~~3月の山行~~


雨巻山




三登谷山山頂にて

山行日: 2019年3月9日
参加者: 5名
活動距離: 6.87km
行程: 大川戸駐車場8:00~清滝分岐~8:49足尾山(413.1m) ~9:14御嶽山(433.0m)~峠分岐~猪転げ坂~10:56雨巻山(533.3m)12:00 ~大展望台12:52~三登谷山(433.0m) 13:32~14:03大川戸駐車場

 栃木県南東部の益子町と茂木町の境にある雨巻山は、登山道や駐車場がよく整備され人気の山である。天気は快晴、風もなく絶好の登山日和となったこの日は、時計回りに足尾山(あしおさん)、御嶽山(おんたけさん)、雨巻山(あままきさん)、三登谷山(みつとやさん)を周回する。 


 午前8時過ぎ、登山口となる大川戸駐車場に到着した。駐車場はすでに十数台の車が駐車しており、準備する間にも次々にやってくる。軽く準備運動を済ませて、いざ出発だ。


登山開始


足尾山山頂


御岳山山頂からの眺望

❖登山口~足尾山
 Fさんをトップとして、ピザ屋?カフェ?(茶屋雨巻)の前を通り小さな沢沿いの山道に入る。短い坂を上がって尾根上に着くと右に尾根コース、左に沢コースとコースを分けるが、ここは足尾山山頂を目指す沢コースを進む。初めこそ沢を横目に進むが、途中から沢の中を進むことになり、岩登りする個所も出てきた。ロープが張られているが、足を滑らせないように進み、さらに雑木林の中を進むと足尾山山頂に到着する。樹林の中の狭い山頂で木々に囲まれて展望はあまり良くはないが、明るいベンチがある。


猪転げ坂

❖足尾山~御岳山~雨巻山
 足尾山山頂からしばらく尾根を進むとやや厳しい傾斜の岩の鎖場が現れる。これを登りきると御岳山山頂に着く。北側に展望が開けており、今登って来た足尾山が見下ろせる。
 ここからは明るい稜線歩きが続く。細かなアップダウンはあるがいたって穏やかだ。さらに進むと行く手に丸太階段の急登が現れる。これがこのコースの急登、「猪転げ坂」だ。階段状の急登を10分ほどゆっくりと登るが傾斜はそれほどもなく、ちょっときつめの上り坂といった程度だ。その後も特に危険個所もなく、雨巻山山頂に到着する。
 山頂は、予想どおりの混雑で、ベンチとテーブルが10セットほどはあるが、ほぼ埋まっていた。1つ空きを見つけて大休憩とし昼食とする。おおかた樹林に囲まれてはいるが北東に大きく開けて展望が良い。昼食を済ませた後は木造りの展望塔に上がり筑波の山々を眺めた。


雨巻山山頂への気持ちのよい登山道

❖雨巻山~三登谷山~登山口
 明るい木立の中を雨巻山山頂から三登谷山に向けてきれいな自然林の中の下りが続く尾根道を進む。途中、階段道と岩場道とに分岐するので岩場を進むが、すぐにまた合流する。
 雨巻山山頂から40分ほどで今日最後のピーク三登谷山山頂に到着した。標高433mは雨巻山よりちょうど100m低い。この山頂からは、この時期は、正面に男体山、白根山など日光連山、左には皇海山、足尾山、右には塩原、那須の山々の雪を戴いた神々しい姿を眺める予定であったのだが、残念ながら雲がかかりほとんど見えない。本日のハイライトのはずだったのだが…。しばらく待ったが一向に晴れそうもないため、あきらめて出発した。
 三登谷山から先も雑木林の道が続くが、標高を一気に落して林道に出る。そこからほんの数分で大川戸駐車場に戻った。
 この周回コースは、登山道はよく整備され、山あり谷あり鎖場あり沢登りありと変化のあるコースで飽きない。参加者に山行の感想を聞くと、皆面白かったとのこと。SUさんは少し物足りなかったそうだ。まだ14時過ぎだ。時間はあるので、益子焼の窯元が集まる共販センターに立ち寄り、帰途についた。

雨巻山山頂でくつろぐ登山者たち

2019/4/7 HK記 


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