10月の山行

裏岩手縦走(3日目)
岩手山(2038b)から八幡平(1613b)へ



岩手山から八幡平まで縦走できたのは、絶好の秋空、そして健脚の仲間に恵まれたおかげです。
よく歩きました。縦走できたからこその達成感と充実感が体中に満ち満ちています。格別ですね。


3日目は快晴だ。ここは八幡平。眼下に八幡沼、左手に避難小屋の陵雲荘が望まれる
(画像にマウスを置くと入れ替わります)


10月13日(月) 快晴
大深山荘5:36−6:10嶮岨森−6:50前諸桧−7:15石沼−7:55諸桧岳−9:30裏岩手縦走コース口−9:45藤七温泉11:42(季節運行バス)=12:00見返峠レストハウス(食事)12:30−13:00八幡平頂上―13:40見返峠レストハウス14:30(バス・渋滞)=17:25盛岡17:52(新幹線)=上野=22:00我孫子


最終日。ゴールの裏岩手コースの登山口まで約4時間の予定だ。故障者はなく、無事に行けるだろう。
そんなことを考えながら寝ていた。安心したのか、起きるのがリーダーの私が一番遅くなってしまった。
今朝もコーヒーをいただいて出発だ。仲間もきょうは楽勝だと思っているのか和やかムードになっている。

出発時はガス。7時前になるとガスがはれてきた。予想通りに晴れ模様。
きょうも登っては下り、下っては登るの繰り返しだ。

石沼。なぜ手をつないで沼を見つめているのか。なんかそうなってしまった。ヤラセなのだが、男の友情というにはやっぱり気持ち悪いかな。
ヤラセなのになんか嬉しそうなリーダー。
あやしいな。
8時前になると晴れ間が広がる。
これを待っていた。

岩手山も清々しい顔を見せてくれる。
ホント、ずっと一緒なんだね。
ぐんぐん晴れてきた。
これが雨だったらと思うと…。
やはり気分が暗くなるんだろうね。
紅葉が山肌を染める。
8時。
すっかり青空が広がる。
諸桧岳山頂でカメラを担いだ、3人の年長者と出会う。これから八瀬森に向かい、きょうは八瀬森山荘泊まりだという。いいなあ。
こんどは山の会の皆さんを八瀬森コースに案内したいと思う。
諸桧岳山頂で6人全員の写真を撮ってもらう。
鉢巻のリーダーは何を叫んでいるのか。
本人も思い出せない。
最後のピーク。
畚岳。
この青空の広がり。
どうだ!
天気にばかりこだわっているみたいだが、
やはりは秋空の高さはいいよ。吸い込まれそうだ。
みんなの気持ちも高まり、心はルンルンのスキップ状態。
逆光の岩手山。
どこまでも付いてくる。
左のスカイラインがいい。
どこまで延びているのか。
9時30分。
ゴール!
ここが裏岩手縦走路の出入口。
仲間も笑顔だ。
全員問題なく歩いてくれた。
お疲れさまでした。

これから八幡平を目指す。その前にさあ温泉だ。これを待っていた。温泉なくして山歩きなどない。そんな温泉好きのリーダーだ。その特権でわがままをさせてもらうことにする。近くの「藤七温泉」にするかそれとも秋田側の「蒸けの湯」にするか。じつは迷っていた。結局近場の前者にする。
舗装道路をてくてく下っていく。じきに湯けむり。この温泉はもちろんリーダーはすでに以前入っている。湯はいいのだが湯船が狭いというのを覚えている。やはりいまもそうだ。
温泉があまり好きでない人がいる。これは好みだから仕方ないのだが、やはり山歩きに温泉は絶対つきものだ。温泉が嫌いな人とはあまり山に行きたくない。まあ、それが本音だ。
とにかく温泉につかろう。白濁のいい湯だ。露天につかりながら空を見上げると、雲ひとつない青空。「この縦走はうまくいったな」。温泉の開放感も手伝ってか、ついのんびりしてしまう。

藤七温泉からのバス便は少ない。紅葉のこの季節は臨時バスが出ていた。これに乗って頂上のレストハウスまで行くことにしたのだが、大渋滞。
目的地は目の前なのだがなかなか進まない。途中で下りて歩くことにした。
なんのためのバスだったのか、なんて考えながらすぐ近くのレストハウスで昼食。大混雑。ザックをその辺において、八幡平の頂上を目指す。

もうすっかり登山モードから観光モードに切り替わった。

ここは八幡平の山頂。ハイキングと観光の人でごった返している。
八幡平から岩手山がすぐ近くに見える。あの天辺からこの八幡平まで。

心地よい疲れとともに充実感が体に満ちている。
満足の山旅ができた。
山の向こうにアナタを待っている人がいる。

それではみなさん
また会う日まで
さよなら
さよなら
さよなら

さよう〜なら
楽しかったよ

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