3月の山行

天上山 (神津島) 572m

 天上山々頂  /  神津島の透き通る海
     
  実施日:2019年3月15日夜(金)~3月17日(日)

参加者:IH、KT(SL)、KM、NM、NB、FD、MM、MK、TN(L)

行程:


3/15(金)我孫子19:48-20:29新橋20:40―(ゆりかもめ)―
20:50竹芝ターミナル22:00-
      (船中泊)   


3/16(土)10:10多幸湾三浦港10:20―(車)―宿舎(山下別館)


コース: 宿舎12:20-(車)-12:40白鳥トイレ登山口12:50→
13:40天上山山頂→表砂漠→裏砂漠
      展望地→裏砂漠→
千代池→16:40黒島登山口―(車)―17:00宿舎

     3/17(日)宿舎―(車)―多幸湾三浦港10:30-18:15横浜埠頭
 -我孫子

費用:旅費 約24000円/1人
   JTB島旅プラン21800円、JR(我孫子―竹芝、桜木町―我孫子)
   別途 登山口までの車代5000円/9人、刺身舟盛8000円/9人

15日(金)

翌16日(土)登山日の天気を気にしながら我孫子を出発、竹芝客船ターミナルに乗船1時間前に着く。窓口で乗船券を受け取り、おしゃべりしながら乗船案内を待つ。汽笛を合図に定刻どおり10時出航。客室は横になって寝られるように2等和室にした。自分のスペースに寝る準備をしてからデッキに出てレインボーブリッジ等の東京港、大観覧車や赤レンガ街のカラフルな横浜港の夜景を海から楽しむ。部屋に戻り、持ち寄ったアルコールとおつまみで軽く寝る前の団欒タイム。消灯時間となりお開きにする。スリーピングバック持参の我がメンバーはエンジン音も気にならずすぐ眠りについた。

16日(土)

朝5時過ぎに部屋の明かりがつき、まもなく大島寄港の案内があった。
デッキに出ると空はどんよりしていたが雨は降っていない。
最初の寄港地大島に着く。折り畳みの自転車をかかえて降りていく若者を多く見かけた。
広い海原を見ながらデッキで朝食をとる。食後はNMさんのオカリナ演奏を聞きながら快適な船旅を満喫、と言いたいが私の頭の中では今日の天気が気になり度々空を見上げ、登山ができますようにと祈る気持ちだった。

船は大島を出た後、利島、新島、式根島を寄港して目的地の神津島に近づいていく。空が怪しくなってきてだんだん雨雲に覆われていく。港に着くと本降りの雨、港から直接登山口に行く計画にしていたがこの雨では無理と判断して迎えの車に乗り込みとりあえず旅館に向かい、部屋で待機する。全員、何とか山頂にだけでも行きたい思いは強くいろいろの案を考える。天気予報をチェックすると午後3時頃には雨も上がりそうだ。それを信じて山頂まで行こうと決め、地図を再チェックしてルートを白島サイドから最短で行けるコースとして林道を車で行き白島トイレ登山口から歩くことを提案。旅館の方に車を出していただけるか交渉すると車でも20分以上かかるので有料なら引き受けると返事、メンバーに了解を得て12時20分に旅館を出発。ジグザグの林道を車で登り?(走り)、1合目から歩けば約1時間かかるところを約20分で今日のスタートポイント6合目に着く。登山道は開放感のある緩い上りで景色を見ながら1時間かからず天上山山頂(572m)に到着。

まず山頂標をバックに写真を撮り、周りの雄大な景色を楽しむ。折り良く雲間から薄日もさしてきて、この天気ならもう雨も降らないだろうとコースの選択の相談をして、結局、計画書とは逆周りになる表砂漠から裏砂漠、そして黒島登山口に下りるルートを歩くことにした。歩き出す前にコーヒーでティータイムを取り、その後表砂漠に進む。表砂漠は広々してベンチも多く設置してあった。説明板にも「噴火口の一つで草木が茂らない砂地でこの山最大のくぼ地」とあった。


その後不動池分岐で進行方向を右に進み、岩がごろごろした道を歩き裏砂漠展望地に立ち寄る。ビューポイントの一つで見晴らしがよく断崖越しに二つの小さな島(無人島の?苗島)が浮かんでいるように見え、海上に三宅島の全景も見えた。今日最後のルート、裏砂漠はガイドブックに「月面を思わせる不思議な窪地」と書いてあったとおり独特の地形で雄大な白砂地帯は正に小さな砂漠だ。裏砂漠から黒島登山口に下る途中標識に「千代池」0.1Km書いてあり寄っていく。「せんだい池」と読み、火口跡に雨水が溜まってできた池で今日は満々と水があっ KMさんの「100mなら直ぐだから寄りましょう」の一言のおかげで行くことになったが静かでひっそりした場所だった。後は大きな太平洋と港近くの村落を見下ろしながらジグザグに下っていき黒島登山口に無事到着。登山口から旅館に迎えの車を頼む。全般的に、分岐には分かりやすい標識があり、地形、景色に変化があり楽しめた。そしてなんといっても歩いている間、幸いにも雨が降らなかったことに感謝したい。


夕方5時に旅館に戻るとオーナーからお風呂のバーナーの故障で今日は使用不可のため車で送り迎えするので温泉施設(神津島保養センター)を利用してほしいと話があり、我々にはこの申し出はラッキーだったかも。


湯量の多い天然温泉で広い湯船が3個、打たせ湯まであり1時間の温泉三昧。旅館に戻り、いよいよ楽しみにしていた夕食。事前に注文しておいた舟盛りも豪華だ。中でも金目の刺身は絶品。3時間かけても食べきれない料理に満足して部屋に戻り、酔い覚ましではなく寝る前の一杯と飲みながらおしゃべりが続き11時過ぎ就寝。
 
     
 フェリ-のデッキから(横浜港) 2等船内(シュラフ・マットは必携) 
デッキのステ-ジを陣取る参加メンバ-(風を除けるため自然と集まった?)
白鳥登山口から黒島登山口へ(往復、宿の方に送って頂きました)
リ-ダ-のTNさん 上下赤がとてもお似合い! NMさん!完全復活間近!
天上山々頂に到着!  山頂の展望
裏砂漠展望地にて
「砂漠に咲く可憐な花」の皆さま 多分.....裏砂漠
 千代池にて
無事 宿に到着 温泉に入り 食事処で乾杯! 
     
   17日(日)

朝6時旅館の玄関に集合して朝食前に村内の路地をあちこち散策。
まずMKさんリクエストの神社に行く。名前は「物忌奈命神社」、「ものいみなのみこと」と読む。神津島の開祖とされている物忌奈を祀ってあり、本殿は立派で、境内は広く静かな場所である。そのあとNMさんが気になるという流人墓地にある「おたあジュリア墓地」に細い路地を歩き向かう。その近くの公園にある彼女の顕彰碑にも寄る。みんな“おたあジュリア”って誰?と言っていたが“キリスタンであったが故この島に流されてきて島民の生活向上に尽くした人”で今も毎年ジュリア祭を実施してとの由。

坂道を下り浜に出て海の風を感じながら砂浜を歩き宿に戻ることにする。マップを見ると宿の近くに「えんま洞」が紹介されているのでのぞきに行く。暗い洞窟にいくつかの石仏が祀られていた。島の歴史、文化に少し触れることができた朝の散歩だった。歩いた後の朝食は食が進みおいしく全員完食だ。荷物をまとめ、今日の出航港の三浦港まで送っていただき、荷物を待合室に置き、近くの高台まで上がり海を見下ろす。今日は天気がよくコバルト色の海に大きな波が打ち寄せ美しい眺めだ。

我々が乗船する“さるびあ丸”が10時過ぎ入港してきて乗り込む。ほぼ定刻に出航。船が岸から離れると島とお別れだ。昨日の朝この港に着き、たった1日、24時間の滞在だったが名残惜しい気持ちになり甲板から島に向かってカメラを向ける。デッキに設置されてある広い木甲板に陣取りだんだん遠く、小さくなっていく神津島を見ながら“お疲れさん会”と、ビールで乾杯して一時を過ごす。帰りの客室は昼間の航行となるのでイス席を指定してリクライングの椅子で昼寝もできた。本土に近づいた頃、竹芝到着は予定より1時間以上遅れると船内放送があり、相談の結果横浜埠頭で下船。3人は関内駅からそのまま我孫子(自宅)に帰り、後の6人は中華街で食事をと話がまとまり歩き出したがどこでどうなったか着いた先は桜木町駅近くのユニークな小さな中華屋さん。店のメニューの表示が大うけで大笑いしながらそれらを注文して食べると味も満足でビールともよくあった。こうして楽しかった島旅半分、島山行半分を締めくくった。

    
 
     
 MKさんリクエストの物忌奈命神社 笑う閻魔様 (右端)
 NMさんが.気になるジュリア墓地 村史跡 流人墓地
名残惜しい.....神津島を後に帰路につく 
 東京湾ではキリンさんのお出迎え 夕陽に染まる富士山
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