1月の山行

足 和 田 山




三湖台ピーク(1202m)からの展望



《会山行・報告》
                足和田山(1355.2m)<東海自然歩道>

# 実施日 : 2011年1月16日(日) 
# 費 用 : JRホリディパス2,300円、富士急鉄道2,420円、タクシー 1,740円
# 参加者 : 女性2名、男性1名 (合計3名)
# 行 路 : 6:32我孫子→ 6:49 新松戸→ 7:44 /7:5西国分寺8:14/

      8:20 高尾 → 8:56 /9:02富士急鉄道大月→ 10:12河口湖
/10:25 (タクシー) → 10:45紅葉台入口 == 11:20/11:40三湖
台 == 12:45/13:25 足和田山(昼食)== 14:50 /14:55 勝山(タク
シー) 15:05/15:09 河口湖 → 15:50/16:13 大月 → 17:28 西
国分寺 → 18:27 新松戸 → 18:40 我孫子
                       (行程時間 == 約4時間)
# 個人装備 : 雨具上下、ヘットランプ、防寒着(帽子・手袋)、軽アイゼン、
       テルモス、飲料水・昼食、他 (日帰り装備一般)
# 地図・山域 : 富士山 周辺の山

# 山行記
 山行当日、強い冬型の気圧配置がつづいている中でも一番寒い日と予報が出ていた。ザックを背負い家の外に出ると、予想外の雪が深々と降っていた。嬉しいような驚きの気持ちで駅へ、皆さん、集合してくれるかを心配しながら我孫子駅の改札口で待っていた。が、そんな心配は無用であった。予定の時間どおりにSさん、少し遅れてYさんもぎりぎり間に合う。

 富士急行鉄道に大月で乗り換え、みつとうげ駅に差し掛かると長い時間の停車が余儀なくされていた。2両編成の電車は、河口湖駅に10分ぐらい遅れての下車。河口湖駅、目の前に大きく聳える富士山を仰ぎ見る。慌ただしく登山の準備を整えた。後、本栖湖行き10時10分発のバスがあったことを知る。もし電車が遅れなかったら、バスに乗れたことを残念に思いつつタクシーを利用する。 (タクシー代、河口湖から<3,950円>勝山から<1,250円>)
 今回、足和田山へ向うコースとして以前とは逆コースの本栖湖側からの入山となった。登山道には薄らと雪化粧の緩やかな道を紅葉台へ向う。ちなみに、東海自然歩道の距離は全長8.2kmの標識を確認。やがて、広々とした大地の三湖台でしばしの休憩。絶好の見どころ、富士山5合目付近を目線上に眺められた。三つの湖が望めると言う、遠方に本栖湖が見えた。精進湖は、青木ケ原の樹海と山陰になり見えない。西湖は眼下に、湖畔に広がる集落も見えていた。西湖の向かい側に連なる奥御坂山魂の稜線には、以前(2000年12月)に登った節刀ケ岳が一際高く臨むことができた。途中、西湖からの分岐点に差し掛かると、綺麗な雪景色に変わっていた。また、河口湖逆コースから登って来る大人数のパーティーと幾組か擦れ違っていた。此方からは、私達パーティーだけのようだ。山道に霜柱が硬く凍結している光景は、まさにツンドラの世界を思わせる。
 ようやく足和田山の山頂に到着。山頂にも、大パーティー組みの人ごみでいっぱいになっていた。12時45分、我がパーティーも遅い昼食を摂る。食事中も、あまりの寒さに震いていた。私のザックに付けていた寒暖計をSさんに見てもらった“-20度”とのことを教えてもらう。Sさんからこんなことも、この寒さで凍える遭難の不安があっと、つぶやいていた。西湖から吹き上げてくる風が、冷たく寒かった。とにかく体温を保つためにひたすら歩いていた。
 下山の途中に乾ききった落ち葉で、足元が取られそうな急降下の坂道がつづいていた。やがて河口湖の湖畔への分岐点、天神社辺りまで来ると凍て付くような寒さから少し解き放された。少々の温もりを感じて、みんなもホッとする笑みがほころんでいた。
 ご同行くださったYさん、Sさん本当にありがとうございました。
                        

 
あれが本栖湖です 西湖の向こう側に聳える奥御坂山塊の山並

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