~5月の山行~

黒檜岳



歌ケ浜駐車場から男体山を望む マウスポインター  社山急登から眺める男体山と中禅寺湖

実施日:2017年5月20日(土)~21日(日)
参加者:男2名、女3名
行 程
初 日 我孫子駅5:00→(294号/真岡IC/北関東道/東北道/日光道)→8:00歌ヶ浜駐車場8:30→10:00阿世潟(1270m)10:10→10:40阿世潟峠(1410m)10:50→14:10社山(1826m)14:30→15:44 P1792m→16:50 P1816m→17:00幕営地(P1816下り窪地)
4:00起床→幕営地6:00→6:35大平山分岐6:40→7:25黒檜岳第1山頂(1976m)→7:35第2山頂7:45→10:50黒檜岳登山口(1270m)11:00→12:26熊窪→熊窪分岐→14:00高山(1667.7m)14:20→15:20 BS滝上15:34→15:50BS中禅寺温泉→(徒歩)→16:20歌ヶ浜駐車場16:50→(日光道/東北道/北関東道/真岡IC/294号)→21:20我孫子駅
2日目
費 用:食材、CB缶、バス代、車両諸費用(高速代、ガソリン代等) 4,568円/1名

 1日目
周遊歩道から望む社山の綺麗なピーク 社山山頂手前の小ピークから眺める奥白根山

  縦走路 
   ↓↓          
奥白根山
  ↓
  奥白根山
    ↓
前白根山
  ↓
  
   



 男体山を望む歌が浜駐車場を出発して周遊歩道を歩き、阿世潟から左手に登り進んで阿世潟峠に向かう。着いた阿世潟峠からは尾根に入り、右に登ると社山山頂らしきピークが見えてきた。さらに登ると南側が開け足尾方面の展望が広がる。ザレ場を通り、しばらく急登の稜線が続く。時折立ち休みを入れながら登るのだが、ここからの中禅寺湖と聳え立つ男体山の眺めが素晴らしい。さらに高度を上げると男体山の左隣に太郎山、帽子山王山が戦場ヶ原とともに良く見えるようになるのだが、この三つの巨大な塊が並ぶ様は迫力満点だ。到着した社山山頂は、周囲が樹林に囲まれており、南東側だけが大きく開けていた。

手前の小ピークから眺める社山 社山山頂

社山山頂を過ぎて広がる展望 群生するアカヤシオツツジ

 社山山頂を少し下りて進むと、一気に展望が広がり、黒檜岳に続く伸びやかにうねった稜線が延々と延びている。本日のハイライトの始まりだ。遠くに黒檜岳、右北西には中禅寺湖西岸と高山、そして残雪を戴く奥白根山が見え、更に進むにつれて左南西には足尾山系の山々と皇海山、鋸山の山並みが見えてくる。ただし足尾側の手前の山々は樹々が生えていない禿げ山で、その姿は痛々しい。足尾鉱毒の影響なのだろうか。
 うねりながら続く山の背を、アップとダウンを繰り返し、眺望を楽しみながらゆっくりと歩む。やがて1523mのピークを下ると一群れのアカヤシオが綺麗に花を咲かせていた。1792mそして1816mのピークを越えて背の低い笹原を下ると、周囲が笹原に囲まれ、足尾側に展望が開けた窪地に到着した。

1792m、1816mのピークと黒檜岳までの稜線の連なり ピーク1792mからピーク1816mと黒檜岳を望む


 2日目

大平山分岐に至る笹原を登る 黒檜岳山頂

 翌朝は午前6時過ぎに幕営地を出発。黒檜岳を目指して笹原の中の道を40分ほど進むと大平山分岐に到着した。ここまでの笹原には所々に登山路と見間違えてしまう鹿道がいくつも走っており、実際、一度誤って鹿道を進んでしまった。大平山分岐からコメツガの樹林帯に入ると其処ここにかなりの残雪が見られた。枯葉、枯れ枝そして倒木で進路が分かりづらい。立木に打ちつけられた黄/赤標識や赤テープを頼りに進むと黒檜岳頂上への分岐が見つかり、その分岐から西方に15分ほどで黒檜岳山頂に到着した。山頂は樹林帯の中で展望はまったくない。もう1つ山頂標識があるという東側山頂にも行ってみたが、一体どちらが本当の山頂なのだろうか? 山頂から分岐点に戻り、千手ヶ浜の登山口を目指して下る。途中シャクナゲの群落があり、美しい花を楽しむことができた。


黒檜岳山頂からの下りのシャクナゲの群落 シャクナゲの花

 黒檜岳登山口からは湖畔沿いに熊窪に向かい、熊窪から高山の登山を開始した。熊窪分岐で尾根に取りつき1.5時間ほどで高山山頂に到着したが、展望のない山頂にややがっかりする。バス時間に間に合わすため早々に下山を開始した。この下りではヤシオツツジ、ミツバツツジが楽しめるかと予想してきたのだが、これがまったく見られなかった。今年は、ツツジ類はハズレ年なのだろう。

高山の登山口となる湖畔の熊窪 高山山頂

  高山登山口にあるバス停に到着。中禅寺温泉バス停で降り、さらに徒歩で歌が浜駐車場に到着。一息入れて、帰路についた。
                                                                  6月 KH記


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