記念山行


④大清水~尾瀬



          尾瀬沼キャンプ場近くの木道
                     /沼田からのタクシーの中での参加者 



25周年記念会山行報告
   
 尾瀬大清水コース

○実施日:2015年8月29日〈土〉~30日(日)
○参加者:男性3人 女性6人
○コース:
 
29日 我孫子5:41=6:14上野6:40=8:30高崎9:26=10:13沼田10:20タクシー〈関越交通〉11:40大清水12:00(シャトルバス)=12:10
         一之瀬12:20―13:55三平峠-14:15三平下―14:50尾瀬沼キャンプ場
    30日 起床6:00―食事7:00―テント撤収、尾瀬沼キャンプ場出発8:55―9:55展望台―10:15沼山峠10:45バス(会津高原尾瀬口直通)=
         12:45会津高原尾瀬口12:56(浅草直通)-15:50春日部15:58―16:40柏1646=16:51我孫子
○費用:青春18きっぷ23,700円、東武切符14,400,円、タクシー(沼田~大清水)21,060円、バス(大清水~一ノ瀬)6,300円,バス
      (沼山峠~会津高原尾瀬口)18,280円、東武野岩鉄道8,560円、ガス缶1080円   
        一人分11,180円
○共同装備:テント、ガスコンロ、ガソリンバーナー、燃料、コッヘル、ツエルト、ランタン、共同マット
○個人装備:雨具、ヘッドライト、防寒着、中着、下着、手袋、靴下、帽子、寝袋、スパッツ、マット、ストック、食糧、行動食等
               



いろんなコースから出発し、約束の地、尾瀬で出会う。我孫子山の会会員同士の出会いが、人を和ませ、感動を呼ぶ。又、元気が湧く。倉岡さんも参加されて、25周年記念尾瀬集中山行はしっとりと水分に満ちたりた雨の尾瀬を十分に味わい、又、会員同士の?がりが出来、有意義な記念山行になりました。
 大清水コースは高崎駅での乗り継ぎで、大幅な時間的ロスが生じ、Iさんが機転をきかして、スマートホンで、沼田発のタクシーの予約していただきました。又、沼田から一ノ瀬までのシャトルバスが有ることの情報もいただく事が出来、Iさんに感謝、感謝でした。タクシーは、丁度定員が9人乗りのジャンボタクシーで、幸運にも我々の隊9人でピッタリでした。
 沼田から尾瀬に入るルートは、昔から沼田街道として、会津と片品の谷を結ぶ交易としての役目をしてきたこのルートは、今は尾瀬のメインルートの一つになっていますが、今日は、雨模様の天候ですので、登山者は意外に少なかった。
 大清水からは落葉、広葉樹林の中にのびる広い車道を、低公害車のシャトルバス、所要時間10分で、一ノ瀬に到着する。計画より10分早かったので、ここで、高崎での遅れを取り戻す。本日、日帰りされるFさんに、ようやく安心して帰ってもらうことが出来、ほっとする。
                                     

 一ノ瀬での出発準備

大清水~一ノ瀬間の低公害シャトルバス

三平峠に向かって登って行く

岩清水で美味しい自然の水を頂くFさん

三平峠にて休憩

尾瀬沼キャンプ場で、日帰りされるFさん


一ノ瀬からは三平峠に向かって、本格的な山登りが始まる。蒸し暑い中をテント装備で登って行くと、大汗をかき、喉もからからになる。丁度、そのような状態の時に、石清水という所に水が湧き出ており、早速、頂き喉を潤す。自然の有り難さを痛感する。
 時間的に、三平峠はもう通り過ぎたのかなという声が隊の前から聞こえる。そしてすぐに、三平峠というカンバンが建てられている所に到着する。
三平峠は標高1760mで、本日、歩く中で一番高いところであるが、三平峠という峠はどこが一番高い所かわからないほどなだらかな、峠らしくない、平坦な道でした。三平峠で少し休憩し、その後、尾瀬沼キャンプ場まで下って行く。途中、森の中の樹間に尾瀬沼が見えてくる。そして、湿原に出ると開放感でいっぱいである。もう少しで、尾瀬沼キャンプ場だ。
 長蔵小屋の先のトイレ付近で、我孫子山の会の他のコースで参加されたメンバーと出会う。感激の一瞬である。ヤー、お疲れさん、という挨拶の大きな声があちらこちらで聞こえる。まるで旧友に、暫らくぶり会った時のように感激に浸る感動を受けて、喜びに満ち溢れて様子があちこちで見られる。テント場に着いた時も同じ状態でした。約束の地・尾瀬、そこには我孫子山の会の目に見えない絆があったのだ。テンバに到着後、Fさんが日帰りされる。参加していただきましてほんとうに有難うございました。気を付けてください。と言ってお見送りする。
 各隊でテントを張り、タープが張られる(テント5張、タープ2張)と山行参加者(29人)の多さで、25周年記念集中山行のスケールの大きさを感じる。タープの中で宴会が始まり、山行企画係のHさんが挨拶され、その後にゲストの倉岡さんが挨拶される。
 女性会員によりカレー等を作って頂きました。コクがあって、まろやかで非常に美味しかった。又、倉岡さんとはログハウスでのお花見以来で、懐かしく思い、カカボラジの話とか、いろいろとお話を聞いたり、話したりしました.次の海外は南極に行かれるとの事。その後もグループごとに盛り上がり、我々は、夜10時頃まで盛り上がっていました

尾瀬沼キャンプ場での楽しそうなSさん、Mさん

テント前にて、笑顔の素晴らしい、Itさん、Inさん

尾瀬沼キャンプ場付近

  小淵沢田代、三平峠分岐

雨の尾瀬沼
                                                
尾瀬沼キャンプ場近くの木道 


 30日、早朝、尾瀬沼近辺を散歩してみると、柔らかく、湿りけたっぷりの山々(本日は残念ながら燧ケ岳は見えませんでしたが)に囲まれた湿原はしっとりとしており、実に美しかったので、尾瀬沼の空気で思い切り腹式呼吸をしてみると、ほんとうに、気持ちが良く、清々しい気分になれました。
 我隊の本日の行動に、いろいろの案が出ていましたが、雨模様のために燧ケ岳登山は中止し、予定より早く帰る事を決定し、テントを撤収する。我隊が、尾瀬沼キャンプ場を去る時に、気を付けて、お元気でという声があちらこちらから聞こえる。集中山行の良さを再び、感じる。沼山峠に向かう途中に、見晴の良い所に建てられた平野家お墓に立ち寄り、手を合わせる。今年の6月に訪問した秋田の黒森古道を、切り開かれたお話を、現地で聞き、現地を見た場面と平野家による、尾瀬の開拓と自然を守る話が重なり合って、今は素晴らしい尾瀬が出来上がっていますが、昔の尾瀬の開発は非常に大変であったと想像されます。
 
遠くまで見渡せる、大きく開けた大江湿原の平坦な木道の上を沼山峠に向かって歩く途中、小淵沢田代分岐で、Iさんが、お気に入りの場所があるということで、寄り道をする。少し小淵沢田代方面に入った所に小川が流れており、周りの草花、尾瀬沼方面を眺める風景がバランス良くなっており、心の落ち着く場所でもあった。

尾瀬の花々

尾瀬沼キャンプ場近くの木道

尾瀬の花々

尾瀬の花々

平野一族のお墓


平野一族のお墓からの眺望

大江湿原を沼山峠に向かう

小淵沢田代分岐近辺の穏やかな風景
小淵沢田代分岐近辺の穏やかな風景

沼山峠,小淵沢田代分岐


 今回の25周年記念山行では、全体の計画から実行まで、ご尽力されたHさん、Mさん他、関係する方々、他のコースの参加者の皆様、並びに2日間一緒にチームワーク良く行動していただきました大清水コースのサブリーダーのTさん他参加者の皆様、大変、
お世話になり有難うございました。
皆様のお蔭で記念すべき山行になりました。
                                           H記




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