10月の山行
 明神ヶ岳(1169m)~明星ヶ岳(924m

 
 明神ヶ岳から眺める金時山

◇実施日: 2017年10月8日(日)
◇参加者: 女性5名
◇行程: 我孫子5:31-6:04上野6:17-7:45小田原・・・箱根登山バス8:10-8:52仙石     バス停9:20金時登山口-9:45矢倉沢峠-11:20火打石岳―12:30明神ケ岳-14:30   宮城野分岐-14:35明星ケ岳-15:00宮城野分岐―16:00登山口 強羅16:53-箱根   湯本―小田原18:37-上野―20:50我孫子
◇費用:4,340円(休日おでかけパス2,670円 バス1,000円ー 強羅~箱根湯本670円)
◇集中連絡先:Hさん 

  週間予報は晴れマーク、前々日に雨が降るも予報は裏切らなかった。当日は晴天、気温は高め  明神ケ岳は巨大下駄のあるお寺として有名な大雄山最乗寺コースがメジャーですが標高差の低い金時登山口・楽チンコースからアタックしました。参加メンバーも数回登られている方が多く心強い。小田原からバスに乗るとしばらく渋滞するもじきに動き出し仙石バス停下車。三連休と秋の行楽シーズンで車も観光客も多く感じられます。バスの中でSさんと相席になった女性が金時山を800回も登っていると聞き、ビックリ!良く回数を把握している、マッチを並べて数えているのだろうか?もはや主婦の台所、目をつむっても料理が作れる勢いです。

 道標に従って別荘地を歩くと右に登山口。SL Iさん先頭をお願いして後に続きスタンバイ。樹林帯の急坂を25分登ると金時山への分岐でもある矢倉沢峠に着く。うぐいす茶屋があり大勢の登山者が居る。茶屋の女将が外でBBQを焼いて煙モクモク美味しそうな匂いに誘われる。日陰で最初の休憩、座れば直ぐに行動食、Hさん持参の冷えた葡萄をいただき喉が潤いました。最近の葡萄は種無し皮ごと食べられる品種がありゴミが出ないのは良いですね。ここから背の高い笹原になり平坦な道や、緩やかな登りを繰り返しとても歩きやすい。開けた尾根に出ると明神ケ岳に続く稜線が見渡せる。後をふりかえるとススキの原の先に金時山、後方には雲の上から富士山の頭が少し顔を出している。あいにく雲の中に隠れています。尾根にはウメバチ草とマツムシ草が可憐に咲き乱れ、白と青の花道ロードに感激。


2 登山口  3 矢倉沢峠 

4 明神ケ岳へ続く尾根  5 大涌谷の噴煙


6 火打石岳 7 ヤマボウシの赤い実

8 ススキの原 平坦な尾根 9 マツムシ草

10 展望の良い縦走路

 陽差しが強くムシムシする(無視 無視)尾根の脇で水分補給と休憩、Nさん出身地、熊本の美味 甘いチーズをいただきパワーUP。眼下には箱根町、神山の裾野に広がる仙石原、紅葉にはまだ早く山々は、どっしりと緑色に覆われています。道端には様々な野花が咲いていて目に飽きない。11:20分火打石岳到着。この先樹林帯を進むと展望が開けて明神ケ岳山頂に到着。平坦に整備された広い山頂には、たくさんの人が居る。360度見渡され、正面に駒ケ岳、箱根最高峰の神山、白く噴煙を上げる大涌谷が見えます。この日は噴煙がレベルを超えていたのか駒ケ岳ロープウェイが停止していたという情報です。集合写真を撮り、5人共ピンクシリーズの上着を着ていて写真映えするかな! 山頂は強風(恐~怖~)が吹く所として有名らしく今日は穏やかでラッキー 山頂で30分の昼食タイム、急に霧が相模湾の方から真横に流れて来て、山頂は霧に包まれ出し早々に片付け13:00出発。山の天気は変わりやすいです。

 緩やかな尾根を下り、やがて岩交じりの急斜になり鞍部に着く。まだまだ縦走路を歩くと一面に蕎麦畑の様な光景、真っ白なマルバフジバカマが群生する花道ロード(第2章)広い防火帯に出ると宮城野分岐に着く。この先5分程で明星ケ岳山頂に到着。宵の明星がこの山に輝くことから明星ケ岳と呼ばれる様で、ロマンチックな名前ですね。木立に囲まれ展望はありません。やっと長い尾根の縦走も終わり最後の休憩、温かいお茶にIさん手作りフルーツケーキをいただき疲れもとれます。

11 明神ケ岳山頂にて記念写真  12 大輪フジアザミ 

13 明星ケ岳山頂にて記念写真  14 大文字焼きが行われる草地 

 宮城野分岐に戻り1時間程の下りに掛かる。赤土が溝状にえぐられた急斜で油断禁物、すると大文字焼きが行われる明るい草地に出る。ハコネダケだろうか燃えカスが地面に残っていました。程なく下ると登山口の道路に出た、道なりに歩きバス停に到着。集中連絡先を引き受けて下さったHさんに下山報告を入れました。バス停で待つ先客の方がバスは満員で見送られたと聞き、道路渋滞も予想される為メンバーと話合い帰りの交通手段を変更して、強羅駅を目指し登山鉄道に乗り帰路に着きました。

 冷静に先頭を歩き、野草に詳しいIさん、列の真ん中で前後の確認をされ常に声掛けをしてくれたベテランHさん、場を盛り上げスマホ得意なNさん、チーム若手No.1美声のSさん、皆さんと共にお花いっぱい秋の山を楽しむ事が出来、ありがとうございました。
M.O. 


出会った野花
  ヤマハッカ・マルバフジバカマ・ノコン菊・ハコネ菊・フジアザミ・ホタルブクロ・秋のキリン草・ウメバチ草・  マツムシ草・ワレモコウ・リンドウ・ホトトギス・トリカブト・テンニン草・etc


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