空は雲一つない秋晴れ、Sさんに先頭をお願いして歩き出す。ゆっくりペースで歩き約50分で御嶽山(230.9m)に到着。山名板は見当たらないが御嶽神社付近が山頂になるのだろう。神社の一角にある東屋から岩瀬市街の街並みがよく見える。陽に照らされた紅葉(特にもみじ)が一段と鮮やかな中、次の目的地雨引山に向かう。段差は低いが階段続きの道をおしゃべりしながら歩を進めていると今日は「加波山登山競争」の催しのコースとなっており、多くのランナーが次々「すみません。お邪魔します。通ります。」と挨拶をしながら我々の脇を走り抜けていく。我々も「頑張ってください」と応える。階段歩きが終わりほどなく雨引山に着く。山頂は広く筑波山方面の山並を眺めながら長めの休憩をとった後、雨引観音に向かう。ここからは下りとなるが一面落ち葉で滑りやすく慎重に歩く。雨引観音に着くと七五三参りの家族を多く見かける。昼食をとる適当な場所を探していると無料休憩所の案内板を見かけ中に入る。売店の奥の畳敷きの広いスペースで、靴を脱いで上がり、くつろいだ気分になり1時間もそこで過ごす。
計画は上りと同じルートを下る予定だったが周遊コースに切り替える。立派な仁王門をくぐり一般道に出る。集落を過ぎると「つくば霞ヶ浦りんりんロード」が見えてくる。周りの田園風景を見ながら長い
一本道のサイクリングロードを歩き岩瀬駅に戻る。
駅で車組の2人と別れ、予定より1時間早い電車で帰路に着く。
晩秋、好天のもと紅葉の山歩きと麓歩きを楽しんだ一日だった。
|