3月の山行

幕山(岩登り訓練)



幕山公園の梅/練習岩からの風景
※マウスを写真にのせると入れ替わります


    

1. 実施日:2014年3月16日(日)
2. 費用:JR往復3,240円、タクシー代1人450円、バス代240円
     一人3,930円
3. 参加者:男性5名、女性2名
4. コース:
   16日(土)我孫子発4:43=5:16上野5:27=5:35東京5:46発=7:35湯河
    発7:45(タクシー)= 8:55幕山公園
トレーニング開始9:30―12:00昼食12:30―トレーニング14:30トレーニング終了
幕山公園(バス)発15:09=15:20着湯河原15:40発=18:30我孫子着
5. 共同装備:共同装備10.3mmロープ
6. 個人装備:ハーネス、シューズ、ATC、カラビナ、ヘルメット、昼食、  
     飲み物

 3月16日(日)幕山公園は梅の宴最終日でも有り、クライマー、梅見学者、幕山登山者で相当混雑するであろうと予想していました。故に我孫子発始発で出発する。湯河原駅ではソメイヨシノよりピンクが濃い色した早咲きの河津桜がわが物顔に咲き誇っていました。あー桜が咲いている!と誰かの声が聞こえる。7時35分のこの時間、駅前は比較的静かであった。幕山公園へタクシーで向かう。運転手の話では既に3台のクライミングをするお客さんを幕岩公園に運んだとのこと。一瞬、予定しているクライミングの岩が既に使用されていないか不安になる。幕山公園のタクシー降り場は幕山に近い所にあった。以前に来た方向と反対の方向から幕岩の練習場を探す。

幕岩はルート数約370本有、3月は日当たりが良く伊豆という場所柄もあり暖かなエリアとして関東クライマーの冬の定番となっており、講習会のメッカでもあります。ようやく予定していたクライミングの場所、茅ヶ崎ロックの桃源郷の岩場には既にクライマーがその場所で、練習を始めていました。やもなく他の岩場を探し、ようやく見つける。見晴が良く距離は短いが、傾斜角度が有、ホールド(手がかり、や足掛かり)が少なく、小さい。我々にとっては難コースである。しかしやりがいはある。9時30分訓練講習スタート。

T講師によりトップロープ方式{予めルート最上部の強固な確保地点に上からロープを垂らして、一方のロープの端しをクライマー(登る人)のハーネスに巻き付けて、他の端をビレーヤー(確保者)が確保する登り方}の説明、用具の使い方、岩場にハーケンを打ち付けてそれに結びつけて自己セルフの取り方、ビレイの方法(特にビレイ中は常に止める側の手をロープから離してはいけません。押さえ手を移動する間、逆の手でロープをロックしておかなければならない)、コールの原則(アクションを起こす時には必ず相手に告げ、受けた方もその都度了解した旨を告げる。声のかけ方)終了地点での支点の取り方、懸垂下降等を懇切丁寧に指導されました。なにしろトップロープの決め手は支点(アンカー)です。たった1つの支点が壊れたら全て終わりです.使用した2本のロープ1本はTさん、岩の上に設置されているクサリを利用してトップロープの支点を取り、もう1本はIさんが大きな木を利用してトップロープの支点を取る。2本とも非常に安心出来る支点でした。
  
まず一番最初にSさんが懸垂下降で初めて岩の上から急斜面を下に降りる。NSさんの笑顔の一言「はまっちゃう、一番気持ち良かった!」怖さを恐れず冒険心が芽を出し始めた。前向きな気持ちと行動。又クライミングの素質を感じる。
 トップロープの実践ではこの岩は見た目以上に傾斜が有、ホールドが小さく、少ないため厳しく、まともに登ると全員が滑り落ちてしまう。もちろん確保者(ビレイヤー)により確保されているので途中で止まりますが。そのために左に真ん中のルートよりホールドがあるために真ん中からスタートするも落ちないために自然とすぐにホールドのしっかりした左斜面の岩に手足を持っていき、そこから頂上を目指した。途中よりIさんの計らいで、真ん中のボルトの地点にヌンチャク(2枚のカラビナをスリングで繋いだクライミングキアー)をセットされる。今までの練習でその地点の手前で皆が落ちていましたが、ヌンチャクセット後はそれを利用して厳しいですが粘りながら頂上を極める。各々難ルートと言いながら楽しそうに、緊張感をもって頂上にチャレンジして、下って行きました。   
 この幕岩がある幕山公園は例年ですとこの3月中旬の時期になると梅が大部散っていますが今年は幕山の斜面に紅梅、白梅がさながら梅のじゅうたんの如く咲き乱れ梅の香に包まれます。足場は狭かったが、この練習場からの梅の眺めは素晴らしく、明るく、遠くを見渡せました。
そして時間の経過とともに日頃使っていない手足の筋肉が張ってきましたところで練習の打ち止めになりました。

まず参加者全員がなんの怪我もなく無事に練習を終えた事が何よりです。
参加していただきました(講師役を引き受けていただき、その任を立派に果たされたTさん、訓練に協力していただき変化に対応する能力のあるIさん、なんといっても馬力のあるOkさん、前向きに挑戦するOsさん,今後の伸び代の大きい頑張ったSさん、ベテランのNさん、)有難うございました。 帰るころになると幕山公園は凄い人で溢れていました。
                                            H 記

                     



岩登り訓練風景

岩登り訓練風景 


岩登り訓練風景  

支点作りIさん


懸垂下降待機中 

懸垂下降のOkさん

懸垂下降Osさん 

クライマーとビレイヤー 

懸垂下降Sさん 

懸垂下降Nさん

懸垂下降Tさん 

このホールド大丈夫かな

練習岩からの梅

いい眺めだな・・・

 両手、左足で力を入れて

ビレイの場面

 次の行動は

右手でホールドを探す

帰りの幕山公園の中

幕山公園の梅

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