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◆日程:2016年8月18日(木)~21日(日)・・・・・ 山中テント3泊 ◆参加者:5名(女性2名、男性3名) ◆コース・タイム:
個人装備 シュラフ、個人マット、雨具、防寒着、着替え、行動食、他 ◆共同食メニュー:18日 肉(牛)・野菜炒め、きゅうり味噌 19日 豚汁(すいとん入り)、きゅうり味噌 20日 カレーライス、野菜サラダ(切干し大根・きゅうり・トマト) ◆費用/人:合計約11,800円・・・・高速代 約2,200円、ガソリン代 1,400円、車関連 約4,000円、テント場 1,000円、食費 2,700円、風呂 500円 |
我孫子駅に5名集合し、常磐道・磐越道・西会津ICで下り、「弥平四郎登山口」駐車場に昼過ぎに到着した。20台くらいは駐車できそうだが数台しか入っていない。ザックの準備を整えてスタート。祓川(はらいがわ)避難小屋には間もなく着いた。事前に西会津地域振興課から聞いていたが、小屋の中は雨漏りによる湿気とカビ臭が強いので、小屋の外でテントを張ることにする 。 3時頃からのんびりと外で過ごし、7時頃にテントで横になったが、テント内がとても暑く、2時間くらい後になんとか寝入ることができた。 |
「さあ出発」。弥平四郎登山口駐車場にて | 祓川避難小屋前でテント設営 |
「皆さん、ビール!」 | 夕餉の「牛肉の野菜炒め」 |
朝食をとって5時に出発。ひたすら高度をかせぎ、1,653mの疣岩山(いぼいわやま)まで来ると、やっと周囲が開けてきた。その後、多くのアップダウンを繰り返しながら三国小屋に到達する。そこから更に2時間かけて、切合(きりあわせ)小屋に到着した。13時頃だったが、テント場はまだ数組しか居ない。しかし16時頃に気がつくと、20張りくらいのテントで満杯状態になっていた。小屋の前には飲み水がたっぷり流れ出ており、トイレも綺麗な手動式の水洗トイレで、非常に快適な環境だった。 夜の8時頃には明日の飯豊本山と大日岳に思いを寄せながら横になる。 |
「さあ今日も行くぞ!」 | 順調に高度をかせぐ |
松平峠手前の水場で | 疣岩山三角点に到着 |
三国小屋にて | 飯豊山は雲で見えない!手前は種蒔山(三国小屋にて) |
小さくなった三国小屋 | お花畑の稜線 |
「切合(きりあわせ)小屋の屋根が見えた!」 | テント設営 |
テントの奥に見える切合小屋 | 「こんなところまで!」 |
思いっきりくつろぎの時間です | 夕食の「すいとん入り豚汁」 |
朝3時半に起床。外は真っ暗だが、あいにく小雨が降ったり止んだりしているようだ。 大日岳とのピストンなのでザックの荷は軽い。テント内で朝食を済ませて5時過ぎに出発。その後、風雨が少し強くなってきた頃に飯豊本山(2,105m)に到着した。展望が無いので早々に頂上を後にし、10時過ぎに飯豊連峰の最高峰、大日岳(2,128m)に着く。そして、帰路の12時頃に、御西小屋の管理人から『今夜にも台風が福島方面を直撃するかもしれない、明日下山するのは難しいかも』と告げられる。前日までの天気予報では降水確率もそれほど高くは無く、ましてや台風情報も無かったので非常に驚く。この後、14時頃に本山小屋の管理人から「現段階での台風は八丈島付近にあり、2日後くらいに関東に上陸するかもしれない」との情報を得てからは少し落ち着きを取り戻す。 16時にテント場に帰り着いた頃には風雨は完全におさまっていた。(後で分かったことだが、日本の東近海で発生した3つの熱帯性低気圧が台風になり、その内の一つが福島に猛スピードで近づき、上陸直前で向きを変えて北上。運よく難を逃れたが、もっと的確な情報収集が必要と反省) |
ガスっている中を出発 | 草履塚の次の「姥権現」 |
いくつかの「岩稜帯」を越える | 飯豊本山手前の「本山小屋」 |
御西小屋 | 「お花畑」が広がっています |
強風下の行進 | 「飯豊本山」山頂 |
「大日岳」の山頂で | 水場の方へ道迷い |
雨に濡れて滑りやすく | 最後の「岩場」です |
「残雪」の量が平年より少ない | ケーキ状に盛られた「野菜サラダ」 |
朝食後6時に出発。陽があたっている花々が一段と輝いて見える。周囲には青空が広がり、今回の山行の中で最も展望がきいている。遠くには朝日、蔵王、吾妻などの山並みも見渡せる。疣岩分岐からは尾根を下り展望もなくなる。初日の登りの時はそれほど感じなかったが、ここは痩せ尾根で急斜面なので慎重におりる。出発から6時間後、祓川山荘が見えた。無事に「弥平四郎登山口」駐車場まで戻る。そこから1時間ほど行った「宮古そば」で昼食をとり、「ふれあいランド高郷(たかさと)」で4日間の汗をゆっくり流してから帰りつく。 4日間、本当にお疲れ様でした。(K・M記) |
夜明け前の、「大日岳」方面稜線上の「月」 | 朝陽を浴びる「大日岳」 |
そろそろ出発しましょうか。(後方は草履塚) | 飯豊に後ろ髪を引かれながら |
遠方の山並みは朝日連峰か | 種蒔山から三国岳方面 |
種蒔山の鎖場を下る | 三国岳方面からの「大日岳」 |
祓川山荘手前の倒木 | 登山口に到着「お疲れ様でした」 |
マツムシソウ | ニッコウキスゲ | ウサギギク | チングルマ |
ヨツバシオガマ | ハクサンシャジン | ウメバチソウ | リンドウ |
センジュガンピ | ヨツバシオガマ | アカモノ(イワハゼ)の果実 | オオカメノキ |
深山車花 | コバイケイソウ | ハクサンコザクラ(ピンク)と ヒナザクラ(白) |
イブキトラノオ |