5月の個人山行

那須岳・甲子山

旭岳(赤崩山)が奥に見える、三本槍岳への途中から 
     
 
★登山者:H.H


★日程: 2019年5月25日(土)から 2019年5月26日(日)

★交通往路: 5月25日 ゆめみ野5:09 -(関東鉄道)-下館-(JR水戸線)-小山-(宇都宮線)-宇都宮-(東北本線)-8:31黒磯8:45-(関東バス)-9:40大丸温泉

★現地行程: 5月25日 大丸温泉10:00-休暇村分岐を経て高雄口登山道-茶臼岳-峰の茶屋跡避難小屋-朝日岳-北温泉分岐-三本槍岳-須立山-18:10坊主沼避難小屋
5月26日 坊主沼避難小屋7:30-甲子山-甲子温泉-12:50新甲子温泉

★交通復路: 5月26日 新甲子温泉13:25-(福島交通バス)-14:05新白河駅15:01-黒磯、宇都宮、小山を経て-17:30下館17:38-守谷-19:04ゆめみ野 

★歩行時間: 1日目8時間10分、2日目5時間20分(休憩時間ふくむ)

★費用:(交通費):7490円 ゆめみ野-下館1390円往復、下館-黒磯1660円、黒磯-大丸温泉1200円、新甲子温泉-新白河780円、新白河-下館2270円
★持ち物特記: 予備メガネ、三脚、カメラ、交換レンズ、スマートフォン
★登山届:栃木県の所定WEBに入力

★はじめに:15年くらい前に歩いたところを再度歩くことにした。
前回は北温泉に宿泊しました。なので一旦かなり降りたうえで2日目再度登り返して体力的にきつかった。しかし、この時の荷物は三脚もないし、寝袋、マット、火力なども無く重量は軽かった。時間的には余裕なく急ぎ足でした。前回は那須湯元から歩いたので随分体力あったなと振り返ってみると思います。

★山行感想:15年くらい経過して当時見た景色の記憶がかなりなくなっていた。茶臼岳付近まで登ってくると人が極端に目に入る。そこまではほとんどいませんでした。昼食は人が多くなる手前で済ませ、ロープーウエイからの登山者でいっぱいとなる箇所に到着。

茶臼岳から朝日岳までの景観は火山帯で荒々しい景色、三本槍方面へと行くと優しい自然景観に変化していく。三本槍岳から須立山あたりに行くとところどころ残雪が目に入るようになってきた。たぶん登山道の谷筋箇所は残雪を歩くと思った。
残雪箇所で登山道が消され、踏み跡も全然ありません。なので残雪のどの方向を歩いていけば登山道を
維持できるのか慎重に見極めないと道迷いを起こす。実際2か所間違えたことに気づき引き返したところがあった。
コースタイムは7時間30分、自分は8時間10分でした。休憩食事を入れてですが。茶臼岳、朝日岳、三本槍岳と進むにつれて人が少なくなっていった。ロープーウエイを利用して茶臼岳だけではなんとも楽すぎる。

福島県に入ったころから残雪が何度も出てきた。今回は軽アイゼンもストックも持ってきておらず多少危ないところもありました。登りはまだ大丈夫ですが、下りが強めだと恐る恐るの歩行を強いられました。
坊主沼避難小屋到着。日没時間が遅いので18:10到着だったものの道迷いせず慎重に歩けば雨の降らない天気だったので問題ないと考えていた。

15年くらい前にこの小屋は通り過ぎただけでしたが、左手にあって古い小さな小屋の記憶だったが、今回は近くの場所に移動し再建されていました。再建され10年くらい経過していました。
この日の宿泊者は自分だけでした。のんびり過ごした後、食事をすませヘッドライトを付けて地図を眺めたりして就寝まで過ごした。こんな立派な小屋を無料で独り占め。

 
     
行程図 
 坊主沼避難小屋前の夜景
 出発前の坊主沼避難小屋前にて
残雪残る、甲子山への途中 
 ブナの新録が素晴らしかった
     
 
とても快適で山旅をしている気分に浸ることができました。星空も素晴らしかった。小屋近辺は自分それほど遠景を見渡せる場所ではないが星空そのものはこの山の中だからこその可視数量でした。

翌日は7:30に出発。途中で再度残雪の下りがあり残雪の下り端を笹などをつかまりながらなんとか下って行きました。途中名もない小さな沼があり大きなカエルの大きな白い卵が沢山水中にあるのが見えた。ガマガエルも数匹いたので、その物体が何なのか簡単に理解することができた。大きなカエルの卵を見るのは今回が初めてでした。感動しました。

数人が甲子温泉方向から登ってきただけの登山者でした。三本槍岳方面からの形が魅力的な旭岳も近くに見える甲子山に到着。すれ違った登山者はみんな熊鈴を鳴らしている。加えてラジオも音量を上げて鳴らしている。熊出没が多いのか。ブナの大木も沢山あります。自然がすばらしいのは福島県側でした。

甲子温泉付近には国道289号線が通っており、甲子トンネルという長いトンネルの入口近くを見下ろしつつ大黒屋という旅館前まで降りてきた。これで下界に入ったということです。新甲子温泉まで車は通行できない舗装道を左手に阿武隈川の水音を聞きながら新甲子温泉方面に向かっていった。新甲子温泉からバス乗車予定の場所まで新甲子遊歩道というのを歩きながら向かうことにした。これが失敗でした。遊歩道とは名ばかりで登ったり下ったりの繰り返しでとてもとても疲弊させられました。行こうと思っていた立ち寄り湯で過ごす時間が不十分になってしまい、仕方なくバス乗車までゆっくりして過ごしました。

★おわりに:会山行で実施するとしたら、那須はロープーウエイ利用して時間節約しないと、健脚者のみの参加者に限定しないと実施しにくいです。しかし景観は良く宿泊費も不要、この時期は登山者も福島側はわずかです。悪くないと思った。水場は1日目には大丸温泉近くの清水1か所のみ、2日目の甲子山手前の谷筋の3か所でした。2日目の途中で水を補給する時点で残りわずかになってもっと余裕もったほうが良かった。 H.H記

 
 
     
     
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