★実施日:2015年9月12日(土)~14日(月)
★参加者: 5名(男性2名、女性3名)
★行程:我孫子駅北口ロ-タリ-5:00 ⇒柏IC⇒三郷(外環)大泉(関越)藤岡(上信越)上越(北陸)
⇒金沢西IC⇒市ノ瀬ビジタ-センタ-13:30市ノ瀬ビジタ-センタ-14:45→
白山展望台15:10→市ノ瀬キャンプ場16:10
13日市ノ瀬5:00(バス)⇒別当出合5:20/35→中飯場6:25/30→甚之助避難小屋8:05/30
→黒ボコ岩9:20→室堂センタ-10:15/25→御前峰11:15→室堂センタ-11:35/12:30
→黒ボコ岩12:55→殿ヶ池避難小屋13:55/14:00→分岐15:15→別当出合16:25/40(バス)
⇒市ノ瀬17:00
14日市ノ瀬3:50⇒カドハラスキ-場駐車場5:00/5:35→リフト終点6:35→登山口6:45→
トトロの木7:15→白山ベンチ7:30/40→シャクナゲ平8:40/50→前荒島岳9:35/45→
荒島岳10:05/25→シャクナゲ平11:20/25→白山ベンチ12:10/15→リフト終点12:55→
駐車場13:35
白鳥西IC16:40(東海北陸)美濃関(東海環状)豊田(東名)⇒柏IC 24:00
★費用:車使用料・運転代3,200、シャトルバス500×2=1,000、
テント場300×2泊=600、風呂代600+500=1,100、食費1,220+ソバ630=1,850、
高速代8,210+11,480=19,690/3,938 ガソリン15,560/3,112 14,800円/一人
★装備:共同装備:テント一式 、共同マット、コッヘル、ランタン、コンロ、ガス、ツェルト、食料、他
個人装備:シュラフ、マット、雨具、防寒着、ヘッドランプ、サブザック、スパッツ、ストック、
帽子、水筒、食器、行動食、非常食、他
★標高差:白山1442.2m 荒島岳 1173.5m
我孫子駅ロ-タリ-で無事に全員顔を合わせ出発した。2時間位で運転を交代して休憩を取りながら進んだ。渋滞もなく目的地には予定よりも2時間も早く到着した。市ノ瀬ビジタ-センタ-には約750台の無料駐車場が完備されており、今日は天候もよくほぼ満車だ。受付を済ませてキャンプ場内に進み、高台のテント場を選んだ。到着してすぐに感じたのが綿のような白いふわふわしたものが舞っている。「ドロノキ」と言い、風に乗り舞い散る綿毛はまるで雪のようで、市ノ瀬の秋の風物詩だそうだ。テントを組み立てたが、夕飯には少し早い。お散歩に行こうと声が上がり、軽い身支度で受付に向かった。ボランティアの方が道の反対側にある、白山の展望台まで約40分のコ-スを案内してくださった。戻ってから夕食の支度にかかりすき焼きで乾杯をした。明日のル-トの確認をして8時に就寝した。
3時30分起床、お湯を沸かして朝食を摂る。テントはそのまま、サブザックで出発。昨晩のシュミレ-ションが活かされみんな支度が早い。4時30分にバス乗り場に行くと二人男性が待っていたが、われわれ以外に4人という、少人数でバスは出発した。乗った時は真っ暗だったが着いたらうっすら明るくなった。登山口のお手洗いは水洗できれいだった。準備体操をして上り始めた。ぽつぽつっとした雨も上がり、カッパはすぐに脱いだ。中飯場、甚之助避難小屋、整備された登山道、トイレも気持ちがよい。中飯場を過ぎるといろいろな高山植物が見えるようになってきた。高山植物の最盛期は7月から8月で花は期待していなかったが、先頭を歩く人がよく見つけてくれるから楽しむことができた。ハクサンフウロ、トラノオ、ツルニンジン、ヤマハハコ、ノアザミ、花に詳しい。途中で延命水という湧水を飲んだが、チョロチョロしか流れていなかった。黒ボコ岩で観光新道と合流し、弥陀ヶ原に着くとここからは水平の木道歩きだった。雨は本降りになってしまい、御前峰の山容が目に飛び込んでくるはずが何も見えなかった。室堂に着くとスト-ブを囲んで休憩している人がいたけれど、私たちは頂上に行ってからゆっくりしようと話がまとまり山頂を目指した。室堂の裏手には白山神社があるが修復中で覆われていた。横の石畳を上り高天原を通り、白山神社の奥宮にて参拝をする。記念撮影を済ませて、一目散に下山した。全く見えなくて残念だった。戻ってからは室堂センタ-でゆっくり食事をして地元の人と話しをした。五葉坂から弥陀ヶ原、黒ボコ岩までは登ってきた道を下る。黒ボコ岩の分岐で観光新道へ進む。紫色の花々が目立ち、トリカブト、タカネマツムシソウ、ミヤマリンドウ、タテヤマウツボグサ、花の楽園である。花に見とれていたら雨も止み殿ヶ池避難小屋に着いた。ここまではおおよそコ-スタイム通りに歩いてきたが、これから先は急坂で岩や細い道が続き、下山利用が一般的というのがよくわかった。雨上がりで滑りやすいところを慎重に進む。ブナ林を下るとやっと別当出合のバス停に着いた。市ノ瀬に戻るとバス停前にある白山温泉に夕食前に入ることにした。空は満天の星が輝いて明日のお天気を確信した。
3時に起床、テントを撤収して3時50分にテント場を出発した。予定より早く勝原スキ-場の登山口に着いた。ここは荒島岳に登る人が一番多く利用する登山口で、駐車場も広くて綺麗なトイレも整備されていた。車の中で朝食を食べても予定の30分早い出発ができた。歩き初めはリフトがあったスキ-場を上る。1時間ちょっとで登山口に着いた。昨日の雨で滑りやすい道が続き、老木の樹林帯を進んだ。しばらくするとブナ林になり、道が緩やかになると木の根がむき出しになった道が続いている。トトロの木はかなりな老木で脇から枝などに気を付けて進んだ。いろいろな形の木々で飽きることないブナ林と階段を上るとシャクナゲ平、ここで中出コ-スと合流する。今までも急であったがさらに急坂のもちがかべに着いた。鎖とロ-プが施されていたがかなりの悪路である。昨日のような雨では上れなかっただろうと思い、今日の快晴に感謝する気持だ。もちがかべを上りきり、稜線に出ると小荒島岳や白山がよく見える。前荒島岳まで上り見晴らしのよい笹の尾根道を過ぎると荒島岳奥宮の祠が見えて頂上に着いた。頂上には数名の人が眺望を楽しんでいた。われわれも記念撮影をして行動食、水分を補給した。10時25分同じル-トを下山開始。もちがかべは下りの方が危険なためゆっくり慎重に進んだ。日差しが暑かったが、無事に時間通りに下りることができた。登山靴がドロドロになったが、トイレの前には靴が洗えるようになっている。高速に入る前に道沿いにある温泉に入る事に話がまとまり、入浴しておそばを食べて白鳥西インタ-チェンジに入った。少し進むと渋滞表示があり、避けるために高速を降りた。この判断の甲斐もありその後は順調に進み、無事に帰宅となった。走行距離は1,220Kmだった。荒島岳は我孫子山の会では初登頂であり、歴史になる山行になりました。
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市ノ瀬キャンプ場 |
ドロノ木の綿毛は秋の風物詩 |
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4時30分の市ノ瀬バス停 |
白山登山口 |
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吊り橋を渡る |
50分で中飯場に着く |
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ミヤマコゴメグサ |
ノリウツギ |
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花を楽しみながら |
ノコンギク |
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オオヒョウタンボク |
ミヤマシシウド |
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ハクサントリカブト |
ヤマハハコ |
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シモツケソウ |
ハクサンフウロ |
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タカネナデシコ |
ハクサンフウロ |
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至る所に標識がある |
延命水はちょろちょろ |
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黒ボコ岩、ここで観光新道と合流 |
下りてきた人にも分かりやすい標識 |
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雨が本降りで視界がゼロ |
頂上、写真を撮ってすぐに下山 |
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黒ボコ岩の観光新道入口の岩にはめこまれている玉井敬泉 |
馬のたて髪、雨が止んできました |
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イブキトラノオ |
イブキトラノオ |
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ミヤマキンポウゲ |
タカネマツムシソウ |
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殿ヶ池避難小屋 |
観光新道出口、思ったよりハ-ドでした |
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- 荒島岳 -
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舗装された道を進む |
駐車場から1時間ちょっとで登山口 |
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ブナ林は気持ちよい |
トトロの木 |
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トトロの木 |
オヤマリンドウ |
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長い階段 |
足元に小さな標識 |
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鎖と急登 |
パッチワ-クみたいな下界 |
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最後の急登が待っている |
祠の先が頂上 |
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パ ノ ラ マ
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無事に下山、平成の湯に立ち寄った |
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