7月の山行
笠 ヶ 岳 (2489.5m)



笠ヶ岳 / 槍ヶ岳~奥穂高岳
*マウスを写真にのせると入れ替わります

    
《山行報告=会山行》
                  
実施
2010年7月17日(土)~20日(火)

参加者 : 男性4名、女性2名(別行動2名含む)

コース&タイム
7月17日(土)
天王台(7:06)――日暮里――(8:10)新宿駅==新宿高速バスターミナル(9:00)――濃飛高速バス――(16:00)平湯温泉バスターミナル――タクシー――(16:30)穂高ホテル==わさび平小屋(テント泊)

7月18日(日)
(3:30)起床、朝食、わさび平小屋(4:40)==(4:50)笠新道登山口==(9:00)杓子平入口(9:30)==(10:00)水場(10:30)==(11:00)昼食(11:50)==抜戸岳稜線==(13:25)笠ヶ岳山荘(小屋泊) ⇔ 笠ヶ岳

7月19日(月)
(4:00)起床、朝食、笠ヶ岳山荘(5:30)=(6:45)笠新道分岐==(8:15)秩父平雪渓下==(10:30)弓折岳==(11:30)鏡平山荘(12:20)==(16:30) わさび平小屋(テント泊)

7月20日(火)
(4:40)起床、朝食、わさび平小屋(6:00)==(7:10)新穂高温泉(7:55)――バス――(8:28)平湯温泉バスターミナル、入浴(9:10)――京王高速バス――(13:30)新宿駅西口――(14:30)天王台

共同装備
スタードーム5人用テント×1
共同マット×1
ツエルト×1
コッヘル(大)×1
ガスコンロ×2
ガスボンベ×3
LEDランタン×1

費用
高速バス(新宿⇔平湯温泉)5,700円×2(往復)
タクシー(平湯→新穂高・穂高ホテル)6,280円/3人
バス(新穂高→平湯)870円
笠ヶ岳山荘(3食付き)10,000円
テント場代 400円×3泊
食料飲み物他4,000円
合計約 30,000円/人

概況
昨年9月に実施した 折立~黒部五郎~三俣蓮華~鷲羽~双六~笠~新穂高は 最初の3日間は最高の天候に恵まれたが、最終日は雨の上疲労も溜まっており、1日短縮して鏡平経由で下山してしまった。残された笠ヶ岳と鏡平の池塘に移る映る北アルプスの景色を見るため計画した。

しかし、非常にキツイ言われる笠新道をテントをかついで登る気力はない。わさび平にテントを張り、朝一番からサブザックでゆっくり登り笠ヶ岳山荘に泊まり、翌日秩父平・弓折岳・鏡平経由でわさび平に戻る。もう1泊することで時間にゆとりができると G さんに提案すると賛同してもらえた。

しかし、通常より1日多い計画で3人以上の参加者が揃うか心配であったが、同日山行計画の雪倉岳・朝日岳が中止になり、 I さんが笠ヶ岳に参加してくれることになり会山行実施可能となった。

又K さんは仕事の都合上笠ヶ岳だけで、1日早く帰りたいという。そんな時にM 夫妻も同じく仕事の都合で半日ずれて登るが、翌日下山しなければならないと連絡がある。変則ではあるが、下山は会員が3名づつ二班に分かれることにより日程の希望がかない、かつ安全を確保できることになり、実施に向けて連絡を取り合う。

当初この山行を計画した時は夏山を想定していたが、今年は例年に比べ残雪が多い。1ヵ月前に笠ヶ岳山荘に登山道の状況を問い合わせると、通常は7月中旬になれば殆ど雪はなくなるとの返事であった。そして数日後ホームページを見ると、7/7現在の杓子平、秩父平はアイゼン、ピッケル必携となっている。小屋に電話で問い合わせると、やはり本格アイゼンとピッケルは必ず持ってくるようにとの指示であった。靴も冬用を使わねばならない。笠新道を登るのが大変だ。

現地は毎日大雨でがけ崩れも心配されたが、大雨の為雪解けも急速に進み、前日小屋に電話を入れると、軽アイゼンだけで大丈夫との返事にホットする。

7月17日(土)
梅雨も上がり、3連休初日で談合坂までが大渋滞で2時間以上遅れ、さらに松本から上高地に向かう道路は大雨のため通行止めの個所かあり迂回する。
しかし、今日はわさび平まで行ければよいので十分余裕があり遅れの心配する必要がない。

7月18日(日)
笠新道はさすがにキツイ。
杓子平に着いた途端に目の前に大きな笠ヶ岳が見える、ここで30分間休憩。また30分歩いて水場で30分間休憩。そして抜戸岳の急登を30分歩いて昼食に50分間費やす。早朝スタートの為時間は十分ありのんびりでき極楽山行だ。
抜戸岳の稜線に出てから小屋まで70分とのことであるが、ここからがキツイ。足が進まない。
山荘に着き暫くしてから笠ヶ岳を登る。頂上までは15分程で着く。
別行動のM夫妻は暗くなる前にテント場に到着。テント場は小屋からは少し離れているが、自由に使える望遠鏡が置いてありその様子が良く見える
40~50分後Mさん達も山荘に上がってきて、明日の打ち合わせをする。
我々の部屋は4畳くらいので8人分の枕が置いてあり超満員だ。(実際は6人で済んだ)

7月19日(月)
M さん達と一緒に下山を開始する。一緒に行動できたのは約1時間で抜戸岳分岐点で K さん M さん夫妻と別れる。我々3名はそのまま稜線を北上する。秩父平の雪渓までは程良い下りで、そよ風が吹き文句のつけようのない景色、最高の稜線漫歩であった。
秩父平からの雪渓は軽アイゼンを付け、楽しみながら下る。
ここから弓折岳まで地図では読み取れないが予想以上の登りで結構汗をかいた。弓折分岐に着きこれで折立から笠ヶ岳までが繋がった。
暫く歩くと鏡平小屋が見えてきた。小屋に着くと一目散に池棟に向かい写真をとる。昨年も雨で見られなかったがパンフレットの通り素晴らしい景色だ。
今日も帰りを急ぐ必要はない。ベンチで弁当を食べイチゴアイスを食べのんびりする。
あとは何度か通った道。登山道としては上手く整備されており比較的歩きやすい。しかし長い。秩父沢には未だ雪渓が残っており橋を架けられない。100mくらい高巻して雪渓の厚い所を渡る。向こう岸についてから足を滑らせ一寸危ない思いをした
わさび平に着く、生ビールを一気に飲み干すが本当にうまかった。
G さん曰く「山で飲むビールがこんなに上手いとは知らなかった」

7月20日(火)
帰りの高速バスは渋滞もなく快適に時間通りに新宿に着く。平日は楽だ。
東京は暑く地獄のようだ。

今回はテントで一泊余分に取る贅沢な計画を実行出来、余裕を持てた最高の山行であった。


7/17 17:50 わさび平小屋

7/18 4:50 笠新道登山口

ヒメサユリ?

きつい笠新道

9:30 杓子平入り口

杓子平に着くと突然目の前に笠が岳が現れる

広々として気持ちが良い

記念撮影後30分間も景色を楽しむ

ゆっくりと右方面の抜戸岳を目指す

30分歩き、30分間水場でゆっくりする

右端が杓子平入り口で、ここまでゆっくり登ってきた


11:00 ノンビリと昼食に50分間費やす
あと僅かで抜戸岳の分岐

笠が岳への稜線に出る

抜戸岩

13:25 笠ヶ岳山荘到着
山荘から15分で笠ヶ岳に着く、この時だけ雲がかかってしまった
 
7/19 テント場から笠ヶ岳・笠ヶ岳山荘を振り返る


播隆平

6人全員で抜戸岳の笠新道分岐へ向かう

分岐で笠新道組と別れる
我々は秩父平を目指す


秩父平の雪渓までは、緩やかな下りで、爽やかな風が吹き、文句のつけようのない景色を楽しみながらの稜線漫歩であった

秩父平の雪渓


先週1週間で相当な雨が降り、大分雪が溶けた
もう危険は無い

弓折乗越で昨年の折立からのルートが繋がる
暫く行くと鏡平山荘が見えてくる




何時来ても雨であったが、ようやくパンフレット通りの景色が見れた
写真撮影後、鏡平山荘前のベンチで昼食をとり、イチゴアイスを食べのんびりする 今日もわさび平のテント泊なので未だ時間はタップリある

秩父沢には未だ雪渓が残っており、一部崩壊して危険なので100mくらい高巻きして向こう岸に渡る



7/20 6:00 わさび平小屋を出発 のんびり新穂高温泉を目指し歩いてゆく
平湯温泉では風呂にも入れた
平日なので新宿行きの高速バスも渋滞なく最高

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