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タクシーを降りた車道を少し歩くと、沢側に右に分かれる。
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入渓地点。ここで支度を整える。人気のある沢にしては人けが少なく、また沢の規模が小さかった。実はここは、当初目標とした勘七ノ沢の取り付き地点ではなく、小草平ノ沢への入り口だった。勘七ノ沢は、入渓地点の手前で左にそれるアプローチを進まねばならなかった(地図参照)。われわれは、間違った沢を進んでしまった。 |
入渓したばかりの地点。いつもの沢の雰囲気と変わらない。靴に水がにじみ込んでくる感触に慣れるまで。 |
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進むと、ドーム状に広がった地点を通る。この沢でいちばん開けた、そして気持ちのよい場所だった。 |
最初に現れた7m程度の滝。体が登攀に慣れていないので、注意した。左岸側のホールドをたよりに乗り越す。 |
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連続する5段の滝。沢幅が狭まってくる。間をおかず次から次と滝が出てきて、退屈さを感じさせない。ほとんど危険を感じさせないレベルの沢ばかり。最後の10mの滝を除けばすべてフリーで登れるが、危険を感じたらロープを出したい。取り返しのつかないことだけは、しないこと。高巻きも危険はほとんどない。 |
行程1/3ほどで出てくる7mの滝で、シャワークライムを楽しむ。 |
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7mの滝。中央部を登る。足の長さが関係して、難儀するLのThさん。この上にこの沢の核心部となる滝が現れるが、ここは右岸を高巻くようにへつって、上部に達する。 |
小規模のカスケード(連なる滝)。ホールドもしっかりしている。 |
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この滝が最後となった10mの滝。上部がハングし、ホールドもなく、行き詰まったNdさん。なめてましたね、Ndさん。登ってからでは、遅いのよ。 |
下るのも危険なので、高巻きして上からスリングを下ろして、手にかける。しかし、ザイルを出すべきだった。手で引っ張り上げる際に、手の自由が奪われるからだ。結局、左手のほうにもスリングを出した。 |
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沢の源頭部。涸沢となった。 |
沢を詰めると杉林だった。上の空との境界を画するのが大倉尾根。 |
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堀山山の家。小屋の方、ベンチを利用させていただきました。ありがとうございました。 |
下山時のメンバーの笑顔。中央は、周りに気づかいが絶えないLのThさん。メンバーによると、「彼と一緒だと退屈しないねー」との評。 |
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なだらかな大倉尾根の下り道。そのまま下っていけば、40分でバス停。 |