【実 施 日】 2008年9月13日(土)~15日(月)
【メンバー】 5名(男性4名、女性1名)
【コース&タイム】
12日(金)
我孫子(20:23)―日暮里―(21:20)新宿駅=都庁舎バスターミナル(22:30)さわやか信州号(アルピコハイランドバス)
13日(土)
(5:10)扇沢(5:40)=(5:55)柏原新道登山口、朝食(6:15)=(10:00)種池山荘(10:15)=(11:15)爺ヶ岳南峰(11:30)=(11:45)爺ヶ岳中峰ー(13:00)冷池山荘(素泊まり)
14日(日)
起床(4:00)冷池山荘(4:40)=(5:40)布引山、朝食(6:05)=(6:55)鹿島槍南峰(7:00)=(7:35)鹿島槍北峰分岐、北峰往復(7:55)=(9:10)八峰・キレット小屋(9:30)=(10:50)口ノ沢のコル、昼食(11:10)=(11:40)北尾根の頭(11:50)=(14:15)五竜岳、昼寝(14:50)=(15:30)五竜山荘(素泊まり)
15日(月)
起床(5:00)五竜山荘、朝食(7:05)=白岳(7:30)=(8:30)池塘=(9:35)中遠見、コーヒー(10:05)=(11:05)地蔵ノ頭(11:30)テレキャビン―エスカルプラザ、入浴昼食―(15:00)さわやか信州号―(21:15)新宿西口―(22:30)我孫子
【費 用】
バス代(新宿→扇沢)5,700円、(白馬五竜→新宿)4,700円
冷池山荘(素泊まり)5,800円、五竜山荘(素泊まり)6,300円
テレキャビン
860円、風呂 500円、食料他
合計 25,000
お盆以降毎日雷雨予報の出る不安定な日が続き、そろそろ安定するであろうと勝手に思い込んでいたら、フィリピン沖に台風13号が発生してしまった。台風直撃の可能性もあり判断に迷う。バスは予約済みでありキャンセルの場合には判断が遅れれば遅れるほどキャンセル料が高くなる。山行予定者と毎日Eメールのやり取りしながら悩んでいるところに、I嬢から「キャンセル料が高くなってもいいから判断を遅らせて欲しい」とのメールが入り漸く気持ちがすっきりする。3日前にキャンセルだと30%のキャンセル料だが、当日でも50%だ。ギリギリまで判断を延ばすこととした。
13日は天気が良さそうなので、最悪爺ヶ岳まで行って帰ることを覚悟して扇沢から登り始める。ところが予想だにしなかった雨が降り始める。どうなっているのだろうか。幸いにして小雨であり厳しい状況ではない。冷池山荘に着く頃には雨も上がり、外でビールの乾杯をする。小屋は遠方からの客が多く定員250人のところに300人はいってしまい、布団1枚に2人のギュウギュウ詰めとなってしまった。何処ででもすぐに眠れる私が一晩中うとうととしていた。
14日は60%以上の確率で雨となっていたが雨は降っていない、当然のことながら決行である。昨夜泊まった殆どの人達は鹿島槍南峰までで、先へ行く人は私達を含めて数えるほどだ。鹿島槍北峰を過ぎると急激に落ち込んだキレットとなるが、3点確保を心がければなんということもない。I嬢のアドバイスのお陰で山行を中止にせずに済み、こんな素晴らしい天気に恵まれなんと運が良いのであろうか。キレットなどは全く気にならず11時間歩き通せて最高の気分であった。
15日五竜山荘も前日以上の混みようで殆ど眠れなかった(連日の不眠状態であるが昼間眠くならない、目をつむっていれば眠ったと同じ効果があるのであろうか)今日は下山だけなので気楽だ。朝食後白岳の展望台から360度の展望を楽しむ。低地には雲海が浮かんでいるが2000m以上の山々は頭を出している。昨日の縦走コースを目で追うが良く歩いたものだ。中遠見山ではドロップコーヒーとNさんの奥さん手製のパンを飲み食いし、Nさんのオカリナを聞きながら、山々を眺めるという最高の気分であった。さらに偶然であるが昨夜超満員で9枚の布団に寝た同室の18人(10人+3人+5人)だけが全員居合わせ、オカリナを聞き入っていた。予定通り五竜遠見スキー場エスカルプラザで風呂に入り、食事をし、ビールをたっぷり飲み、目の前から予定のバスに乗り新宿に帰った。
中止を決める直前までいったが、天気予報と正反対に良い方向に変わっただけに本当に満足できた山行であった。
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