4月の山行
奥白根山(2578m;日光白根山)



前白根山方面からの雄大な奥白根山


【会山行報告】

◆日 程:2014年4月12日(土)~13日(日)(山中テント1泊)

◆参加者:8名 (男性6名、女性2名)

◆コース・タイム:

12日
我孫子5:53-北千住6:14/6:31-東武日光8:25/8:43(バス)-湯元温泉10:05/10:30-外山鞍部13:35/13:50-前白根山15:15/15:20-五色沼避難小屋16:00

13日
起床4:30/6:35出発-奥白根山頂8:05/8:40-避難小屋9:30/10:30-前白根山11:25/11:40-外山鞍部12:30/13:00-湯元14:45/14:45(バス)-東武日光16:02/16:31-我孫子19:27

◆共同装備:6人用+4人用テント一式、コッヘル、コンロ、ランタン、他

◆個人装備:アイゼン、ピッケル、ワカン、寝袋、個人マット、防寒着、他

◆費 用/人:電車・バス代  4520円(フリーパス使用)、合計 約5000円



◆概要

12日 晴れ
 湯元温泉でバスから降り、軽い柔軟体操の後出発する。晴天のもと、3月末まで営業していた無人のスキー場をゆっくり上って行く。温まってきた体に時々冷たい風が心地よい。1時間ほどでスキー場を過ぎると一気に急坂になり、凍った雪面も現れてきたのでアイゼンを装着する。アイゼンがしっかり効いて歩き易いものの、1時間も過ぎてくるとザックの負荷も重なり非常にきつい。ゼイゼイ喘ぎながら2時間ほどで外山(とやま)鞍部に到着する。

写真②駐車場で出発準備

写真③ 湯元スキー場からスタート

写真④ 外山鞍部への急坂

写真⑤ 外山鞍部への急坂

 


外山鞍部からは、展望のあるゆったりとしたアップダウン行程になるが、徐々に風が強くなり、前白根山頂では20mほどの強風になる。しかし山頂を過ぎると風も弱まり、奥白根山を正面にとらえながら五色沼避難小屋へと下り、まもなく4時頃に幕営地に到着する。先客は、避難小屋泊が一人、テント泊が一人の二人のみ。静かなテント場で、誰にも遠慮することなく二張りのテントを設営する。5時頃から食事の準備を開始し、まもなく酒宴が始まり、疲れた体をアルコールが癒やしてくれる。メイン料理は皆で持ち寄った材料によるヤミ鍋。お腹も満たした9時頃に横になる。


写真⑥ 正面に奥白根をとらえる

写真⑦ 前白根山頂付近での寒風対策

写真⑧ 風も弱まりホッと一息

写真⑨ 幕営地の避難小屋



13日 晴れ

 4時半に起床。朝食メニューは昨日の鍋の残りの中に、各自が持ち寄ったご飯を入れた雑炊で、お腹にやさしく食欲も出る。テントはそのままに、奥白根山頂に向けて6時半ごろに出発する。最初からアイゼンを装着しているが、ザックの中味は行動食や飲み物だけなので足取りは軽い。しばらくすると急坂になり約1時間黙々と標高を稼ぐ。

写真⑩ 早朝の出発準備

写真⑪ 足取り軽く

写真⑫ 太陽が昇る

写真⑬ 急坂を黙々と

写真⑭ 後方は男体山

写真⑮ 後方は男体山



 直登を終えると、所どころ岩が露出している岩場となるが、ゴールである山頂が視界に飛び込んでくる。約30分で山頂に到達すると、雲一つ無い青空が広がっており、この時期にしては珍しく風もほとんどなく暖かいので、30分ほどゆっくり展望を楽しむ。


写真⑯ 山頂が眼前に

写真⑰ 岩場通過 

写真⑱ 大パノラマにしばし感動!

写真⑲ 大パノラマにしばし感動!

写真⑳ 大パノラマにしばし感動!

写真2の① 無風の山頂でポーズ



 下山は1時間もかからずにテント場に戻る。テントをたたみパッキングと飲食を済ませ1時間で準備完了する。ここからは昨日とは逆ルートの行程となる。食糧など昨日よりは軽くなっている筈なのだが、疲れからか肩と腰にかかる荷重がずっしりと重く感じる。1時間程度で前白根山頂を通過し、奥白根山とも別れを告げて外山鞍部へと進む。そして最後の難関である急坂を降りてスキー場に向かう。ここでは昨日も大変であったが下りは更に緊張する。凍結しているところも多く、しっかりとアイゼンを効かしていかないと滑り落ちそうで、一旦滑ると大怪我につながる。途中、昨日デポしたワカンをピックアップして全員無事にスキー場に到着する。この後、湯元温泉でバスに乗り、日光駅からの東武電車にて帰路に着く。以上


写真2の② オーイ!

写真2の③ 雪の風紋

写真2の④前白根山頂で

写真2の⑤前白根山頂で

写真2の⑥ 最後の奥白根

写真2の⑦ カリカリに凍結




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