倉岡裕之さん を囲んで






コビアンにて(2023年3月7日)・・・18人もが集まりました。先に退去された方もが名います




 コロナ禍のもとで誰もが、外出や行動、さらに家族、友だちらとの団欒などの機会を制限されました。最も深刻だったのは、仕事を奪われた方々や、お客さん(人)相手の非エッセンシャルの仕事に就かれている方々だったでしょう。そんな状況のなか、我孫子市内に在住の高所山岳ガイドの倉岡裕之さんも、その影響を大きく受けた方のお1人でした。丸3年間、海外(特にヒマラヤ)の山岳ガイドの仕事から遠ざかっておられたことを聞きました。しかも、そこには尾ひれがついており、昨年1月に、山で事故に遭って大けがを負った、ということでした。昨秋に、市内のいくつかの施設で住民の方々を相手に倉岡さんによる講演会が実施されたとき、そこに駆け付けた当会の仲間から受けた情報でした。
 コロナも幸い下火に向かいつつあったころだったので、お見舞いがてらに近況をうかがったところ、北海道でのイスクライミング中時の転落による足首の重症の骨折事故だったとのこと。ところが、その返事のメールは、メンドーサ(アルゼンチンの北端にあり、チリの首都・サンティアゴから国境を隔てて割と近くに位置し、南アメリカ最高峰のアコンカグアの登山基地となっている都市)の近く、アコンカグアに向かうルート上のキャンプ地からでした。驚きました。治療後のリハビリの経過も良好だったのでしょう、アコンカグアにガイドで来ていて、1隊目の登頂を「翌日」に控えていると聞きました。さらに、数日後には日本から2隊目が来るのでメンドーサまで戻って備えなければいけない、というタイトなスケジュールでのガイドだったようです。仕事が終われば1月の後半には帰国するというので、再会の約束をして、その機会を楽しみに待ちました。
 今年はエベレストが解禁になり、3月下旬からはネパールに飛ぶため(ただし2015年にネパール方面を襲った大地震後は、エベレスト登山は従来のネパール側(南東稜~サウスコル)からではなく、中国・チベット側からの北稜ルートがとられるようになったそうだ)、直前の準備で忙しいが、その間までで日程を調整し、3月に1日だけ空いているという7日の午後4時以降の時間帯に都合いただきました。
 当会の会員に広く呼びかけて、多数の仲間で懇親会を、という話として進みました。急な提案だったにもかかわらず、倉岡さんを加えて18名もの多数が集合しました。ご都合くださった倉岡さんにはもとより深謝申し上げるとともに、ご協力、盛り上げてくださった方々、まことにありがとうございました。
 なお、倉岡さんもはや還暦を過ぎたそうですが、3月20日にはヒマラヤに向けて飛び立たれます。5月15日前後が例年であれば登頂予定日で、所期の目的が達成されたなら、エベレスト登頂10回目という、日本人としての記録はもとより、ご本人の記録も塗り替えることになります。6月には帰国される予定です。遠く我孫子の地からですが、ささやかながら支援の声が届くことを念じつつ。




~最初に倉岡さんからご挨拶と報告が~



~~~以下、和やかな懇談が進みます。~~~
























  こうして楽しい一日が終わりました。ご参加のみなさん、お疲れさまでした。(TK記)



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