5月の山行




赤城山(黒檜山)





赤城山山頂で(見晴台)



実施日  2024年5月12日(日) 
参加者  男性3名
行程    天王台(5.38) →我孫子(5:42)→上野(6:15/6:26) →高崎(8:15/8:18)→前橋(8:33/8:45) →(バス)→赤城山ビジネスセンター(9:54) →駒ケ岳登山口(10:25)→駒ケ岳→ ( 11:25/11:55)→赤城山(黒檜山12:40/13:15) →猫岩(14:05)→黒檜山登山口(14:40)→ 赤城山ビジターセンター(15:05/16:40)→(バス)前橋(17:52/18:15)→上野(20:14/20:24)→我孫子着(20:59)
装備  春山の日帰り一般装備
経費  JR(ジパング利用) \3,320 バス(往復)\3,400 合計 \6,720



【山行】
 前橋駅から赤城山ビジターセンター行きのバスに乗り、かなりの急勾配の山道を登ってゆく道すがら、シロヤシオに似た木があちこちに満開の花をつけていた。当日は午前晴れ、午後は下り坂との予報であったが、バスの終点到着時はうす曇りの空模様であった。
 赤城山は山頂からの眺望がすばらしいと聞いていたので、上では晴れて欲しいと思いながら、登山口を後にした。今回のメンバーは、自分が入会以来最も多くの山行にご一緒頂いているお二人、HTさんとFRさん。しかしこの3人だけで登るのは初めてだった。 HTさんを先頭に登り始めてまず思ったのが、登山道が素晴らしい事。道幅が広く、整備もきちんとされている。古くからの観光地にあり、また日本百名山という事で、地元が相当力を入れて管理しているのだろう。

 その歩き易い道が長い鉄の階段に変わり、暫く登ると最初のピーク駒ケ岳の山頂に着いた。山頂にガスはなく、麓の大沼の全容が綺麗に望めたのはラッキーだった。午後の天気の崩れに備え、今の内に晴れの写真をという思いもあり、そこで長めの休憩をとった。   
 駒ケ岳を後にしてオオダルミまで一旦急下降。その後200m程の標高差を赤城山頂まで登る。ガイドブックにはこの時期、道の周辺にはヤシオツツジが一面に咲くとあるが、今年は季節の移りが早かったのか、残念ながらツツジは見ることができなかった。
 暫くして赤城山山頂に到着し、 山頂から更に3分程歩いた見晴台と呼ばれる眺望の良い場所に移動した。ガスはないが、やはり一寸濃めの春霞の様な空気。それでも北北東に皇海山、日光白根山や燧ケ岳、北北西に谷川連峰等を望むことができた。空気が澄んでいればさらに素晴らしい景色だっただろうが、赤城山は紅葉も有名なので、本来の大展望は秋に来る時の楽しみに残しておこう。

 昼食休憩の後、山頂を後にして、黒檜山登山口までの標高差約500mを1時間半程で下る。岩と樹林帯混じりのこの道も良く整備されていて歩き易い。 急坂を延々と降りて登山口に着くと、目の前に大沼が開けていた。岸辺には白鳥ボート屋、食事処など数多くの観光施設があったが、観光客は数くなかった。 
 そこからバス停の赤城山ビジターセンターまでの間に赤城神社と覚満淵というスポットがある。前者は大沼の半島部に位置しており、朱色も鮮やかな社が目を引く。 後者は大沼とは別の浅い沼の周りに山が迫り、周辺に季節の花が数多く咲く風光明媚な所とのこと。
 天気も持ちそうだったので、バスを1台遅らせて覚満淵周辺を散歩する事とした。周回ルートの約半分を回ったものの、期待したツツジやミズバショウなどの花は見られず。ただ未だ残っていた鴨が2羽、近づく我々を警戒してガーガー鳴きながら泳いでいたのは愛嬌だった。
 その後ビジターセンター近くの手打蕎麦屋に寄って、ビールと山菜天ぷらそばで一日を締めくくったが、その中に山菜の王様「コシアブラ」も入っていて、町ではなかなか味わえない贅沢を堪能した。
 季節の良い時期、気心の知れた3人でゆったりとした一日を過ごし、山菜王コシアブラまで味わえた良い山行だった。
 MT記

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ビジターセンター前


整備された登山道


道標


駒ケ岳山頂


大沼


赤城山山頂


下りもなかなかだ


赤城山登山口


赤城神社


覚満淵


 




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