5月の山行


羽黒尾根



ヤマツツジが出迎えてくれました。   シロヤシオ(五葉ツツジ)も満開でした


【山行報告】
羽黒尾根(日光)
1)実施日:2018年5月10日 (木)
2)参加者:I、KT、KD(SL)、N(L)、M
3)費用: 交通費のみ 往復 300+1700=2000円 (東武株主優待券使用)
       バス(往復)500円      合計 約2500 円  我孫子起点  
4)コースタイム: 
  柏5:47-春日部6:29/44-南栗橋-7:01/02-下今市8:07/08-東武日光8:16  バス JR日光8:32-田母沢9:05
  日光田母沢(御用邸記念公園)①〈640m)9:05 --発9:10-羽黒尾根末端②〈740m)9:40―③(935m)10:50-
  ④(975m)10:50―⑤〈1112m)11:50-⑥〈1170m)?:15―  ⑦〈1314m)12:33―⑧〈1470m)13:25-
  ⑨(1526m)13:50最高点・登山道合流ー  白樺金剛(1380m)14:00―水場〈1300m)14:25-
    稚児ケ墓(1123m)15:00-  登山口標識(林道)15:40-再び山道―バス道16:25-バス―東武日光16:407
        標高差880m(歩行時間 計画7:30 実績7:20)
  東武日光発 17:32-南栗橋・春日部・柏乗り換え―我孫子21:30
  登山届:駅前の駐在所へ(東武日光とJR日光の中間) 
5)集中連絡先:Tさん 
   


山行概要
★直前までの心配★
 天気と花の時期が心配でした。羽黒尾根で花がなかったら、ツツジがきれいなどと前宣伝しておきながら, 4月下旬、日光の植物園に開花状況などを聞いた。今年は10日から2週間は早いようだと予想通りの説明。黒尾根は、平地の植物園と違って、今日は900mの標高差なので、どっかしらでちょうどいい開花が見られるのでは。

★地形図、ルートどりについて★
 あらかじめ、登山口からゴールまで、地形の変化点にNo.をつけたものを参加者で共有して各自の地図にNoを書いてもらっておきました。SLのKDさんは地図上に要所要所の進路の角度もばっちり入れて合って気合が入っていた。
 田母沢バス停をNo1として、羽黒尾根の末端をNo2、・・・・・
急登が始まる所をNo6 など。登りながら、現在地がNoいくつかなどと考えて、答え合わせはスマホの地図で確認。

 最高点まで道標はないが、迷うようなところはない。一番きつい登りは、1170m~1230mくらい、標高差で50mくらい。普通の登山道ですと、ジグザグに切ってあったりするが、そういう道はないので、歩きやすいところを選んで登る。先頭はKDさんで何事もないように登っていく。IさんやMさんも、急傾斜がちょっと歩きにくいようなことをつぶやいていたが、コツをつかむといい感じで登っていた。
 1400m前後で花にみとれながら歩きやすいところを選んでいると西側に寄りすぎてしまったり。KTさんは少し前から気が付いていたようでさすが。KTさんの言葉で、GPSを見ると、確かに少し西によっていました。こういう点は、花に見とれやすいKD(SL), 写真取りすぎのN(L)は、反省すべきPointだ。途中標高1100m前後、1430m前後は、尾根の幅が蛭くなり、どこを歩いてもいいような場所になる。花をめでながらどこを歩くのも自由ですが、あくまで尾根の中心がどこなのかを常に意識しながら歩くべきです。(目くじら立てるような尾根ではないが、大事なこと。)
 明瞭な登山道、赤テープ、GPSに最初から頼りきりになるではなく傾斜の緩急、尾根が太いか細尾根か、尾根のどちらかが切れ落ちている、尾根の方向が曲がった、それと高度計の数値などから、現在地を把握しながら、登る・・・個人的に興味がつきない。

★肝心の花は?★
霧雨の中のスタートでしたが、標高930mくらいで、ヤマツツジが見え始めました。
それから、シロヤシオ、ミツバツツジ、などが次々に現れました。花の開花状況を、表と裏が年ごとにあって、開花がいい年を「表」と言うようで、今年は「表」なんだそうです。KDさんから教えていただきました。霧雨の中のシロヤシオは、花弁が下向きになってしまっていてちょっと趣(おもむき)が違いますが、水滴のついた花弁もまたいいものだ。そのうち、小鳥のさえずりも聞こえてきて、青空が見えてきた。西の方の稜線も見え、男体山の頂上はガスに覆われたりしたが、すっきりした形のいい山が見えてきて、地図とコンパスで同定すると、大真名子だった。19日~20日の中川さんLの女峰山の山行ではあの稜線を越える計画に変更とのこと、きつい行程だなあと思いましたが、中川さんたちなら何とかなるかな???

 本日の最高点(1526m)で女峰からの登山地図に出ている登山道に合流。ここからは、あまり花がないだろうと思いながら下る。「白樺金剛」を過ぎて水場の標識があるところで小休止。水場見学。KTさんの購入した浄水器が役に立つような水場だった。(カエルの卵がいっぱい)
気持ちのいい展望のいい平坦な尾根を下る。稚児ケ墓の少し先あたりからヤマツツジの群生が周囲を取り囲む。ほんとに360度なのだ。またまた動画を写してしまう。白い花がたくさん咲いている。帰って調べたらズミの花でした。

★外国の観光客★
白樺金剛付近だったか?短パンに運動靴の青年が登ってきた。女峰まで行くというので、
地図を示して、やめさせた。オーストラリアから来たそうだ。午後の2時だし、
山頂付近は雪だと脅かす。諦めてさっさと下って行ってしまった。
 しばらくすると、今度は、ベルギーの女性が二人上がってきて、白糸の滝は?と言う。
間違って登ってきてしまったようだ。戻ったほうがいいということで一緒に下る。上で写したヤマツツジの写真を見せたら「そこまでどれくらいか?」「2時間くらいじゃな」と言ってこちらも諦めさせて一緒に下山。KTさんが、「azalea の花だ」と歩きながら説明してくれた。(外人対応はほとんどKTさんが専任)日光はことごとく外人が多いので、その時期の花の名前ぐらいは、英語でなんて言うか予習しておいた方がいいかも。
白糸の滝は、地形図ではルートがあるのだが、その道を見つけられず、女性たちも今日はあきらめるとのこと。せっかくの旅行者なので、白糸の滝の方に案内したかったが、地形図にある破線のルートが見つからずできなかった。当初の計画では、ゴールが白糸の滝であったが、KTさん「どうなってるんだ?白糸の滝へは行かないのか?」N「白糸の滝ンの方へ下るという意味で・・・・」などと適当にごまかす。西参道の方へ下って、東武日光までバス。日光方面バスに乗り込むと8割くらいが欧米の観光客だった。
                               記:N


出発前の天気予報〈5月10日)は悩みました。

チェックポイント1(以後CP) 田母沢御用記念公園のバス停から出発。 CP2 羽黒尾根の末端です。標識はありません。
尾根のわずかな踏みあとを外さないように。 CP3 地形の変化がわかりやすい地点です


ヤマツツジのトンネルです。 ヤマツツジが続きます。 シロヤシオが満開でした。 ミツバツツジの下を歩く。

ミツバツツジの向こうには大真名子が

CP4 975mの平らなところです。 急な斜面を登るとそこがCP8でした。
頭が見えなかった男体山が見えてきました。その右側の形のいい山が大真名子です。 今日の最高地点CP9 標高が1526m
下山路に「ずみの花」も。 ヤマツツジに囲まれるようなところもありました
 ベルギーの女性が間違って登ってきたので、一緒に下りました。
   Kさんが、見てきた花の名前を教えたり、帰りのバスも一緒に日光駅まで帰りました。


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sankourirki