11月の山行

鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)
(2780m・2840m・2764m)

「夜叉神峠→南御室小屋→薬師岳→観音岳→地蔵岳→鳳凰小屋→ドンドコ沢→青木鉱泉」

                          マウスを乗せると夜叉神峠、薬師岳に変わります。

[ 山行報告 ]


【実施日】2008年11月1日~3日 晴れ

【参加者】6名(男性 4名、女性 2名)

【コースタイム】
1日目:天王台4:39=新宿6:00(特急あずさ71号)=甲府7:40/7:50
    (ジャンボタクシー:芦タクシー055-288-2053)
  = 夜叉神峠登山口 8:40/9:00→夜叉神峠10:10/10:20
  →杖立峠12:00/12:15→苺平14:45/14:50→南御室小屋15:45幕営  

2日目:6:00起床 8:00出発→薬師岳10:00/10:10→観音岳 1:15/11:30
  →地蔵岳12:30/12:40→鳳凰小屋14:45幕営

3日目:4:00起床 5:40出発 →(ドンドコ沢)五色滝6:40→白糸滝7:20
  →南精進滝9:15→青木鉱泉11:30/12:15
  =韮崎1:00/13:39=甲府13:52/14:08(スーパーあずさ18号) 新宿15:37
  =日暮里=天王台16:50 

【費用】あずさ回数券(6枚綴り):往復5,790円、+都内まで往復乗車券、タクシー:往復3,800円、
     テント場:2日分1,000円、食費:約1,600円青木鉱泉入浴代:1,000円 合計:約15,000円

【山行概要】

 1日目:6:00 新宿発 臨時特急あずさ71号に乗車。ホームのキオスクは7時まで開いていない。
     車内販売で駅弁を購入。夜叉神峠登山口から登り始める。なだらかで道幅が広く歩きやすい.
     夜叉神峠は、真っ青な空にうっすらと雪をまとった白峰三山の眺めがすばらしい。
     杖立峠までは樹林帯の中を行く。南御室小屋のテント場のスペースの確保の為、健脚の二人
     に先に行ってもらう。6~7人用テントは大きいので心配になったのだ。苺平を過ぎると雪道に
     なった。
     南御室小屋が今回の山行を通じて最も気温が低い場所だった。テント場はまだ10張くらいで
     余裕だった。
     先発隊は、1時間も早く着いてテントを張っていてくれた。感謝。
     夕食は海鮮とり鍋。水場は近いし、ビールは350ml 600円で買える。今回参加の歌姫の
     歌声とハーモニカの演奏ですてきな夜が更けてゆく。
 2日目:6:00起床、8:00出発 今日は今回のメインルートだ。朝焼けがきれいだった。晴れそうだ。
     朝一番できつい登りを過ぎると、森林限界に出る。富士山が大きく姿を現し、北岳、間ノ岳、
     農鳥岳が間近に迫るすばらしい360度の展望だ。薬師岳を目指して進む。風が強くとても寒い。
     薬師小屋で休憩。程なく薬師岳。じっとしていると体温がどんどん奪われるので、早々に出発。
     登山者は3~4組のパーティがいるだけで、すれ違う登山者は少ない。
     11:15観音岳、三角点は岩の間にあってわかりにくいが、全員山頂の岩に登って展望を
     楽しんだ。
     甲斐駒ヶ岳が大きくなってくる。だんだん天気が良くなってきた。白峰三山を常に眺めながら
     地蔵岳までのアップダウンのきつい道を進む。風を避ける場所が少ないので、地蔵岳に近い
     わき道でお昼にした。

     寒さがきびしい。地蔵岳に着くと真っ青な空をバックに大きなカメラに三脚のプロらしき
     人が写真を撮っていた。今回はオベリスクは眺めるだけで、鳳凰小屋への下降を開始した。
     花崗岩の砂礫を一気に下る。鳳凰小屋14:25着、小屋番の細田さんが出迎えてくださった。
     宿泊客が結構いた。
     テント場には8張ほどの小さいテントがすでにあった。テント場は若者が多かった。
     今回の山行で感じたのは、鳳凰三山は若者が多く来る山域であるということだ。ツアーでも
     若い人が多くなっているそうだ。
     夕食は食当班長の力作、ビーフシチューで乾杯。重いのに新鮮なトマトも運んでくれた。
     しめ鯖も出てきて豪華な食事を楽しめた。
     星が降るような夜空だった。

 3日目:4:00起床。
     真っ暗な中、テント撤収。5:40出発。みんなの手際が良くなって、朝食を食べてもこの時間に
     出発できた。ドンドコ沢を下る。
     初めはゴロゴロの沢沿いの道だが、次第に樹林帯の急降下になる。ロープの下がる険しい道も
     でてくるが、思ったほどひどい道ではなかった。登りのほうが大変そうだ。五色滝、白糸の滝、
     南精進滝を眺めて、変化のある道を進む。川床に近づくと、砂防堤の建設現場が出てくる。
     巨大なクレーンはどこから来たのだろう。川沿いの道は、思ったより青木鉱泉まで遠かった。
     女性二人が先発隊で行き、入浴や食事の手配をした。
      青木鉱泉はひなびた温泉湯治宿の雰囲気がある。お風呂も温度がちょうど良く、石鹸が
     使えた。山菜そばとビールで、山行の無事終了を祝して乾杯。

     ご苦労様でした。


 
夜叉神峠登山口を出発
ゆっくり確実に登る
夜叉神峠まで1時間弱で到着
北岳、間ノ岳、農鳥岳をバックに。
まだ笑顔です。
杖立峠までは、明るい開けた庭園のような尾根が続く。
カラマツの黄色い紅葉が美しい。
風も無く暖かい。
苺平への道。薄暗い樹林帯の中にある分岐が苺平だ。
きつい登りもなく、気持ちの良い道である。
苺平を過ぎると、急に雪道に。
凍結して滑りやすい。気をつけて進む。

南御室小屋テント場。
広い場所を確保できた。
今夜一晩お世話になります。

2日目、南御室小屋を8:00出発。
登り始めて30分後、富士山が見えてきた。
雲海の中にどーんと浮かんでいた。
森林限界を抜けていよいよ鳳凰三山らしい
花崗岩の道が始まった。
強烈な風が吹き荒れている。
後ろに北岳がずっと見ていてくれる。
これから行く薬師岳方面を望む。
荒々しい岩の山だ。
薬師岳直下の薬師小屋。
雨水だけが水の供給源なので、収容人数も限られる。
若い男性がもくもくと働いていた。
庭先のベンチをお借りして休憩。
薬師岳山頂。
白峰三山が美しい。
観音岳に向かう道。
後ろを振り向くと富士山がすっくと立っている。
観音岳山頂。
すばらしい眺めをゆっくり楽しむ。
時間はたっぷりあるので、余裕だ。
地蔵岳に向かう急降下が始まる。
右端に見える石柱が、地蔵岳のオベリスクだ。
思ったより遠いので確実に歩を進める。
左の奥に甲斐駒ヶ岳が見え始める。
アップダウンを繰り返し、岩稜へ向かう。
いいお天気だが、風は相変わらず強い。
疲れが出てきた。

岩稜から望む地蔵岳。

千丈岳のカールがはっきり見える。


地蔵岳のオベリスクを見ながら、鳳凰小屋に向かう。
花崗岩の砂礫が飛んできて、顔に当たって痛い。
鳳凰小屋のテント場。
気持ちの良いテントサイトで、ゆったり最後の晩を過ごした。
夜空には2日間とも満天の星空だった。
鳳凰小屋番の細田さんとの交流もあってメンバーも満足したようだ。
3日目、鳳凰小屋を暗いうちに出発。
やっと明るくなってきた。
ドンドコ沢の初めはこのような樹林帯の道だ。
このような滝がいくつも現れる。
最後の滝、南精進滝。
遠くに見えるので、本当はとても大きい滝だ。

ロープで降りる急降下があったり、紅葉の樹林帯の
トラバースがあったり、変化に富む面白いコースだった。
紅葉が美しい、広葉樹林帯に入ると、道は落ち葉で覆われる。
道標のところで大休止。
みんなで何を見ているかというと・・・
今まで越えてきた3つの滝の全容が見えているのだ。
よくぞここまで歩いて来たなあ。と感動。
しかし、ここでまだ行程の三分の一が残っているとは、気がついていない。
山道を抜けると、砂防堰堤が現れた。
工事中の大きな音が山にいた時から聞こえていた。
この上流にも建設中だった。
今年完成したばかりの堰堤。
ドンドコ沢と薬師岳に直登する中道の分岐。
りっぱな地図と道標。
やっと青木鉱泉に到着。
ひなびた温泉湯治宿という雰囲気だ。
山菜そばもおいしかった。
庭先までジャンボタクシーに来てもらって帰路についた。
お疲れ様でした。


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