涸沢岳側から見た奥穂高岳(赤色の屋根の山小屋は穂高岳山荘)/左は前穂高岳
実施日 | 2023年8月24日(木)-26日(土)(山小屋2泊) | |
参加者 | 4名(男性3名、女性1名) | |
経過 と 行路 |
1日目 (8/24) |
天王台5:38-我孫子5:42-6:12日暮里6:18-6:40新宿7:00-(あずさ1号)-9:38松本10:15-10:40-(バス)-11:55上高地(昼食)13:00-15:30岳沢小屋(宿泊) ・・・・標高差:登り665m 歩行時間2時間30分 |
2日目 (8/25) |
岳沢小屋5:00-紀美子平8:55-前穂高岳(3090m)8:40-紀美子平9:30-12:25奥穂高岳(3190m)(昼食)13:20-14:00穂高岳山荘(受付/荷物預け)14:20-14:40涸沢岳(3110m)15:20 -15:35穂高岳山荘(宿泊)・・・・標高差:登り1020m、下り194m 歩行時間:8時間40分 | |
3日目 (8/26) |
穂高岳山荘5:50-涸沢小屋7:40-7:55涸沢ヒュッテ8:30-9:50本谷橋10:00-11:00横尾11:15-12:20徳沢(昼食)12:50-明神13:50-14:45上高地16:00-(バス)-17:05新島々17:22-17:52松本18:40-(あずさ54号)-20:50立川-西国分寺-22:28我孫子 ・・・・標高差:下り1491m 歩行時間:7時間25分 |
|
携帯装備 | 夏の山小屋宿泊登山の一般装備 | |
費用 | 交通費=\19,610 電車(\4,840+\2,395 バス:\2,570)×2(割引前;大人の休日倶楽部で割引) 宿泊費=\26,000 岳沢小屋\12,500(夕食のみ)+穂高岳山荘\13,500(2食付)・・・・合計\45,610 |
❖1日目(8/24) |
穂高連峰のメイン回遊ルートであり、前穂高岳にも寄れるルートを設定した。個人的にも穂高連峰の中で前穂高岳のみ行っていなかったので、是非行きたいと思っていた。しかし、岩場のコースということで、かなり警戒していた。 昨年度も計画していて参加者も5名集まったが、台風の影響で中止となった。そのリベンジでもある。 天気予報はまずまずで、メインの2日目が一番良く、3日目の午後が怪しい程度。2日目は晴天予報ということで、決行する。 我孫子で全メンバーの4人が揃い、これから上高地までの長旅に。松本駅から予約したバスに乗り込み上高地に着く。平日に関わらず人が多い。時期的に仕方がないことではあるが、この喧噪が上高地らしい。 本日は上高地から直登で、宿泊先の岳沢小屋まで。THさん、MTさん、ITさん、FRの順で歩き出す。急登との事前情報だが、さほどではない。唯、暑さが辛い。しかしながら時々覗くアルプスの展望に癒されながらも、岳沢小屋に予定よりやや早く着く。 展望の良いテラスにてビールで乾杯する。小屋はコロナ後は完全予約制のためスペースは十分で快適だ。食事もカレーだが、おかずの揚げ物や野菜が取り放題で美味しかった。アルプスの山小屋はどこも快適だ。宿泊費が高いのが難点だが仕方ない。 |
出発点の上高地 | 天然クーラーの風穴 |
登山道からの吊り尾根 | 岳沢小屋でくつろぐ(1) |
❖2日目(8/25) |
予想通りの晴天で、気持ちが良い。本日は核心部で長丁場。よって5時に出発する。初っ端、難所の急登である重太郎新道。梯子やくさりが連続し、ややスリルがあったが、慎重に通過する。 重太郎新道を抜け、紀美子平に到着する。見晴らしの良い鞍部で、前穂高岳への拠点になっている。ここに荷物を置き、前穂高岳に向かう。前穂高岳への道は岩がゴロゴロして、ちょっと緊張する道。慎重に通過し、山頂に着く。晴天により展望は抜群で、他の穂高連嶺が大きい。 紀美子平に戻り、吊尾根より奥穂高岳に向かう。この吊尾根は転落事故多発地帯なので、気を抜かず通過する。ややあって、北アルプス最高点の奥穂高岳に到着する。山頂は祠があり、かなり多くの登山者で賑わっていた。天候が良く、やはり展望が素晴らしい。アルプスの大展望の中、昼食をゆっくりとる贅沢な時間を味わう。又、ジャンダルムから西穂高岳へ向かうルートも見えたが、やはりバリエーションル-ト感があった。岳沢小屋へ向かう道で会った登山者が、悪天候の中このルートを行き、生きた心地がしなかったと言っていたが、当然だろう。 奥穂高岳の山頂を十分味わった後、穂高岳山荘に向かう。これより先は以前も歩いていて、この間は危険な箇所は無かった印象であったが、穂高岳山荘近くの長い梯子の前後はかなりスリリングであった。 穂高岳山荘に着き、荷物を置いて涸沢岳に向かう。この山は山荘から近く、日本第八位の高峰にも関わらず、スキップする人が多い様で、不遇の山である。 山頂には直ぐ着いたが展望は良い。但し、北側の北穂高岳への道は崖で、正視できない程の怖さである。よくこんな所から登ってくる人がいるなあと感心する。 穂高岳山荘も十分スペースが確保され、快適であった。一応、難所は乗り切った安堵感はあったが、明日も長丁場なので、早目に床に着く。 |
重太郎新道の登り | 紀美子平に着いた |
涸沢岳からの急な下り | 穂高岳山荘を挟んだ奥穂高岳 |
❖3日目(8/26) |
最終日は下山であるが、天気は何とか持ちそうである。涸沢までの下りのザイデングラートは岩がゴロゴロして歩き難く油断できない。慎重に下り、涸沢につき涸沢ヒュッテで一服する。何故か涸沢にはサルが多い。以前こんなにサルを見かけた記憶は無いのだが。 涸沢から本谷橋を経て横尾に下る。ここまで来ると降りてきたという感があり、正に歌の文句の通り、“穂高よさらば”である。 横尾から上高地までは長いが平坦な道。途中、徳沢で昼食を採り予定通り上高地に着き、この穂高岳山行を終えた。 |
朝焼けに染まる穂高岳山荘 | ザイデングラートの下り |
涸沢小屋にて | 涸沢テント場からの穂高連峰 |
涸沢ヒュッテのそばから見た穂高連峰 | 本谷橋の上で |
横尾に到着(背景は屏風岩) | ゴールの上高地まであとひと頑張り |
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
❖山行を終わって | |
天候に恵まれ、北アルプスの重鎮である穂高連峰を堪能した良い山行になった。日本第三位の奥穂高岳、第八位の涸沢岳、第十一位の前穂高岳に無事登頂できた。かなりスリリングな箇所もあったが、慎重に通過すれば問題無い程度であった。又、足並みが揃った素晴らしいパーティーであった。 参加された皆さん、山行では大変お世話になりました。どうもありがとうございました。是非、想い出の山行の一つに加えて下さい。
|