2012年8月の山行
大山(弥山1,711m




                        

会山行報告


*実施日:2012年7月21(土)~24日(火)

*参加者5名

*コ-スタイム

   21日 東京駅・・寝台特急「サンライズ出雲」22:00・・・

   22日 出雲駅9:58/10:10レンタカ-受け取り10:25-出雲大社11:00/12:30
    松江城13:30/15:30-足立美術館16:00/17:00-皆生温泉17:50 (旅館泊)

   23日 起床5:00/7:20-大山情報館・駐車場8:30-大山登山口8:50-1合目
    9:10-2合目9:25-3合目9:45-4合目10:00-5合目10:30-6合目避難小屋10:50
    -7合目11:20-8合目12:00-大山山頂(弥山)12:30/
    13:30-石室13:50-行者谷分岐14:20-元谷15:10-大神山神社奥宮
    15:45-大山寺16:10-駐車場16:30-大山あけまの森17:00(ペンション泊)

   24日 起床6:00/8:15-鳥取砂丘10:30/11:30~砂の美術館12:10/13:00
    -鳥取県立博物館13:30/14:20-鳥取空港15:00/18:10・・・羽田空港19:25
    -上野駅20:20-我孫子-荒川沖21:50

*費用:JTBフリープラン【JR・航空機・宿泊付<1泊>レンタカ-代】
            
    ペンション代   8,750×5=43,750
    高速代            1,600 
    駐車場代            500
    入館・入場代         5,150
    食事代・飲み物・その他   13,330
    運転手謝礼          4,000 
              合計 345,830円     1人 69,170円



*装備:ツェルト、雨具、日焼け止め、ヘッドランプ、飲み物、昼食など


概要

 遠征の「会山行」について私は今回が初めて、会員の方とご一緒出来ますことに嬉しく思います。リ-ダ-として無事に帰還できるよう心掛ける。


21日(晴れ)

 4日間の行程の確認をして蒸し暑い中、荒川沖駅より集合場所の東京駅に向かう。9番線ホ-ムにメンバ-の3人が現れほっとする。22時発の寝台特急「サンライズ出雲」は定刻に出発する。個室内はコンパクトにレイアウトされていて清潔、機能的で何よりもプライバシ-が保たれるので嬉しい。私達、5人は4畳程のラウンジで一人占めの前夜祭となった。「今からこんなに盛り上がって良いのかな~」
11時が消灯と車掌さんから聞き速やかに休む。車両の揺れで寝心地は今一で熟睡とまではいかなかった。 



22日(晴れ)

 里山の空から朝日が射してきた。散歩する人、そして手を振る子供達、のどかな眺めだ。6時、車内アナウンスの後ラウンジで5人は朝食を各自で取るが、食堂車の連結はない事、喫煙ル-ムも無い事などを、事前に寝台特急の設備状況を調べていなかった。Hrの実家に帰省していた37年前の利用が最後で食堂車が無い事など全然考えてもいなかった。のんびり食堂車で朝食を楽しもうと思っていたが、出だしからビックリした。持ってきたトマト、揚げ餅、Msさんから分けて頂いたパンで朝食を済ませた。MsさんとKmさんは前日にお弁当を持参しての準備の良さだ。
 出雲駅に10時頃到着。レンタカ-の受け受け取りを済ませ、車で国道28号線を30分程、西に向かう。「出雲大社」だ。外はジリジリと暑い。『ふるさと案内人』ボランティアの女性ガイドさんに40分の案内をお願いして廻るが、この暑い中をありがたいと思った。








 【縁結びの神・福の神】に今回の山行が成功します様に、皆で参拝した。昼食を済ませ駐車場へ戻ったが観光バスも数台程。夏休みというのに観光客も疎らだ。全国的に続く低迷感を感じた。日本で7番目の面積の宍道湖を左手に眺め松江中央ICを経由して1時間程で松江城に到着する。綺麗な町並みだ。

ここでもボランティアの女性ガイドさんに1時間30分の案内をして頂いた。千鳥が羽を広げたように美しいことから別名「千鳥城」といわれ天守閣と石垣は、ほとんど江戸時代そのままで残っている。渋いお城だ。城内を見学した後、穏やかに説明して下さる上品な知的で綺麗なガイドさんは、親切に城と堀川沿いの武家屋敷や趣のある城下町の案内をして下さった。
 後ろ髪を惹かれながらガイドさんとお別れをした後、30分程、車を走らせ16時に足立美術館に入館した。本来なら入館料1人、2200円掛かるのだがフリ-プランのセットに組み込まれているのでとても得をした気分になる。



「足立美術館」は日本庭園と近代日本画を鑑賞できる。50,000坪の庭園は世界が認めた「日本一の庭園」
芸術についてはうといが、初めて横山大観の絵を鑑賞した。その迫力と美しさに感動しながら閉館少し前まで鑑賞し今夜お世話になる皆生温泉「菊乃家」旅館に到着する。日本海が一望できる海岸線に建つ静かで清楚な旅館だ。『観光の一日に乾杯!』。

21時に海辺で打ち上げ花火が見られると聞き、短い時間だが、海に映る綺麗な花火を楽しんだ。その後、宿の社長と若おかみの歌と演奏のライブを聴き23時頃に就寝。


23日(晴れ時々曇り)

 5時起床、気持良い朝を迎える。「大山に登るぞ-」ワクワクする。気温も上昇するので朝食はお弁当に変更して出発したいと宿に相談したが「この季節は作ることは出来ない」と丁重に断られた。宿の朝食は昨夜の夕食と同じく地元産の和食で、お酒が欲しくなる程の全てが手作りの献立だった。真心のこもったお持てなしでお弁当を断られた訳も納得でした。



 8時、テキパキとした行動の5人は宿の見送りを受けて綺麗な林の中を30分程走ると大山登山口に到着。皆の体調も良さそうだ。前日旅館に入る前にコンビニで昼食と水約2?も調達済みなので安心だ。

* 大 山 
 別名、伯耆富士とも呼ばれている。山陰地方では山を「セン」、峠を「乢(タワ)」と呼んでいる。秀麗な山容と東西に長い頂稜は剃刀の刄のように鋭くなって南面、北面へなだれ落ちている。両面から山頂より崩壊が進んでいる。弥山から剣ヶ峰(1,729m)への縦走は禁止となり山頂(弥山)のコースは2コ-スのみとなった。



 大山情報センタ-に駐車して登山箱に提出する。歩きながら信仰の山だと思いながら夏山登山道へ。私達は山の自然の魅力を期待し山頂を目指す。ゆっくりと登ろう。Mnさんを先頭に踏み出す。



 1合目【一木一石運動】と書かれた看板の下に、大小の小石から10kgもあるだろう大きい石が沢山置いてあった。意味が解からないので更に詳しく看板を読み納得した。崩落が止まらない大山への地元の悲痛な思いが伝わってくる。個人装具に「石」は想像もしていなかったが、少しでも貢献できればとの思いで私達は 小石を選んでザックに入れた。1合目、2合目と軽やかに整備された階段を登って行くが三合目あたりから、かなりきつい急登になる。



 ブナの原生林が美しい。エゾアジサイ、ヤマジノホトトギスの花も咲いている。鳥たちのさえずりに耳を傾けながらゆっくり登り、十分な休憩と水分の補給を心掛けながら5合目を過ぎた。登山道の脇にはオソバノヤマハハコ(エ-デルワイスに似た花) ノリウキ(アジサイの花に似た白い花) ヤマブキショウマ、クサボタンなどの花々が咲き私達の目を楽しませてくれる。



 6合目辺りから北壁の大崩落の岩肌、その厳しさは圧倒される大展望だ。避難小屋の周辺で多くの女子学生が休憩してにぎわっていた。広島県のノ-トラム清心学園中学の生徒で「研修旅行に来て下山途中で今日は大山寺の旅館に泊まる予定」と話していた。
とても礼儀正しい可愛らしい少女達との出逢だった。また、大きなザックを背負い撮影機材を持った6人のパ-ティ-はNHKの取材陣だった。「地元のガイドさんの案内による8月21日のBS番組「日本百名山」の録画で登って来た」との話だった。




 6合目を後にするとガレ場の急登が続く、きつい。花の種類や数も増え7合目を過ぎるとナンゴククガイソウ(紫色) 8合目下ではダイセンオトキリなどの花と出逢う。心地よい風にほっとする。汗をするのは8合目までで、あとは特別天然記念物のダイセンキャラボクの広大な緑の絨毯の中、沢山の花々の演出は私達を喜ばせてくれる。シモツケソウ、ノアザミ、シシウド、9合目上ではオソバシュロソウ(黒紫色) は始めて見る花でランの種類なのか?アオヤギソウと競い合うように咲いている。





 良く整備されたなだらかな木道を行くと山頂小屋に着く。山頂の周辺ではイヨフウロ (シコクフウロとも呼ぶ) ピンク色の可愛い可憐な花のお花畑。凄まじく北壁と南壁は崩落して荒々しい。その崩壊の様子を見ると自然の力の恐ろしさを実感し悲しさが湧く。

 山頂には、ほぼ予定通りの12時30分に到着。昼食を済ませ1時間後に下山。分岐を左に石室方面へ下る。この周辺もお花畑だ。30分程行くと本道に合流するが分岐を右に 行者コ-スに入る。足場が悪く急な下りは滑りやすい。慎重に下る。
 
 登山道はエゾアジサイの花で満開だ。山にこんなに咲いているアジサイを見るのは初めてだった。1時間ほど下ると平坦なゴロゴロした元谷の河原に出る。赤いペンキマ-クを頼りに進むと大堤防が現れる。河原を渡り切り道標の指示方向に歩くと下宝珠越しの道を左に折れ10分程行くと大神山神社奥宮(文化2年に再建され国の重要文化財になっている古い神社)の裏手に出る。さらに歩くこと30分、大山寺へ。

 駐車場に16時30分の到着。今日お世話になるあけまの森ペンションへ急ぐこと30分そこは大山の麓で素敵なペンションが立ち並ぶ。花とハ-ブの香に包まれ森の中から小鳥のさえずりが聞こえてくる。今日の山行が実現出来たことに喜ぶ。この、清楚な空間に満足する。『カンパ-イ』皆で山行を喜び合い成功を祝った。今日も計画通り、楽しく過ごせて安堵する。夕食後、5人は部屋で明日の観光コ-スの打ち合わせをして10時就寝。


24日(晴れ)

 今日が最終日。6時に起床する。足が痛い。私1人だけではないようだ。MさんもKさんも同じく足が痛そうな様子で歩いている。昨日の1合目から8合目まで急登の階段の連続が堪えたのだ。男性陣のMNさんやHの様子は普段通りかな。




今日の予定の観光コ-スを皆で検討した結果、三徳山の三佛寺(国宝投入堂)の参拝は登山と一緒で鎖場有り、岩登りも有る。女性陣の体調を考えると無理と判断した。
男性陣には申し訳ない。計画から外す事とした。





 手作りの美味しいパンの朝食を頂き8時過ぎに「あけまの森」を後にした。国道30号線から赤碕中山ICを経由し海岸線(国道9号線)を走る。車内はHの綾小路君麻呂調のお笑いのオンステ-ジで私達を笑わす。
景色は変わり穏やかな日本海を左手に見て白兎海岸を過ぎ、鳥取名産のらっきょう畑を見ながら2時間ほど車を走らせた。

 鳥取砂丘に到着すると車外は熱風で暑苦しい。Mさん、Kさん、MNさん、私の4人は砂丘に足を踏み入れたが暑い熱い。紺碧の空と眩しい砂の色の衝突にビックリ。来て良かったと思った。【気合いを入れ立ち上がってるラクダ】ご苦労さまでした。

 1時間後、隣接している砂の美術館に入館した。今年は第5期展で「砂で世界旅行・イギリス~語り継がれる大英帝国の繁栄と王室の誇り」の砂像作品を鑑賞。昼食は岩美方面に15分程、車を走らせ東浜の地魚料理店で定食を美味しく頂いた後、次の目的地の鳥取県立博物館に走る。ゆっくり鑑賞して鳥取空港へ向かった。
 3時頃、鳥取空港到着。レンタカ-返却手続も終了。お土産など求め、出発時間まで、のんびり過ごした。出発を待つ合間に集中連絡先のTさんに連絡を入れた。

(遠征での連絡先を受けて頂きましてありがとうございました) これで計画も終了すると思うと何となく寂しいと感じた。


    感 想 
 山行を振り返り思うことは自然の力の脅威を目の当たりにしたことです。大山が崩落していく姿に絶句です。10年先はどうなっているのでしょうか?思うと悲しくなります。登頂できた事の喜びと楽しい数々の観光は私の心に深く刻まれました。参加の皆さん、ありがとうございました。嬉しい気持ちでいっぱいです。



珍しい花との出会い
 
1

2

3

4

5


 

   1 ナンゴククガイケソウ

  2 オソバシュロソウ

  3 ノリウツギ (アジサイの花に似ている)

  4 オソバノヤマハハコ (ウスユキソウに似ている)

  5 イヨフウロ (またはシコクフウロ)



 
               
 
 
                        

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