11月の山行

両神山
(1723m)


                        
[山行報告]

実施日】2008年11月15日(土)~16日(日)

【メンバー】女性3人

【コース&タイム】
15日(曇り)  我孫子(JR)11:23=日暮里=池袋(西武池袋線)12:39=飯能13:34=西武秩父15:02(西武観光バス)=小鹿野町役場(両神村営バス)15:50=日向大谷口16:30~民宿両神山荘16:50(泊)

16日(小雨降ったり止んだり)  民宿5:20~会所~八海山08:00~弘法の井戸08:40~清滝小屋09:00/09:35~横岩10:00~両神神社10:35~山頂11:15~東岳11:35(昼食)11:50~清滝小屋13:15~登山口15:15~日向大谷口バス停15:35着(両神村営バス)16:36=小鹿野町役場(西武観光バス)17:19=西武秩父18:02=飯能18:58=西武池袋19:53=上野20:20/20:41=我孫子21:13

【歩程】15日(30分)16日(7時間強)

【費用】JR1,240円 西武鉄道1,500円 西武バス920円 村営バス820円 宿泊代7,350円 合計11,830円

【情報】
清滝小屋は2008年7月22日をもって閉鎖され、畳と布団も撤去されたが避難小屋として使用可。予約、使用料不要。水が出ないとの情報もあったが数個ある蛇口からは豊富に出る。トイレも使用料不要だがかなり悪臭と汚れがひどく、管理者不在の行く末が気になる。

【山行報告】
 当初の予定では、15日に清滝小屋まで歩き16日は七滝沢道を下るつもりだったが、8月初旬に両神森林組合に連絡したら突然の閉鎖を告げられ、登山口にある民宿に泊まることにした。ゆっくりと山歩きを楽しむつもりでいたが、1日で山を往復し我孫子まで帰るハードスケジュールとなる。

 16日の4時半起床、団体客の朝食が済んだ頃の5時20分に食堂へ。両神山荘の食事はおいしくておかずの種類の多さで評判らしく、昨日に続き今朝もあちこちから歓声が上がっている。これだけおいしくてたくさんのご飯を食べたら元気一杯に山歩き出来そう!ところがテレビの天気予報では関西に強い雨が降っており午後には関東に達する見通しだと言う。3人で話し合い清滝小屋往復と決める。

 外はまだ暗く雨も降り出したので雨具とヘッドランプを身につけ出発する。暗くて狭い道を慎重に歩く。目が慣れると周りの樹木が紅葉しているのが見て取れる。清滝小屋でゆっくりしていたら、後続の人達から「午後は降水率30%に下がるので荷物を小屋にデポして登ったら」とアドバイスを受け、物足りなさを感じていた私たちはすぐに決行することにした。

 背中が軽くなり目的が定まったので気持ちまで軽くなる。濡れた落ち葉や岩場を慎重に登る。予定をオーバーして頂上に着いたが眺望も期待出来ず、帰りのバス時間も気になるので15分ほどの昼食タイムですぐに下山にかかる。雨は依然降ったり止んだりの状態だ。慎重に下るが休憩タイムは水分補給程度で長くは取らずゆっくりと歩を進める。清滝小屋で荷物をリュックに戻しトイレやおやつを食し先を急ぐ。登りでは見る事が出来なかった紅葉も高度が低くなるにつれて美しく雨に映える。

 日向大谷口バス停には30分近く遅れた。タクシーを呼びたくても携帯は圏外だし、タクシーが着くまで30分かかるなら次のバスを待っても同じと思い、待合所で湯を沸かしてコーヒーを飲みながら里の夕暮れを楽しんだ。バスを二つ乗り継ぎ西武急行を飯能で乗り換え、かなり遅くなったので上野駅なかのうどん屋さんで軽く夕食を済まし帰路へ着く。今回の反省は雨の関係で写真をたくさん取れなかった事。ホームページとしては迫力や臨場感に欠けると後悔している。



 
八海山近くになる頃明るくなるが雨模様のうえ森の中とあって薄暗い。沢に何度か差し掛かるが暗い上に落ち葉が多くて地面と水面と岩の区別が判然とせず、ストックを刺したら水というありさま。
弘法の井戸まで来ると360度黄色の世界に感動!!ここからわずかの距離で清滝小屋に着いた。
まだ新しい清滝小屋。15年前を思い出す。紅葉真っ盛り時にここに着いたらいきなり臨時アルバイトとしてスカウトされ、60人以上のカレーを3人で作った。報酬は缶詰の桃と鰻付き食事、お土産として今となっては貴重な清滝小屋のオリジナルTシャツ。
狭い岩場の頂上。ずっーと雨模様だったのに、頂上直下になると薄日が差し、雲海の上に山の頂が見えなんとも幻想的。誰かが「虹だー!」と叫ぶ。あわてて高い岩に登ると木の間越しに短いがはっきりと虹が見てとれる。束の間の天の計らいかすぐに雲が広がった。
狭い頂上に大勢の登山客でごった返し。まだ視界が届く八丁尾根を写真に収めるが、後ろからぶつけられたら崖下に落ちそうでヒヤヒヤ。
両神山特有の岩場は雨で滑りやすく、またカメラは防水のためしっかりとリュックの中にしまい撮影を面倒がったのが悔やまれる。
登りに慎重になり過ぎ予定より遅れていたので、降りは少し急ぐ。




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