9月の山行 |
権 現 山(1311.9m) 頂上からの富士山 |
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実施日 2011年9月18日(日) 参加者 8名 (男性4名 女性4名) 行 程 我孫子5:12-5:25新松戸5:35-6:32西国分寺6:32-6:56高尾7:11-7:48大月8:10-(バス)- 8:50浅川9:00~9:41浅川峠9:50~11:20権現山(昼食)12:10~雨降山12:45~二本杉14:28~ 15:35用竹バス停15:55-(タクシー)-16:10上野原16:39-17:23西国分寺17:26-18:41我孫子 費用 約3,900円 [ホリデーパス2300円、バス670円、タクシー900円] 概略・感想 リーダーを仰せつかったものの、この時期何を楽しみに向かえばよいかわかりづらい山だなと頭を抱えた。下がる気持ちをアゲてくれたのは、列島への台風襲来が目白押しの中ぽっかりそのエリアだけ安定的に揺らがなかった天気予報の晴れマークと、2人減っても8人もの参加者となった意外な盛況ぶりだった。そして予報通りの快晴となった終点の浅川バス停には私達の他に単独行の男性1名が降り立ち、身支度をする私達より先行して山に入っていった。このところの悪天候による登山道の崩落など事前に役所などに確認は入れたものの正確なところは歩いてみないとわからない状態の中、先行の彼が戻ってこなければ大丈夫、といい露払いを得て気をよくして歩行を開始する。ところどころ倒木に足止めされながらもぐんぐんぐんと登る。ツクツクボウシの声をしみじみと聞きながら歩くひと気のない静かな登山道は針・広葉樹がわらわらと枝を広げてアーチのように空を隠し、刺すように痛い陽射しをしっかり遮ってくれる。低山とはいえあきらかに下界とは違ういっぱしの山の涼しさがうれしくて、ポタポタと落ちてゆく汗さえも快適だ。難なく峠を越え、予定通りに頂上にたどり着くと大きくてくっきりした富士山を拝むこととなった。ああ、ありがたい。昼食後、頂上直下の大ムレ権現様に参拝し岩を直接刻んだ不揃いの段差を降りて雨降山へ向かう。権現山はこの東西にのびる尾根がひとつのウリだとか。左手には三頭山~笹尾根が大きく見え隠れし、気持ちのよい長い道が続いている。雨降山を通過すればその後一気に500mほどの急降下を開始する。ここからの道中、トイレへと後方に隊列を離れたメンバーとの合流に手間取り4,50分程の停滞があったが無事に用竹へとたどりつく。バス停へと下るつづらおりの緩いカーブから仰ぎ見ればこの辺りの「墓村」の名前の由来であろうか、里の家々を見下ろす明るく小高い場所に無数のお墓がひっそりとある。怖そうな名前とは裏腹なコスモスの揺れるのどかな初秋の山里があった。 |
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