霞沢岳山頂にて / 焼岳山頂にて |
●日程:2019年9月27日(金)~29日(日) ●参加者:男性6名 女性1名 ●コースタイム 27日(金):我孫子駅5:42=6:12日暮里6:18=6:41新宿7:00(ス-パ-あずさ1号)=9:38松本(電)10:10 =新島々(バス)10:55=12:00上高地12:30-13:25明神13:35-明神・徳本峠入口13:40 -16:05徳本峠小屋キャンプ場 (幕営) 28日(土):起床4:00徳本峠小屋キャンプ場5:15-6:05ジャンクションピーク6:15-K1ピーク8:50- 9:35霞沢岳10:00-10:40K1ピーク10:45-ジャンクションピーク11:05-14:00徳本峠 小屋キャンプ場14:50-16:15明神・徳本峠入口16:30-17:15小梨平キャンプ場 (幕営) 29日(日):起床:4:00小梨平キャンプ場5:40-6-30登山口6:40-8:45焼岳小屋9:00-10:25焼岳 10:40登山口13:55-14:25小梨平キャンプ場15:45-上高地1600(バス)=17:05 新島々17:22=17:52松本(あずさ32号)18:40=21:06新宿=22:14我孫子 ●装備:(共同) テント2(8人用、1人用)マット4枚、コッヘル大一式、コンロ、ランタン2 (ガス使用)ガス缶2、ランタン2(LED)ツエルト3、その他(ナイフ、ライター ビニール袋、まな板等 (個人) 雨具、薄手の防寒着、下着上下、帽子、靴下、シュラフ、ザックカバー、マット サブザック、ヘルメット、個人薬、ストック、スパッツ、水1.5L以上、水容器2L ヘッドランプ、食器、日焼け防止クリーム、地図、磁石、カメラ、スマホ(携帯電話)、紙 ●食料:行動食7、外食2、嗜好品 ●経費:交通費(JR一般13,620円、バス、4,550円テント代1,800円 飲食費1,200円、燃料代約100円、1人約計21300円 ●集中連絡先:MTさん 約40年前に初めて槍ヶ岳を登るために景勝地、上高地に来た時と今回と変わらない風景の一つは快い瀬音とともに綺麗に澄んだこの梓川の水の美しさ、2つは梓川を挟んで仰ぎ見る穂高連峰の素晴らしい景観、三つは河童橋の賑わいである。私の登山出発点として一番多く訪れている場所が上高地である穂高連峰、槍ケ岳、涸沢、蝶ヶ岳方面の山々へ登るためである。 昨年の5月のゴールデンウイークに涸沢からの帰り、いつもは通過地点であるが、小梨平でテントを張った時に残雪の穂高連峰の眺望に感激して、頭の中で次に上高地を訪れる時はこのテント場を一つの拠点にして、まだ登っていない上高地から至近距離にある霞沢岳と焼岳を結びつけるルートをやってみようと計画しました。 2つの違ったタイプ山(地味であるが、眺望が有、急峻な登り、アップダウンが有、予想以上に骨のある霞沢岳、一方針葉樹のない岩だらけの火山焼岳) ご参加の皆さんのご協力により厳しさも有りましたがそれ以上の喜びを得ることが出来ました。 ○27日(金) 晴れ後曇り 沢山のカラフルなバスの終点、上高地に到着したのがAM12時、登山準備をして12時30分、Mさん先頭で徳本峠小屋に向け出発する。梓川にかかっている河童橋の上に立てば爽やかな風が頬をなでる。仰ぐと穂高連峰や明神岳が紺碧の空高く、豪快な岩峰が聳え立っています。梓川下流方向に明後日登る焼岳が見える。写真を撮り、河童橋すぐ上流の林間、小梨平キャンプ場(明日キャンプする場所)をへて、カラマツ、ケショウヤナギなどが生い茂る道を進む。梓川の河原では急峻な明神岳が姿を現す。河童橋から約1時間で明神館に着く。明神・徳本峠入口で右折して徳本峠小屋に向かう。30分位広い道を歩き細い道に出る。そこから二箇所沢を越え、小屋に近い沢で今夜の食事分と、明日の個人用水を確保(約2L)して傾斜の厳しくなる山道を小屋まで約30分近くテント装備で登って行く。 今日の踏ん張りどころである。徳本峠小屋キャンプ場に4時過ぎに到着して、受付を済ませテントを張るその後、そこから約1分位の所の見晴らし台に行きこの角度からの穂高連峰の勇姿を楽しむ。その後小屋の中で乾杯して宴会が始まる。夕食は小屋の外で各自持参のカレー他レトルト食品をお湯で温め、温かい食事を頂くことが出来ました。 |
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行程図 |
上高地バスタ-ミナルにて | 明神に向かう |
梓川と穂高連峰 |
焼岳と梓川 |
明神岳(河原にて) | 沢を渡り徳本峠に向かう |
穂高連峰(徳本峠より) |
○28日(土) 曇り 徳本峠小屋キャンプ場を5時15分に出発し、勾配のきついジャンクションピークに向けて登って行きます。この場所からは木々の色が前日と違い紅葉していて秋を感じさせてくれました。ジャンクションピークに着くと南側の展望が開け雲海が見られる。そこから一旦下り、樹林帯を通り小さなアップダウンを繰り返す。急登や岩場越え、トラバースが有る。K1への登り、帰りの霞沢岳~K1への下りが本日の行程では一番きつい所である。しかし天気は曇りで有ったが山々が色づき登りがい、下りがいのあるルートであった。K1からK2へは下って登り返す。距離的には近いがk2からは稜線の先に霞沢岳が有、霞沢岳頂上にて水分、行動食を取り、ルートを振り返りながら山頂の空気を楽しむ。残念ながら穂高連峰は見えなかったが明日登る焼岳の眺望をゆったりと楽しむ。 霞沢岳頂上からの下り、昨日徳本峠小屋キャンプ場への登りで我々と抜きつ抜かれつした同じ世代のグループ(徳本小屋泊)と又出会う。お元気でと挨拶して分かれる。 K1からの下りでは帝国ホテルの赤い屋根がはっきりと見えあそこが上高地であるという位置が確認出来た。 徳本峠小屋キャンプ場に14時に到着しテント撤収14時50分、小梨平キャンプ場に向けて早足で下る。本日は予定通り小梨平の食堂で食事する。そこでは運良くテレビからラクビーワールドカップの日本、アイスランド戦が目に入る。既に後半戦で日本が僅差で負けている時間帯からテレビ観戦する。我々と外人含め食堂のお客さん、食堂の店員が一体となり日本を応援する。日本が得点を得ると大歓喜が沸き起こる。しばらくして逆転すると、さらに盛り上がり日本リードのまま試合終了する。店内ではやったーという大歓声が食堂に響き渡る。その後小梨平キャンプ場にて幕営する。 |
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徳本峠小屋キャンプ場を出発 |
ジャンクションピークにて | K1へ |
休憩タイム | 霞沢岳山頂にて |
霞沢岳山頂から |
霞沢岳を振り返る |
霞沢岳山頂からの下り |
○29日(日)曇り 天気予報では雨の予想が有りましたがいい方向に予測が外れ今日は曇。得した感じで小梨平キャンプ場を5時40分に出発する。早朝の誰もいない上高地は本当に爽やかで観光気分で登山口まで梓川沿いを歩く。途中にウエストン碑が有(明治時代に来日し上高地と深い縁を結ぶようになった日本近代登山の育ての親ともいわれているウエストン、嘉門次の案内で登った前穂高、他槍ヶ岳、乗鞍岳、立山、南アルプス等々に登山され、日本に山岳会の設立を進めた人物)。 登山口では爆発と土石流に対する注意喚起を促すカンバンが目につく。全員ヘルメットを装着、最初の登りはなだらかな登りであるが次第に橋や梯子が掛けられた所が数か所出てきます。樹林帯を抜けると草が生い茂り岩壁が見えてきます。岩壁には本日の核心部分であるアルミ製の細長い梯子3段が有、この梯子を登りきり連続する岩場を通過することが求められます。梯子は1人づつ慎重に、岩場も安全に登りきり、草花のある登山道をジグザグに登って行くと古い建物の焼岳小屋に到着する。休憩時間を取り水分、行動食を取る。その日は自衛隊の訓練が焼岳小屋の上部で行われていた. 小屋左手にクライミング出来そうな岩を左手に見て約15分位で展望台に着く。周囲から蒸気が立ち上がり活火山であることが実感させられる。写真を撮りさらに上に進む。ざれた斜面を登り噴煙を上げた硫黄の匂いがする脇を登り詰めると焼岳北峰の鞍部に到着。山頂直下の噴気孔の右にある岩場(手を岩に置くと暖かい)を登り焼岳北峰頂上に10時25分に到着。全員で大きな声で有難う、を合唱して焼岳に感謝する。南峰へは登山禁止になっており、少し下った草が色付いている場所にて水分、行動食とる。 10時40分登山口に向けて下山開始する。途中手のひらサイズの筒状になった石に手を置くとアツ、アツと火傷する位の熱さを感じる。活火山であること実感する。火山帯を下り、焼岳小屋を通り登山口に到着。約15分遅れていたが松本でゆっくりと時間を持つために上高地発のバス乗車時間を40分早めるために、Mさん、Iさんにお願いして整理券を取に行っていただき、他の人は急ぎ足にて小梨平のテンバに向かいテント撤収し余裕を持って上高地に着き、予定より早いバスに乗り松本に着く。駅外に出て、弁当、ビール等購入し車内で反省会を行う。ご参加の皆さんのお蔭で楽しく山行が出来ました。皆様に感謝申し上げます。 2019.10.14日 H |
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焼岳小屋へ |
元気一杯の表情 | 焼岳小屋へ |
焼岳小屋へ | 焼岳小屋 |
焼岳北峰へ |
焼岳北峰へ | 焼岳北峰山頂直下 |
焼岳北峰頂上にて |
焼岳を下る |
焼岳を下る | 小梨平キャンプ場 |