次元のような世界(写真はNRさんによる) | テント生活の一コマ(写真はIHさんによる) |
いつもの傾斜地で 登下降の基本を実施 | 1張りだけのわが隊のテント |
KNさんの指導のもと、摩擦懸垂の練習 | 経験者もおさらいを |
ベテランも訓練 | 訓練が初めてのNRさん |
気持ちのよい傾斜地だ | 講師のKNさん 摩擦懸垂の要領 |
昨日よりも急な斜面を使う | まずは確実な登下降を |
下から講師のKNさんの声が | 繰り返し繰り返し |
ロープの訓練 | お世話になったテント場を後にする |
谷川連峰をバックにIHさん | 木々のつくる陰影が美しい |
帰路を急ぐ | 土合橋近くで雪嵩が床~天井ほど(2メートル余) |