~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~9月の山~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



尾瀬ケ原~裏燧ケ岳




燧ケ岳を仰ぎながら尾瀬ケ原を行く


実施日 2023年9月25日(月)~26日(火)
参加者 男性1名、女性5名
行程
行路
往路 我孫子5:42-上野6:26―高崎8:25-9:13沼田(関越バス)9:20-10:38尾瀬戸倉11:00-11:15鳩待峠
山行 25日 鳩待峠11:20…12:40山の鼻13:30-15:05竜宮小屋—15:20…15:50弥四郎小屋・・・・・・・歩行時間(4時間30分含休憩)
26日 弥四郎小屋7:20…8:00温泉小屋…段吉新道…10:00裏林道(合流)…11:00裏燧橋…12:40上田代13:00…13:45御池・・・・・・・・・・歩行時間(6時間25分含休憩時間
復路 会津バス:尾瀬御池14:05―15:45会津高原尾瀬口16:00-16:34新藤原17:00―下今市17:31-(特急リバティけごん)―18:41春日部―柏―我孫子
費用 交通費:JR:我孫子―沼田3080円、関越バス2100円、鳩待峠行1000円/会津バス:2180円、野岩鉄道1090円、東武鉄道:新藤原―柏(株主優待券)880円、特急券1450円・・・・交通費小計11780円
宿泊費:弥四郎小屋11800円・・・・・・・・・・合計23580円
装備 小屋泊まり一泊登山、昼食2回分、行動食、飲料水、手袋、帽子、ヘッドランプ、雨具/コロナ予防にシーツ、シュラフカバーなど/共同装備:ツエルト


~山行の概要~


❖9月25日
 我孫子駅が最寄りの女性陣5人と上野駅ホームでGBさんとが合流して高崎線、上越線と乗り継ぎ、沼田駅から尾瀬戸倉行の関越バスに乗車。ここまでスイカが使えた。鳩待峠行のバスに乗りいよいよ尾瀬に。
 今回は三条の滝と燧裏林道の予定が三条の滝周辺の工事の為に残念ながら10月3日までは三条の滝を見られない事が判明。皆さんにお知らせした。
 山の鼻までの下りは左に至仏山からの尾根が美しく見え、足元には水芭蕉やヤブレガサの大きな葉など猛暑を乗り越えた植物がたくましい。ところどころに熊よけの鐘が有った。
 山の鼻で昼食をとり、尾瀬ヶ原へ。目の前に広がる原と正面にそそり立つ燧岳。明日はあの燧岳の裏を歩く。背後には美しい形の至仏山。TTさんを先頭に木道を歩く。牛首で休憩。今日は急ぐ必要もなしのんびりといけるので楽だ。
 ヒツジ草の紅葉が池塘を彩り美しい。もう最後の一輪かなと思われるヒツジ草の花が咲いていた。丁度未の刻(2時)だねと誰かが。尾瀬ヶ原にはリンドウの花、ウメバチソウ、キンコウカガ咲いていた。斜面などにはトリカブトの綺麗な紫の花も見られた。毒性が強くあまり触らないようにと植物の本にある!竜宮小屋を過ぎると間もなく行く手に今日泊まる山小屋、弥四郎小屋が見えてきた。この眺めはいつも憧れの景色で今度こそ弥四郎小屋でしかも原の見える部屋にと。
 弥四郎小屋で受付、どの部屋か内心ドキドキ。なんと、入ってみると玄関の上に突き出した特別室のような見晴らしの部屋で大当たり。三方のガラス窓と他にもガラス窓で尾瀬ヶ原をどんと見渡せる。しかも17畳に女性5人。GBさんは別室希望で気の毒な部屋だったけれどご本人は気楽だからとか。夕飯前にお風呂に入って欲しいとの事だったの準備の出来た人から汗を流した。
 5時半に夕食開始。平日なのに30人くらいは宿泊していた。ハンバーグを中心として山クラゲや茄子の揚げびたし等、デザートは杏仁豆腐。食べている間に玄関横のコンセントでスマホの充電も出来た。部屋に帰ってお布団を引いたがまだ寝るのに早い。受付でトランプを借りてきて何する? 久しぶりだなあトランプって! まずはババヌキ、シチナラベでと盛り上がった。その後は思い思いの場所に陣取り熟睡した。



鳩待峠で さあ出発!


尾瀬ヶ原の池塘と逆さ燧/ヒツジグサ


ヒツジグザ/リンドウ


クロマメノキ/マルバノキ


弥四郎小屋の玄関/小屋の中でコーヒータイム


❖9月26日
 朝食開始は6時、それまでに準備を終え、サラダやお魚卵焼きなどしっかりした朝食にお腹一杯になって早めの出発をと玄関に出たら、「コーヒーが美味しそうなんだけど」と誰かがつぶやいた。全員一致で喫茶室へ。丁寧に時間をかけて尾瀬の水で淹れたコーヒーは本当に美味しかった。窓一杯の尾瀬ヶ原を眺めながらのコーヒータイム。幸せなひと時だった。結局、当初の予定と変わらずの時間に出発。温泉小屋に向かう。
 温泉小屋を過ぎ段吉新道との分かれ道に警告書が有り、三条の滝の進入禁止とその間の木道工事の為、道上に「×」が沢山ついている。2週間ほど前、三条の滝の工事の事を知り、観光協会に確かめ平滑ノ滝は見学できること、又我々は燧裏林道を御池に抜けることも言っていたので、「×」が有るけれど抜けられると判断、平滑ノ滝に向かった。一組のご夫婦が同じ方向に進んでも行った。しかし15分くらい進んだところで会った若い男性グループが「この先は行けない」と忠告してくれたので、安全を重視して分岐まで戻った。段吉新道は新道ではなかった。木道は古くて朽ちていた。さすがに燧岳の山麓で地図上で見るよりアップダウンもあり、沢を渡る一本橋が8本くらいも有って歩きごたえがあった。
 三条の滝との分岐に到着した時はほっとした。その後も地図上では見られない高低差を感じながら裏燧橋に。一休みして天神田代を通過。次に開けた田代についたが、これは西田代。草紅葉がきれいだ。次は横田代、そのあたりで多分熊の糞だろうと思われるものを二回見つける。裏燧ではずっと鈴を鳴らして歩いた。やっと上田代に到着。小屋で作ってもらったおにぎり弁当を食べる。予定通り13時に出発。13:44分予定通りの時間に御池に到着。2時5分のバスに乗る。初めての燧裏林道は巨木の多い原生林の山の懐深く山行を満喫出来た。
 参加の皆様、お疲れ様でした。お世話になりました。(Ym)




上田代で昼食/岩を抱いた木(アスナロ)

裏燧橋



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