10:30 登山口
赤い鳥居が見えてきた。ここが登山口。石割神社の参道の石段が続く。
左手の駐車場にはすでに10台ぐらいの車が止まっている。それだけの人が登っている。 |
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登山口から石段は果てしなく続く。見上げてもどこまで続いているのはわからないほどだ。
およそ石段は400段ほどあるとガイドブックで読んできた。その覚悟で登る。
石段には雪が積もり、この時間は凍っている。慎重に手すりを握りながら。ウオーミングアップにしてはちょっとばかりきつい。 |
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10:50 石割の湯からの道と合流
石段を登りきると、あずまやがあって、石割の湯からの道と合流する。
ここから雪道だ。寒いと思って厚着してきた。すぐに暑くなった。ここで調整。 |
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11:15ー11:30 石割神社
ご神体は目の前の大きな岩だ。真っ二つに割れている。神社の名前の由来はここからきている。 |
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岩の割れ目は通り抜けられるようになっている。通り抜けるとご利益があるという。
ただし不浄の身は抜けられないというから、身に覚えのある人は避けたほうがいい
「わたし、通り抜けられるかしら」
「あっ、通り抜けられた。うれしいわ」
ここでアイゼンをつける。すぐに全員ができたかって? うーん、1名が悪戦苦闘だったね。
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11:50ー12:25 石割山
アイゼンが気持ちいい音を立てながら氷をかんでいく。
ほどなく山頂である。目の前に富士山がそびえているはずである。それがこのありさまだ。ゆっくりその姿を眺めながら昼食の予定だった。
「こんなはずじゃなかった」。昨日の天気予報でこの地は「快適な晴れの一日になるでしょう」と言っていたはずじゃないか。しかしどうしようもない。ああ無情・・・。 |
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気を取り直して、それでもにこやかに集合写真。
昼食は皆さんからのいただきもので満腹だ。 |
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12:40 平尾山へ
13:00 平尾山
雪がちらちら落ちてきた。
しだいに雪山を歩く気分になってきた。
久しぶりの雪山。やっぱり気分がいいよ。
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13:10 じつは写真のトップを何にするか決めていた。新年にふさわしく、富士山をバックにして、両手を大きく広げてジャンプしている姿の構図にしようと。しかし、頂上では富士が隠れてしまってはこのアイデアを皆さんに示すことはできない。だが、どうしても捨てきれなかった。山中湖を見下ろすいい場所があった。提案してみたらすぐに乗ってくれた。
しかし、ジャンプしてもらっても、私のカメラでは空中に浮いているところを撮ることができない。みんなが着地したところでシャッターが下りる始末で、なんどやってみてもらってが駄目だ。そこで同行者の一眼レフが登場。やっぱりシャッター速度が違う。こんどはうまく撮れた。そのなかでもいいものをこのページのトップに飾った。当初の考えを実現できて満足している。みなさん、お疲れさまでした。この中で一番背が高いリーダーが一番小さく見える。脚が短いから? |
これは失敗。 |
これも失敗。何度もさせてごめんなさい。 |
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リーダーは足があがっているの、なんていわれたけど。
再挑戦でこの跳躍。おみごと、と自画自賛。 |
ヘリコプターからロープで持ち上げてもらっているの? そんな勇ましさを感じさせる。 |
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おっ、これは様になっているね。 |
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13:00平尾山=13:40大平山=14:10飯盛山=14:20長池山を経て、
14:30車道に出る。
大平山から雪が降り出す。しだいに大粒の雪。上着にもザックにも雪が降り積む。
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この雪降りでご機嫌になった。半端な天気よりはこの方が雪山らしくていい。レンズに雪が衝突か。 |
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15:10 大出山入口
ここが下山口の大出山入口。目の前は山中湖だ。 |
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湖には白鳥や鴨。多くの人が湖畔に下りてその様子を楽しんでいる。われわれもしばし白鳥たちの優雅な姿に見とれていた。ペアが仲良しだ。 |
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15:35ホテルマウント富士入口バス停
16:10=18:25新宿高速バスターミナル
雪降りがいっそう激しくなってきた。
ホテルマウント富士入口バス停から帰路につく。バスは新しい車両できれいだ。
「新宿西口」の案内掲示が見えてきた。まもなく到着だ。
ご機嫌だった。まっすぐ家に帰らないで打ち上げとなる。
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「石割山」の登山口まで、新宿から高速バスが運んでくれる。喧噪の世界から白い静かな雪の世界へすぐだ。跳んで、跳んで。今年もいい山に出会えますように。新年にふさわしい山歩きになった。
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