~9月の山行~



編笠山・赤岳・硫黄岳



編笠山山頂で


実施日程 2019年9月14日(土)~16日(月)
経過 14日 交通(往路)布佐発6:07 → 6:23我孫子6:28 → 6:58日暮里7:09 → 7:32新宿8:00(スーパーあずさ5号) → 9:53小淵沢(タクシー) → 10:20観音平
観音平〈登山口)10:33 →13:39編笠山14:52 → 青年小屋15:16
   ・・・・・ 標高差 963m/歩行時間3時間30分、休憩時間 1時間13分/日没時刻 18:04
15日 青年小屋6:15→7:54権現岳8:15→9:44キレット小屋10:04→12:04赤岳13:06→14:33三叉峰14:52→15:59硫黄岳小屋
   ・・・・・標高差 1074 m/歩行時間 7時間42分、休憩時間 2時間2分/ 日没時刻 18:05
16日 硫黄岳小屋5:57 → 6:20硫黄岳6:29 → 7:05夏沢峠7:17 → 7:36オーレン小屋7:43 → 8:10夏沢鉱泉8:50 → 桜平9:17
   ・・・・・標高差 -594m/歩行時間 2時間12分、休憩時間 1時間8分

交通(復路) 茅野駅13:39 → 15:41新宿15:50 → 16:11日暮里16:17 → 布佐17:0
装備 山小屋2泊装備・・・・雨具、地図、昼食、行動食、飲み物、ヘッドランプ、携帯電話、ツェルト、手袋
地図 国土地理院1/25000/山と高原地図「八ヶ岳」(昭文社)
経費 往路・・・・・電車代(JR):布佐~小淵沢 5,872円 タクシー代:小淵沢~観音平 約3,070円(1台)
復路・・・・・電車代(JR):茅野~布佐 6,196円 タクシー代:桜平~茅野 7,880円
       往復タクシー代/1人:2,740円
小屋宿泊料(食事込み)・・・・・ 青年小屋・1泊2食 8,500円/ 硫黄岳山荘・1泊2食 10,000・・・・・・・・・・計33,308円 他



 山行の概要
 今回の山行も目まぐるしく天気予報が変わることで、山行を実施できるかどうかヤキモキしたが、結果、前日の天気予報通り(14日登山指数A  15日登山指数A  16日登山指数C )になり、計画全部の行程は達成できず最終日には、エスケープルートにて下山するも、14日・15日は、快晴無風の完璧な状況中での山行になり満足することができた。
阿弥陀岳  左側の稜線が南稜  ➡拡大写真



 14日
 新宿駅にて若干時間の余裕を得るために、当初の計画より1本早い電車で、Ihさんとは布佐駅で、Kmさんとは電車の中で待ち合わせ 、Odさんとは、小淵沢駅で落ち合った。
 計画通り、観音平登山口に定刻に到着し、サブリーダーのKmさんを先頭に、Ihさん、Odさん、Tuの順番で歩きだす。
 編笠山までの行程は、最初勾配のゆるい山道を進んでゆく、体をならすには、ちょうどよい感じであった。暫く歩くと樹林帯になり、木洩れ日が非常に気持ちよかった。
 しかし、森の中を彷徨う感じで、時折、木や枝に巻かれているテープを見失い、登山コ-スをはずすこともあった。今回は天気がよく気持ちよく歩いているものの、視界不良のときには、非常に危険と感じた。押手川を過ぎると岩場になってきて、勾配も急になってくる。道もだんだん狭くなり、鉄のハシゴが出てくる。樹林帯から、はいまつ帯に変わると展望が開け頂上が見えてくる。編笠山頂上は、岩場だがスペースも広く、大勢の登山客が快晴の天気と360度眺望の素晴らしさを堪能していた。私たちも思わずそこで長居をしてしまった。
 青年小屋は、編笠山頂上から、ほとんど直線に急な勾配を30分弱程下ったところにある。遠い酒場といわれているこの小屋は、なかなかの?盛であった。大部屋は、いっぱいで、ぎゅうぎゅうであったにも係わらず小部屋を私たち4人で使用できたことは、運がよかった。遠い酒場に失礼のないように、夕食前に缶ビールを購入、乾杯して明日に備えて8時半に就寝した。
観音平からスタート
押手川分岐
編笠山 山頂直下
編笠山山頂にて
拡大写真
山頂から望む 権現岳・赤岳・阿弥陀岳
青年小屋が近い拡大写真
青年小屋AM4時

 15日
 朝、4時半過ぎに起床する、天気予報のとおり、朝から完璧な快晴である。朝食の時間が5時30分からであったので、計画より30分遅れの6時30分に権現岳に向かって歩き出す。小一時間も歩くと急峻な岩場になりクサリ場やハシゴが出てくる。予想外であったが天気もよかったので良い練習になった。権現岳頂上は、編笠山と打ってかわり非常に狭く3人から4人ぐらいのスペースしかなく頂上を目指す人で渋滞しており、時間を費やしてしまった。権現岳から赤岳間は、今回の山行の核心部分である。権現岳より10分も歩くと噂の長いハシゴが現れる。後方より8人の団体が迫ってくるが一人一人慎重にハシゴを下った。それから、約1時間、慎重にキレットを歩き続けキレット小屋に到着、この小屋は、思っていたより、新しく綺麗な感じがした。ここで少し長めの休憩を取り赤岳へ向かう。
 この辺りから、見る赤岳は壮大で威圧感がすごかった。これから歩く急峻な登山道もはっきり見えて、果たして登れるかどうか、若干不安にもなった。この急峻な登山道は、ザレ場の箇所が多く落石に注意しながら登り続け12時過ぎに頂上に到着した。赤岳の頂上もかなり混雑しており、私たちの集合写真も撮れない状況であった。今山行の核心部分を無事通過した安心感もあり、ここでも、長めの休憩をとり硫黄岳小屋を目指した。しかし、ここからが今回の山行で一番厳しかったかもしれない。地蔵の頭までは、下り基調で混雑しているが、そこから三又峰・横岳の間は、登山客こそ減ってくるものの、岩場のアップダウンが続き体力をかなり消耗した。特に横岳からの下りは、緊張する箇所が多く心身共に疲労困憊した。
 結局、硫黄岳小屋には、計画より1時間17分遅れで到着した。メンバーは、小屋の手続きも終わらぬうちに取り敢えずビールで今日の検討を祝し乾杯した。
 この、硫黄岳小屋は、天皇陛下もお泊りになられた小屋で、標高2650mにあるにもかかわらずトイレはウォシュレット、温水のシャワーが完備されている小屋で、食事の内容もよく、寝具も清潔であった。値段は、少し高いような気はするが、谷川岳にある某ヒュッテとは、大違いである。明日の天気予報を確認し、9時ごろ就寝した。この時点では、明日の天気は好転し、計画通りに山行を実施できるものと確信していたのだが・・・・。
青年小屋を6時30分スタ-ト
権現岳に向かう団体さん
旭岳から権現岳を望む
長いハシゴは渋滞しました
ツルネに到着
ケルンに石を積むKmさん

 絶景!にうっとり
赤岳への険しい上り拡大写真
赤岳まではハシゴと鎖場の連続
道標2種・・・赤岳山頂は大渋滞、集合写真撮れず、三叉峰(右)
 眼下に赤岳展望荘 横岳山頂にて

 16日
 朝5時から朝食のため、4時に起床した。環境が良いにもかかわらず、私を含め、他のメンバーもよく眠れなかったみたいだ。夜半に風が強く雨も激しく降ったということだ、私は気づかなかった。寝ていたかもしれない。
 計画どおりに朝6時に小屋を出発する。当初の天気予報が当たった。昨日までの天気とは、打って変わり霧雨が降り、風が吹いていたので、上下レインウェアを着用し硫黄岳を目指す。硫黄岳は、小屋から20分位のところにある。ここまでくると本格的な雨になり、風も強くなってきたので写真撮影もそこそこに夏沢峠を目指す。夏沢峠までは、勾配のゆるい登山道であるが、雨で濡れているため慎重に歩く。40分程で夏沢峠に到着する。そして、そこで、このような天候の中で計画どおり山行を実行するのか、エスケープルートで下山するかをメンバーで協議した。その結果、天狗岳の下りは、岩場になっており、濡れた岩場を下るのは危険だという結論になり、集中連絡先をお願いしているTnさんより、あらかじめ助言を頂いていたオーレン小屋経由で夏沢鉱泉から降りるルートで下山し、今回の山行を終了することにした。
 夏沢鉱泉には、8時10分に到着し、そこで。タクシー会社に配車を依頼して、9時20分頃には、桜平からタクシーに乗り込むことができた。茅野駅付近の浴場施設で汗を流し、Odさん行きつけの駅前のそばやで反省会を行い、茅野駅13時39分発のあずさで無事帰宅することができた。
硫黄岳山荘は朝から雨 硫黄岳山頂は雨と風と霧で視界無し
夏沢峠 山びこ荘から桜平に下山
オ-レン小屋に向かう
夏沢鉱泉に到着。タクシ-を呼ぶ 桜平からタクシ-で茅野駅へ


 今回の山行を無事終了することができたのも、参加してくれたメンバーの協力と快く集中連絡先を引き受けてくれ、いろいろと助言をしてくれたTnさんのおかげである。この場を借りて厚く御礼を申しあげたい。
2019/9/25  Tu 

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