3月の山行



玉原湿原スノーシューハイキング


真っ白な湿原に足を踏み入れて


実施日:2019年3月9日(土)~10日(日)
参加者
:男性2名 女性2名 計4名
行程
3/9 往路: JR我孫子5:41-上野6:26-(高崎線)―高崎8:24-(上越線)―9:12沼田
        関越交通バス 9:20-10:27玉原ラベンダーパーク・・ペンション
        コース ペンション11:00…スキー場11:20…東銅金沢付近12:00…1302m13:00…分岐13:16…14:00
        玉原湿原15:00…16:00スキー場…16:20ペンション
3/10     コースペンション8:40…9:55リフト終着点(1402m)…10:40昼食11:40…12:00ペンション村…12:40
        ペンション13:40…バス停 
   復路 関越交通バス 玉原ラベンダーパーク13:58-15:03沼田JR 沼田16:10-(上越線)―16:56
       高崎16:59-(高崎線)-18:48上野18:54-19:30我孫子
費用: 交通費 8100円(JR 6040円 関越交通バス2060円)   宿泊費 バンデルージュ 8800円     
       総合計 16900円
装備:スノーシュー 雪山一般装備 ストック スパッツ サングラス等
   
        「青い空と積もったばかりのまっさらな雪の上をほぼ独占して歩いた二日間でした」



概要
このコースはマーカーも踏みあともなくまた雪も深いというので不安でしたが、Kwさん、Nkさんの参加を得て実施することが出来ました。道のない雪の上で実際の地図とスマホのアプリを使い自分の位置を見ながらの楽しい山行となりました。
 9日朝、我孫子の三人と川崎からのNkさんが沼田駅で合流し玉原スキーパークまでのバスに乗りました。バス停歩いて1分のペンションで荷物を預け身支度をして、スキー場のレストハウスにある登山届ポストに登山届を提出しました。コース取りをお願いしたKwさんの提案で、天気が良いので計画書の9日と10日のコースを反対にし今日は玉原湿原方面にしようという事になり集中連絡先のTnさんにその旨を連絡しました。
 スキー場の東端のキッズランドの横からブナ林に入り、Kwさんを先頭にスタート。ペンションのオーナーの話では昨日30センチくらい降ったそうで、雪はふかふか、でも風が吹いたのか木には雪が無いのでとても見通しが良いです。一列で歩いていたのがそのうち新雪の上を思い思いに歩いたり「こんなにきれいな所なのに誰もいなくて気持ち良いね」「でも誰にも教えたくないね」なんてTnyさんと話しながら、しばらく傾斜の少ないブナ林を楽しみました。健脚のKwさんたちについていけるか少々心配しながら時々は傾斜を上り沢を超え、時間が読めないのでとお昼は立ち止った時に少しずつ取りながら進むと、珍しく雪から標識が顔を出していました。ブナ平方面から玉原湿原への分岐だと確認。いったんはそこを離れ1302m地点を目指すことになり傾斜を上り、左側は雪庇が張り出した尾根道をしばらく進み山頂が遠いなあと思った頃「少し行き過ぎたかな」というKwさんの声、「このまま、尼禿山に進むのも良いですねえ。」というNkさん。もちろん来た道を戻り先ほどの分岐を湿原に下りることに。ほどなくしてぱっと開けた湿原の真っ白で広くて輝いていた事!しかも誰も踏んでいない!踏んで良いのかなあ!四人で踏んでしまいました!お昼は歩きながら済ませたけれど、時間に余裕もあるし用意していたおでんを食べたいという提案に反対者は無く、湿原の真ん中に陣取りおでんを温め、体を温めることになりました。Tnyさんが用意して下さったインスタントのお汁粉もおいしかったです。湿原の隅に二人の人がいたけれど今日会ったのはこの二人だけ。しばらくはのんびりと景色を楽しみ、写真に収めました。
湿原入り口の神社の鳥居は上の部分だけ雪の上に顔を出していて雪の深さがわかります。夏のバス道に出て、途中から又林に戻りスキー場のアナウンスを頼りにスタート地点へ到着。今日のコースを無事に終了しました。レストハウスの前で申し訳けなさそうに「どうしても買ってきたいものがある」というNkさんを少し待ちペンションへ。オーナーは待ち構えたように出てきて、親切にみんなのスノーシューやストック等を乾燥室に収納してくれました。
夕飯までお風呂に入り、Nkさんの例の買い物を少しだけ頂いたりしながらのんびり過ごし、オーナーの合図で山行としては贅沢なフランス料理がスタートしました。ビールも三本頼んだけれど多分冷え冷えを飲ませたくて一本ずつ運んでくるというこだわりのオーナーです。魚料理に肉料理と続きデザートもありお腹いっぱいで食後は9時ころまで話が盛り上がりました。



湿原を行く
スノーシューバンザイ
10 神社の鳥居が頭を出していた


10日:朝食後兎平方面へ8時40分に出発。ペンション村の前からスキー場の脇を進み今日もきれいなブナ林の中へ。少し雪が締まってサクサクと歩け、昨日とは違う感覚でばらばらと好き勝手に歩くのも楽しく新しい雪の上に何本も足跡を付けました。時々兎らしい足跡や多分テンと思われる足跡が私たちとは違う方向へと走っているのや朝日に照らされたブナの木の陰もグラデーションが出来ていてとても美しく見とれてしまいました。スキー場では「アイスバーンに気を付けて」のアナウンスが流れる中、小さなスノーボーダー達が見事にがりがりと滑っていくのが見えます。スキー場とつかず離れずに少し上がると右手に上州武尊が真っ白に気高く見え始め又右側には谷川岳を中心とした山々がきれいに輝いていました。葉も雪も落とした今日だからこそ見える景色に感動しながら、東側リフトの終点標高1400m地点まで。途中かなり急な勾配が有り苦戦しましたが登り切ったところには谷川岳がより大きく広く美しく見え大きな褒美をもらいました。ここで時間的に折り返し、登ったら下りないといけない斜面に不安を抱えるも先頭のKwさんは大丈夫とばかりサクサクと下りていかれます。何とか頑張るものの最後は雪の滑り台を気持ちよく滑り楽をしました。
お昼は雪の上でお湯を沸かしカップラーメンなどで済ませて、キャンプ村やペンション村のそばの兎平をハイキング。雪に覆われたペンション村は建物がヨーロッパ風に統一されていてちょっと外国に来たみたいです。ペンションには裏手から到着、気が付いたオーナーがすぐ出てきてスノーシューなどを乾燥室へ入れてくれました。預けた荷物を受け取り帰る準備をしようとしましたが、時間もありオーナーの親切にも気を良くしペンションで男性陣はビールを女性陣はコーヒーをお願いし目の前がバス停という事もありのんびり時間を過ごせました。
 来ないかと心配したけれど時間ぴったりに表れたバスに乗り沼田駅に到着。本数の少ない上越線を待つ間、駅前の老舗のお蕎麦屋さんで十割そばを食べ、帰りは上野東京ラインで川崎までこのまま乗って行けるNkさんと上野まで一緒に帰り、常磐線に三人は乗り換えて帰途につきました。
 素晴らしい天気とお仲間に助けられ、本当に楽しく無事に終えることが出来ました。有難うございました。


朝日が差して美しい影
キャンプ場も雪に埋もれて
木立の向こうに上州武尊
谷川岳を背に

 ペンション村


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