3月の山行

鹿沼 岩山(328m) 岩登り


   C峰より眼下を見下ろす /岩山(一番岩頂上にて) *(画面が替わります)

 日 時  2019年3月17日(日)
 参加者  男性3名、女性1名
 行 程 我孫子6:28―6:32柏6:42―7:23春日部7:36―7:53南栗橋8:00-8:50新鹿沼(タクシー)9:00―9:05日吉神社9:25=9:50C峰展望台9:55=10:05三番岩10:10=10:45二番岩11:05=11:45一番岩(昼食)12:35=13:15二番岩13:25=14:10 C峰展望台(懸垂下降訓練)15:00=15:25日吉神社15:30(タクシー)-15:40新鹿沼16:08―17:08南栗橋17:11―17:27春日部17:37―18:19柏18:28―18:33我孫子
 装 備  (共同)ツエルト、ロープ、(個人)日帰り無雪期の装備、ヘルメット、ハーネス、ATC、8環、環カラビナ2個、普通カラビ1個ナ、シュリンゲ120㎝2本、手袋、ロープ5m以上
 費 用  電車賃(我孫子~新鹿沼往復2,720、タクシー1人410)合計1人3,130円
 連絡先  MTさん

概 要
  鹿沼の岩山は前回2017年8月に穂高連峰縦走中止の代替えとして登っています。その時に次回来る時は、岩山登山を楽しみ、景観を眺め、又、この自然環境の中で懸垂下降等の実践練習が出来れば良いなあ・・・と思っていました。今回、岩山登山が終了して時間が有れば、練習をしようと参加者の皆さんに呼び掛けて、装備の中にハーネスを含むギアを持参していただき参加していただきました。参加者は山によく行っておられるタフな3名(KDさん、KMさん、Fさん)、Hの4名で岩山を登り帰路、C峰展望台着が山行計画より時間的に余裕が有りましたので、岩場で懸垂下降の準備をして実践練習をしました。


  新鹿沼駅からタクシ―で岩山登山起点の日吉神社に行きました。各自準備体操をして、日吉神社に安全をお願いして、ヘルメットを装着してSLのFさん、KDさん、KMさん、Hの順番で9時25分、一番岩を目指して出発する。樹林帯は、やがて岩の基部に入り、急な険しい岩溝で、一枚板で出できたような岩を登って行きます。我々の側をクライマーらしき団体(クライミングの実技講習を受ける人達)が登って行く。我々は訓練岩の間をぬうように高度を上げると2つの岩峰を見下ろすようなベンチ(展望台)に着く。好天に恵まれ、そこからは鹿沼市が一望出来、眺望も素晴らしい。

出発点の日吉神社   樹林帯を行く

 すぐに岩が現れその間を登って行く  険しい岩溝で一枚板のような岩を登る 

眺めの良いベンチのある展望台にて   梯子を登り岩を越えて

 岩の間を登って行く   一番岩最後の上り

 鹿沼の岩山は古くから岩登りの初心者用のロッククライミングのゲレンデとして利用されている。岩から岩への縦走は室内練習所と違い外岩の感覚を十分味わう事が出来ます。ベンチから下を見ると、岩峰の上に人影が見えます。支点も見えます。岩場を歩く人、クライミングの準備に取り掛かる人が多く、指導者の声もかすかに聞こえる。
 クライマ―達がいる峰とベンチのある峰の間を通って前に進む。尾根をさらに北に進むと狭いゲート状の岩の間を通過する。岩場のアップダウンを繰り返しながら進む。油断してはなりません。標高328mと高さはありませんが、緊張感を持って、神経を集中させて、上り、下りする箇所が数か所あります。3点確保を意識して手足を使って登って行き、下って行き、岩登りの気分が味わえる。しかし急傾斜の下りはより一層注意して安全に下る。やがて二番岩と書かれたプレートが有る岩峰で休憩を取る。十分な水分補給と行動食を食べ後半戦に備える。二番岩から一番岩までは迷い道に入らないようにロープが張られていたり、ペンキ印があったりして、道迷いを防いでいました。藪の多いところから、一番岩のプレートのある最後の坂道を登ると頂上である一番岩に11時45分に到着する。晴天で暖かい春のような天気の中、そこからの眺望は雪の被った日光連山や鹿沼の田園風景が見られ非常に気持ちの良い場所である。そこで昼食を取っている最中に筑波から犬と一緒に来られた家族ずれ?にFさんが山の会のカードを手渡し勧誘を図る。さすが熱心なFさん。帰路は遭難事故の多い猿岩コースを避け同じコースを戻る。 

  岩山(一番岩頂上にて(1)集合写真) 岩山(一番岩頂上にて(3)食後の団欒) 

岩山(一番岩頂上にて (4) 雪を被った日光連山)  帰路の厳しい登り

 C峰展望台への到着が計画より早かったので懸垂下降の練習を行う。岩場から【降りるための】技術の習得は非常に重要である。ロープを使った懸垂下降が前提になるが、これは岩登りの入門時からの必須科目であり、これが一人前に出来て初めて、登る技術も日の目を見る。ポイントとして1.セルフビレイのセット 2.支点の確認 3.ロープのセット 4.末端処理について 5.ロープの投下 6.下降器のセット 7.下降方法の話をして実際に一人ずつ懸垂下降の実践を行う。

  帰路の厳しい下り(1)   帰路の厳しい下り(2) 

 帰路の厳しい下り(3)  C峰にて懸垂下降の練習(1) 

 C峰にて懸垂下降の練習(2)   C峰にて懸垂下降の練習(3)



 KMさん、これは楽しい‥と一言。もう少し懸垂下降をする時間も欲しかった。そしてトップロープを行う時間も欲しかった。次回ここに来るときは事前練習を十分に積んでからクライミング中心で来たい。【岩山登り】と【懸垂下降】、は低山のハイキングとは違うスリルに富んでおり,実際、行動中は緊張するが、終了してみると達成感を感じる。お蔭様で展望も楽しめ、終わってみれば楽しい山行になりました。参加して頂きました皆様へ感謝申し上げます。
  20190323 H 




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