9月の山行 |
仙丈ケ岳 (3033m)
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仙丈小屋前にて |
○実施日: 2024年9月14日(土)~16日(月) ○参加者: 男性3名、女性2名 ○行程: コース・タイム: (日の出5:29 -31、日の入り17:57-54) 【14日】天王台5:38-6:12日暮里6:18-6:40新宿7:00(特急あずさ1号)-9:19岡谷(JR飯田線)9:45 -10:37伊那市駅-徒歩-JRバス関東 伊那バスターミナル駅10:45-11:08高遠着 高遠にて昼食、近場のスーパーマーケット(食彩館)で夕食用の食材調達 タクシー乗車13:00-13:25戸台パーク(仙流荘)着-戸台パーク14:20-15:15北沢峠、 徒歩で長衛小屋テント場へ 15:35着 【15日】長衛小屋テント場発5:05-5:56分岐6:02-7:21藪沢大滝の頭-8:44小仙丈ケ岳9:14-10:07分岐 -10:30仙丈岳10:54-11:01分岐-11:07千丈小屋12:18-12:59馬の背ヒュッテ13:14 -13:30藪沢小屋13:37-14:11藪沢大滝の頭14:19-15:54長衛小屋テント場着 【16日】長衛小屋テント場起床6:00-テント撤収-こもれび山荘前バス停発(南アルプス林道バス臨時便 北沢峠9:30-戸台パーク10:20) 11:10戸台パークにてタクシー乗車 高遠桜の湯12:00-15:30、タクシーで15:30-15:50伊那バスターミナルへ、 京王高速バス 伊那BT16:25-20:45新宿南口着 ○距離: 【14日】591m、標高差上り6m下り46m 【15日】9.7km、標高差上り1166m下り1162m ○歩行時間: 【15日】10時間46分(休憩時間 2時間46分含む) ○費用: 【往路】電車利用は天王台-伊那市まで\7,390×0.7→¥5260(大人の休日所有者) JR関東バス(路線バス) 伊那BT前-高遠¥530 タクシー 高遠駅-戸台パーク ¥8,010 (南アルプス林道バス)往復券\2,740 戸台パーク-北沢峠間 (運賃¥1,150+荷物代¥220)×2 【帰路】北沢峠-戸台パーク タクシー 戸台パーク-高遠桜の湯\8,810、桜の湯-伊那BT¥7,710 高速バス(京王バス) 伊那BT-新宿南口-我孫子 ¥3,900+830 テント張費用 ¥2000/人・2泊 大人の休日適用者 \20,200(一般\22,300) ○装備: (共同装備) 8人用テント、マット、ランタン、鍋ヤカンセット、バーナー、燃料 (個人装備) 雨具、ヘッドランプ、帽子、水筒、防寒用具、寝袋、個人用マット、行動食、 α米、レトルト食品、食器、着替え、スマホ、充電器、ストック、救急用品、常備薬他個人用物品 関係連絡先:白川タクシー 0265-72-2151、南アルプス林道バス 0265-98-2821 京王バス(伊那予約センター)0265-78-0007 張衛小屋(テント場管理)090-2227-0360(営業期間内) ![]() |
《実施概要》 (14日) 往路は新宿7:00発のあずさ1号に乗車、1か月前に予約は2,3日で空き席ガなくなるほどの人気路線、岡谷で降車し、JR飯田線に乗り込む。伊那市駅で下車、高遠行きのJRバス停は伊那バスターミナル内に設けられている。事前に徒歩3分との調べはついていたが、バスの発車までは電車下車時間から8分しかない。もたもたしていると遅れてしまう恐れがあるが駅を降りるとしっかりしたバスターミナルまでの看板表示あり。第一関門は無事通過。高遠は高遠城の桜は観光名所としてとみに有名であるが、黒川を挟んで河岸段丘上に開けた歴史的な趣のある街並みにも興味がひかれる。高遠で地元名物と言われるローメンやソースカツどんの昼食を取り、地元のスーパーマーケットで夕食の食材を買い込んだ。食料計画担当のMさんが必要な調味料やスープの素は事前調達してくれていたおかげで、野菜、肉類も手際よく現地調達できた。猛暑の中、アイスクリームを頬張りながらタクシーを待つ。20分ほどで戸台パークに着く。ここから北沢峠行と分杭峠行の南アルプス林道バスが出ている。 細い山道をくねくねと1時間弱登り切り終着駅のこもれび山荘前停留所に着く。ここからしっかり整備された坂道を15分ほど下れば長衛小屋テント場だ。200張は設置できるテント場はほぼ色とりどりのテントで埋め尽くされている。食事担当Mさんの大活躍で野菜や肉を仕込んだ鍋料理が出来上がり、一同、ビールで乾杯あげながら明日からの3000m峰への期待を膨らませ、8:00pm就寝。 (15日) この日は目の覚めた2:00amくらいにはテントに雨音が気になるほどの降雨になっていた。 その割にはテント内は結構蒸し暑く、ダウンを着込んだ体は汗でびっしょり。シュラフのジッパーをおろして眠りにつく。4:00am起床、朝食をそそくさと済ませ、ほぼ予定通りの5:05am出発。朝から小雨のぱらついている。いざ千丈ヶ岳方向へ向けて歩き出したが、橋を渡るところで道間違いに気づく。気を取り直し林道を横ぎるといきなり急こう配の登りが始まる。雨もいったん止み汗ばんできて雨具をザックにしまう。2時間20分経過したころ藪沢大滝の頭につき、時折晴れ間も覗くようになる。ここから往路は小仙丈岳への尾根筋をゆっくりとした足取りで進む。標高2600mを過ぎると徐々に高木が消えハイマツと低木の見晴らしの良い尾根道となる。霧が晴れ眼前の小仙丈らしき峰がくっきりと顔をのぞかせるが頂に着くころには視界は限られ甲斐駒が岳はおろか目指す仙丈ケ岳も判然としない。 初めてのテント泊で睡眠不足で必ずしも本調子ではないメンバーもいたが、一歩一歩着実に歩を進め全員千丈ヶ岳の頂に立つことができた。しかし頂上は横殴りの風雨の出迎えで好天は期待すべくもなく写真撮影をすますとすぐに下山にかかる。 下山は早い。快調な足取りで千丈小屋まで一気に駆け降りる。仙丈小屋では喫茶できるスペースもあり濡れた雨具を脱いで70分ほど昼食を取りつつ雨宿りと決め込む。ここでゆっくりと1時間も休憩するうちに外へ出てみると今まで煙霧の中だった周囲は、小仙丈、仙丈の弓なりの尾根のラインから下ろしたカーテンのようにカール状の山肌をくっきりと表わし眼前に現れているではないか。尾根上には10数名ほどの登山者たちが小さくそのシルエットを刻んでいる。これまでの苦行が一気に報われた思いでシャッターを押し続けた。ここからは沢沿いの下りルート。馬の背ヒュッテまでは40分でほぼコースタイム。分岐を右にとると、しばらくして藪沢小屋に着く。藪沢小屋は無人で、なぜか内部からはワイヤが伸びて山側からそれを固定しているようだ。小屋の地すべり防止のためなのだろうか?14:15頃には4合目の藪沢大滝の頭に戻り、ここからは朝登ってきた道を引き返す。ここからも意外に長かった。15:54張衛小屋テント場着。まずは明日の甲武信岳のお天気情報を収集と中止の場合の交通情報を確認しようとするもwifiがつながらない。(小屋まではwifiが届いているとの掲示はあるが、何人かチェレンジしたが接続できなかった)。結局、千丈小屋で聞いた芳しくない明日の天気予報と雨の中での本日の山行を照らし合わせ、甲斐駒ヶ岳登頂は別の機会に再チャレンジすることとした。 (16日) 6:00am起床。南アルプス林間バスは混雑時には臨時便が運航するとの情報を聞き込み、そそくさと朝食を済ませ、テント撤収。9:30amのバスに乗り込み、いざ戸台パークへ。ここでタクシー、帰りの高速バスの空きを探し出し一安心。 |
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こもれび山荘前にて |
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張衛小屋前テント場にて |
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小仙丈岳にて |
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千丈が岳にて |
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甲斐駒が岳 |
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紅葉樹 |
高遠に地縁のあるYさんの情報でさくらの湯で疲れた身体をじっくりと癒すことができた。 すべすべの単純アルカリ泉とのこと。美人お湯でも有名とのこと。 とっておきの穴場情報です。 近場に旅することがあったら是非とも立ち寄る価値はあります。また同所には広い休憩室もあり、高速バスの時間を見計らって、ゆったりした反省会を楽しむことができました。参加メンバーにおかれては、それぞれ持ち前の力量を発揮頂き、山行を盛り上げていただきましたことにあらためて感謝申し上げます。 以上 |