10月の山行
 

小金沢山~大菩薩嶺


実施日:2022年10月22日(土)~23日(日)
参加者:男性3名
コース
【1日目:10月22日(土)】
天王台5:50-5:53我孫子6:00-6:14新松戸6:19-7:16西国分寺7:27-7:56高尾8:02-9:04甲斐大和9:50-(バス)-10:20すずらん昆虫館前10:35-10:50林道出合-12:50牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1990m)(昼食)13:05-13:45小金沢山(2014m)14:00-15:15石丸峠15:20-15:40大菩薩峠15:55-16:25福ちゃん荘(宿泊)
【2日目:10月23日(日)】
起床5:30福ちゃん荘7:00-7:55雷岩8:15-8:20大菩薩嶺(2057m)8:30-9:35丸川峠(コーヒータイム)10:15-11:30分岐-(0.20)-12:00大菩薩峠登山口(昼食)13:05-13:20大菩薩の湯(入浴)15:03-(バス)-15:27塩山15:54-17:14高尾17:15--17:44西国分寺18:00-18:58新松戸19:02-19:16我孫子
携帯装備: 秋山の小屋宿泊登山の一般装備
費用: 食費含め約\12,000
宿泊費(福ちゃん荘)\4,920(二食付き):YGZT割引(4割)
交通費 \4,740(電車:\3,680(大人の休日倶楽部会員は割引)
バス:\760+\300) 入浴料 \310(半額割引券使用)
6,450x2(電車)+1250x2(バス)+2100(ロープウェイ])=17,500円
集中連絡先: MTさん

       

【プロローグ】
10月21~23日は30周年記念山行の予定であったが、コロナ感染対策により中止となった。10月後半に宿泊山行がなくなり、会員に追加山行を打診した所、仙丈ケ岳という意見があった。仙丈ケ岳は甲斐駒ヶ岳とセットで登られるケースが多いが、紅葉が素晴らしい時期なので、単独でも素晴らしいと思い採用することにした。ところが、計画書作成中判明したのだが、広河原~北沢峠のバスが3年前の台風の影響で動いていないとのこと。伊那側の戸台からはバスが出ているが、行き難いため止めることにした。よって、手軽で時期的に紅葉が素晴らしいと思われる大菩薩山域に計画変更させていただいた。

【1日目】:
 天気予報は良好で雨の心配は無さそうだ。不順な天候が続いたが、この時期になってようやく天候が落ち着いた様である。今迄中止の山行が多かったが、とにかく晴れの日の山行を大切にして、倍額で味わいたいものである。
 我孫子で3人揃い、武蔵野線を経て中央線に乗り換え甲斐大和に着く。しかし駅を降りたらビックリでバス待ち登山者が長蛇の列。大菩薩人気でこのバスが混むのは解っていたが、まさかここまで並んでいるとは。定刻より30分待って4台目のバスにようやく乗れた。ゆったりと南大菩薩を味わいたかったのに、この30分ロスは痛かった。
 すずらん昆虫館前で降りて、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に向かう。このルートは近年開発されたルートで、私の古い地図には載っていない。よって、当初は石丸峠から小金沢山を往復するルートを設定したが、このルートを知り、展望の良い牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経由するルートに切り替えた。やはり計画時は最新の地図を見るべきだと痛感した。
SLのTKさんを先頭に、HTさん、FRの順で歩き出す。登山道は整備されていて歩き易い。2回林道と交差して、最後の登りと思っていたが、思いのほか長くなかなか着かない。山頂付近になると、多くの登山者が下りてくる。大菩薩峠以南はマイナーと思っていたが、季節が良いためそれなりに登山者はいる様である。美しい紅葉に癒されながら、ようやく最初のピークである牛奥ノ雁ヶ腹摺山着く。登山者は5パーティー程で、まずまず賑わっていた。ここで昼食をとったが、目の前に大きな富士山が。贅沢な昼食であった。

出発点のすずらん昆虫館

紅葉の登山道
牛奥ノ雁ヶ腹摺山から富士山を望む
牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂

次に山梨百名山の小金沢山に向かう。この間は登山道が不明瞭であった記憶があり、私は昔単独行で3回も道迷いした苦い経験がある。しかし、当時と比べて登山道は整備された様で、歩き易い道になっていた。予定通り40分で小金沢山に着く。このピークも展望は良好で、富士山が真正面に見える。他の登山者は無く、山を独占した様で心地良い。

小金沢山山頂から富士山を望む
好展望の小金沢山山頂


小金沢山を後に大菩薩峠に向かうが、森深くやや荒れた登山道を行くと、展望が開け笹原の狼平に着く。ここは以前に雪上訓練で幕営したという場所だが、気持ちの良い所。又、石丸峠手前の天狗棚付近では南アルプスの展望が素晴らしく、北は甲斐駒ヶ岳から南は聖岳まで全てが見渡せた。
石丸峠、熊沢山を経て大菩薩峠に着くが、やはりここは登山客が多く、賑わっていた。本来、ここに建つ介山荘に宿泊する予定であったが、予約がとれず残念であった。大菩薩峠から福ちゃん荘まではハイキングコースの良い道で、予定通り16時25分に福ちゃん荘に着く。


快適な狼平付近の登山道

狼平から石丸峠に向かう
天狗棚より望む南アルプスと大菩薩湖
大菩薩峠にて

 福ちゃん荘では入場手続きに時間をとられたが、YGZT割引のために仕方ない。一部屋貸し切りで快適。尤も他に客は1家族のみであった。ハイシーズンなのに不思議である。但し、テント場は満杯で、車でも来られるので、テント泊が多いのは納得できる。風呂まであったが熱くて入れず、汗を流しただけに終わった。夕食も盛りだくさんのメニューで美味しい。宿から真正面に富士山が眺められ、素晴らしかった。

【2日目】:
 5時30分に起床し、たっぷりの朝食の後、7時に出発。本日はやや曇り気味だった昨日より天気が良く、晴天である。初っ端、一番の急登の唐松尾根を登る。急登ではあるが、道は良く登り易い。一時間弱で展望の良い雷岩に着く。ここは多くの登山者が集う絶好のビューポイントで、富士山はもちろん、その前衛の山や塩山の町まで良く見渡せる。
 雷岩から大菩薩嶺までは直ぐだが、展望が無いのが残念。まあ今回山行の最高峰なので、記念写真を居合わせた登山者に撮っていただく。


ボリュームのある福ちゃん荘の朝食

お世話になった福ちゃん荘
雷岩からの富士山の絶景
大菩薩嶺山頂


 ここからは下山であるが、ちょっとマイナーな丸川峠経由コースを採る。しかし、すれ違う登山者はそれなりに多く、この山域の人気が伺える。丸川峠に建つ素朴な丸川荘で美味いコーヒーを飲んで一服する。小屋番の年輩の方はいかにも古き良き時代の山小屋のオヤジという感じで、好感が持てた。

趣のある丸川峠
丸川荘にてコーヒータイム

 十分くつろいだ後、急下りを経て沢沿いの林道を歩き、大菩薩登山口(裂石)に着く。登山口の食堂で美味しい山梨名物の“ほうとう”で昼食とした。
 その後、名湯大菩薩の湯に浸かり、乾杯をしながらバスの時間までくつろいだ。塩山駅でお土産を買い、山行の余韻に浸りながら帰路についた。

山行の終点 大菩薩の湯



【総括】:
 やはり大菩薩山域は歩き易く、展望も良く特に富士山と南アルプスが良く見えた。又紅葉が素晴らしく、人気があるのも納得できる。展望の良い山頂や峠の縦走は飽きる事がなく、楽しかった。
 あまり費用の事を持ち出したくはないのだが、福ちゃん荘はYGZT割引で4割引になったので、2食付なのに5千円弱で泊まれ、非常にお得感があった。
 とにかく、変化のある縦走、展望、紅葉、グルメ、温泉を満喫できた山行であった。
 参加された皆さん。山行では大変お世話になりました。どうもありがとうございました。

(FR 記)



topページ

sankourireki