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1日目。視界は不良で、進路の不安が出そうだ。左側が雪庇状に切れ、右側にルートをとった。幸い、天候はこれからしだいによくなっていく。 |
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小遠見から来し方を振り返る。近くの大きな穴は、クレバス。ここを境に、右側はいずれは谷側に崩れ落ちる。左側が五竜岳だから、左側から右側(大町市側)に向かって季節風が吹いたことがわかる。しかし、左側のさらに奥(北側)は劔岳方面だから、それでも雪は少ないとすべきだ。遠くの黒点は、カメラを持ち、この日唯一出会った山行者。
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翌朝、テント場近くから、妙高山方面を見る。雨飾山、日打山、妙高山、高妻山の順。下界は白馬村。
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2日目の早朝、出発前にテント場の近くから、朝日を受ける五龍岳を望む。五竜岳の右側が白岳、その手前が西遠見、さらに手前が大遠見。連綿と尾根を連ねる。 |
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テント場。小さく、樹林のある尾根上を選んだ。見晴らしも最高によかった。 |
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2日目、テント場を出てから早々のラッセルの様子。脊稜部を乗り越えて、ルートを探索するわれらが隊のメンバー。こういうのが延々と続く。 |
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五竜岳の全景。遠見尾根が五龍岳に通じる。進行につれて大きくなるのが、励みとなった。 |
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中遠見への上り。この尾根にしては、比較的大きな上りだ。右側に雪庇がかかり、左側に進路を求めた。ダケカンバが美しかった。本隊の連鎖が進む。 |
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さらに五龍岳が近づいた。中遠見のあたり。尾根が太くなると、ルートどりがむずかしくなる。このルート上の下部には、夏には池塘がある。 |
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五龍岳から鹿島槍ケ岳にかけての稜線から薙ぎおろすヒマラヤ襞。今年は規模が小さかったように感じた。ソフトクリーム状とでも表現しようか。谷川連峰など豪雪地帯でみられる。 |
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さらに五龍岳が近づく。5つの菱形がはっきりとわかる。 |
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西遠見での力強いわが隊のメンバー。雪稜上では風が強かった。五龍岳を背景にしているのが残念だった(本来は、山頂で劔岳を背景に収まっているはずだったのだが)。 |
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西遠見から白岳への鞍部。ここを中景にいい写真が撮れる。ここまで下ったが、雪はさらに深くなった。ここをそのまま進み、左に直角に折れて白岳に登る。 |
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この日の到達地点の西遠見の頭部。安全だと思っていたのが、実は雪庇の上だった。ここの雪庇は特徴的だが、この規模でも今年は小さかった。 |
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