10月の山行

天狗角力取山(朝日連峰)


紅葉に包まれた天狗避難小屋


・実施日:2015年10月10日(土)~12日(月)
・参加者:4名(男性2名 名女性2名)
・コ―ス:
10日(土) 我孫子駅6:36-荒川沖駅7:04(車移動、常磐道)=いわき
10:00=<山形自動車道>月山IC=大井沢~民宿泊(さくお)15:00
11日(日) 民宿7:20発―南俣沢出合(駐車場)7:40-焼峰8:40-猟師の水場10:00
     -天狗山山頂12:10-天狗避難小屋12:20/13:10-天狗山山頂13:20- 
     猟師の水場14;40-南俣沢出合16:30着 (日帰り往復)~民宿泊 
12日(月) 民宿9:00=いわき14:45=我孫子18:00=江戸崎19:20着
・費  用
民宿2泊 高速代 その他
・共同装備:テント一式、ガスコンロ、燃料、ランタン、マット、コッヘル
       ツェルト、

・経 費 : 一人、26900円・実施日:2015年10月10日(土)~12日(月)
・参加者:4名(男性2名 名女性2名)
・コ―ス:
10日(土) 我孫子駅6:36-荒川沖駅7:04(車移動、常磐道)=いわき
10:00=<山形自動車道>月山IC=大井沢~民宿泊(さくお)15:00
11日(日) 民宿7:20発―南俣沢出合(駐車場)7:40-焼峰8:40-猟師の水場10:00
     -天狗山山頂12:10-天狗避難小屋12:20/13:10-天狗山山頂13:20- 
     猟師の水場14;40-南俣沢出合16:30着 (日帰り往復)~民宿泊 
12日(月) 民宿9:00=いわき14:45=我孫子18:00=江戸崎19:20着
・費  用
民宿2泊 高速代 その他
・共同装備:テント一式、ガスコンロ、燃料、ランタン、マット、コッヘル
       ツェルト、
・経 費 : 一人、26900円
プロロ―グ
当初の山行計画は天狗避難小屋でテントを張り、障子ヶ岳周回コ―スを取る予定でいたが連休(11、12、13)の12日、13日は日本海側の低気圧の影響で雨模様になってしまった。山行当日に参加者で話し合い日帰り周回コ―スで下山して大井沢キャンプ場でテントを張ることにした。
11日(土)晴れのち曇り
荒川沖駅でNさんと合流し(H)車でMさん宅に車を走らせる。常磐道の車は多いが順調に、いわき市泉玉露に着く。私達はMさんの車に乗り換え山形自動車道月山ICを経由して大井沢へ。混雑もなく14時に到着した。美味しいキノコを調達の為、直販所へ向かったが、お目当てのキノコは見当たらない。一時間かけて何軒かの直販所に立ち寄るが何処にもキノコは無い!不思議に思い販売所の人に聞くと「9月末頃がキノコの収穫期で、又雨が降らないと次のキノコの収穫は無いですよ。」がっかり!2日目の夕食の献立はキノコうどんを主菜としていた。キノコ以外の具の材料は既に調達済みだったのだが。予想が外れた。『素うどんで食べるのも良いじゃない、めったに食べないし。』とNさんは落胆している私を慰めてくれた。しかし納得できない。月山湖の直売所で地元大井沢産なめこの缶詰と山菜の水煮を買う。男性陣2人はニヤニヤ笑っている。そんな中「月山湖大噴水」が突然始まった。寒河江ダム展望台広場に多くの人がいたのは、この大噴水を見る為だと理解した。
【噴射高は112m、日本一の高さを誇る寒河江ダムの「水」のシンボルモニュメント】(4月末~11月上旬の定時に上がる。
一回の噴上は10分。一番高く上がるのは後半)
車は国道112号を後に六十里越街道を経由して20分程で今夜の宿の大井沢温泉に到着する。ここは何もなく寂しさを感じる里山だが旅館、民宿が13軒隣接している。民宿「さくお」に15時に到着した。穏やかで気配りを感じさせる素敵な女将さんの迎えを受ける。夕食の話題は、やはり天気の話になる。予報通り明日は曇りから雨になるようだ。どこまで行けるかな?そんなことを話しながらキノコ三昧の料理に堪能する。(女将さんの話によると地元でも天然のキノコの調達に苦戦しているらしい。)   21時消灯
寒河江ダム「水」のシンボルモニュメント 民宿「さくお」
夕食 なべ


12日(日)雨   
朝食済ませ民宿を7:20分に小雨の中を出発した。車で大井沢沿いの林道を20分程行くと天狗角力取山と障子ヶ岳の登山口がある。右の写真の橋を渡ると障子ヶ岳に入る登山口。天狗口手前に15~16台位の止められる駐車場があるが既に満杯。沢脇に止め、私達4人は小雨の降る中を天狗口から登り出す。カラマツ林を過ぎダケカンバの樹林帯を進む。急登を1時間程登ると焼峰。雨も止み視界が徐々に良くなり月山の峰も姿を表し、紅葉も彩りを増す。竜ヶ岳の北面をトラバ―ス、下る。小沢に降りる。沢から登り返し次の稜線に向かう。ザワザワと冷たい風が吹き始める。樹木に薄日も差し始め紅葉も尚いっそう鮮やかだ。【猟師の水場】辺りから天狗小屋から降りてくる数名の登山者とすれ違うが、天候が良くないせいか登ってくる登山者は二人連れの一組だけ。
赤の世界、黄色の世界 見事の一言に尽きる。この素晴らしい紅葉に私達4人は酔いしれる。独り占めだ!!
粟畑の分岐点まで1時間50分程、紅葉を楽しみながら石組みの登山道を登る。で天狗角力取山の山頂に着く。山頂には三角点は無く双耳峰のように東側の1360mの双耳峰と合わせて天狗角力取
山と呼ばれている。山頂には私達4人だけだ。紅葉は一段と色をます。絵に描いたようだ。     
山頂より北方にピラミッド型の山容の障子ヶ岳を望む。更に山頂から天狗小屋に向かう。紅葉のコントラストが素晴らしい。
小屋の向こう遠くに小朝日・大朝日・西朝日岳のパノラマ広がる。ここまでは雨も止み展望もありほっとする。10分足らずの道のりで小屋に到着する。紅葉はスッポリ小屋を包み込んでいた。
12時20分に天狗避難小屋に到着。小屋には5人の男性が宴も酣。話を聞くと小屋の管理人さんとその仲間で明日は小屋を閉める為、掃除に来たと言っていた。キノコ鍋、キノコのバタ―炒めなど食事を取った。管理人さん達が貴重な手作りの松茸酒やキノコ料理をご馳走して下さった。素朴で温かい人達の出会いに感謝。 『紅葉も今年は17年ぶりの大紅葉でラッキ― だね!』と。先週までクリタケ、ヌキタケ、ブナシロタケが登山道にあったが今週は見当たらないと話していた。<ちなみに松茸酒の味は口に含んだ時にお酒の味を感じるだけだが、飲み込むと松茸の味がふんわりと口一杯にひろがる> 13時10分、小屋の皆さんに挨拶して小屋を後にすると風雨が強くなる。迫る荒天の中で私達は障子ヶ岳を断念して、来た道で下山することにした。
石組みの登山道から竜ヶ岳を望む。雨の中を歩くのはきつい。(猟師の水場)で一休み。気温も低くなり雨も次第に本降りとなる。足元の登山道もぬかるみ、滑りやすく慎重に下る。16時30分に駐車場へ。 休憩を含み8時間50分の歩行時間だったが障子ヶ岳を廻っていたら更に二時間は遅くの到着となっただろう。寒さのあまり大井沢温泉「ゆったり館」に向かう。今夜は大井沢キャンプ場にテントを張る予定でいた。このキャンプ場は寒河江川の渓流で「清流日本一」と名高い。    (イワナやアユ、ヤマメなど渓流釣りが楽しめる。) しかし風は吹き雨も降り続き外は暗い。話し合いの結果、このような状況ではテント泊はつらい、と判断して『連泊可能か?』と問い合わせ、民宿「さくお」に泊まらせて頂くことにした。     
13日(月) 雨  温泉入浴後、民宿を小雨の降る中9時に出発した。山形自動車道を過ぎ常磐自動車に入ると日差しが増し明るい。道路の混雑もなく順調に〈いわき〉を経由して、我孫子に18時に到着。江戸崎、19時10分に帰着した。

天候に振り廻され判断が難しい山行でしたが登山を熟知されたメンバーに囲まれ何の不安も感じることなくリ―ダ―を務めさて頂きました。
感謝です。 以前から温めていた山域を実現出来た正夢に、素晴らしい山行の1ページが加わりました。

障子ケ岳の登山口
山頂にて
山頂にて 障子ケ岳
松茸酒
キノコ汁
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