10月の山行


湯河原・幕岩





実施日: 2019年10月20日(日) 曇り~晴れ  
参加者: 男子 7名、女子 3名 (10名) 
行程:  05:41 我孫子⁻⁻⁻ 06:14/06:20 上野 (東海道本線・快速)⁻⁻⁻ 08:13 湯河原 (タクシー)⁻⁻⁻ 09:00 幕岩(茅ヶ崎ロックエリア)桃源郷付近〈岩登り講習〉開始 ⁻⁻⁻ 12:30/13:10 昼食 〈岩登り〉⁻⁻⁻ 16:10 幕岩公園・バス停⁻⁻⁻ 16:51 湯河原 ⁻⁻⁻ 18:35/18:39 上野 ⁻⁻⁻ 19:15 我孫子 
費用:  JRお出かけパス 2,670円、小田原・湯河原間の差額 320×2、タクシー代 550円、バス代 260円、 計4,120円 
 集中連絡先: Naubaさん 
 共同装備: メインロープ10mm×50m 2本 (個人所有)、ツェルト、他 
 個人装備: 雨具上下、帽子、薄手の防寒着、手拭い、ハーネス、クライミングシューズ,ATC環、エィト環、カラビナ(環付き数枚)、スリング数本・テープスリング、ヘルメット、昼食、テルモス、飲料水、医薬品、他 
クライミング 講師:  Tanabeさん、Hataさん、Nikaidoさん (3名 )
育成係〈講習内容〉:  ロープ技術、傾斜地(岩場)での登攀、懸垂下降技術等の基本の習得 




概要   

東日本に記録的な大雨をもたらした台風19号の影響により、各地で河川が氾濫、洪水や土砂災害、浸水害などの大きな被害が出ました。特に今回の山行目的地・湯河原町周辺は豪雨に見舞われた地域でしたので、実施を懸念する声もありました。そこで、山行の5日前、電話にて湯河原町に台風の被害状況について問い合わせたところ、被害はなかったとの回答を得ましたので、実施に踏み切りました。 当日の天候は久しぶりに曇り空から晴れ間が覗く、またとない山行日和となりました。所定の岩場(茅ヶ崎ロック)桃源郷付近は、人気の岩場のためか込み合っていました。ここで私たちのメンバーも合流。今回は育成係、Matumotoさんのご尽力により、3名の方が講師として名乗りをあげてくださいました。その甲斐もあって、10名もの大勢の参加者を得ることができました。いよいよ岩登り講習の開始です。最初は、ロープ仕掛けるため練習に適した岩場探し。草木が生い茂り木陰に苔が生えているような奥まった山道に分け入る。そこは静かな緩い傾斜地で幸運にも、我々だけのパーティが一日を通して気兼ねなく岩場を使用することができました。 講習①、トップロープのリードを担う登攀者へ、メインロープ操作で送り出すビレイヤーへの指導、最初に受けます。講習②、トップロープリード担い岩場の山頂へ到着されると、メインロープ垂らす支点のセットつくり整える作業に入ります。そのあと、懸垂下降で降りてきます。講習③、即にトップロープが張られているメインロープにスリング3巻ぐらい巻いて制動の効き具合をみながらの、ブルージック結び(登攀器)による登攀技術の習得に入ります。講習④、岩場の頂点にメインロープがセットされているところから、急傾斜地(岩場)での懸垂下降の習得に入ります。が、岩場の頂点(テラス)に着いたら自己確保のセット、スリングロープで支点にセットすることから習い、そのあと、エィト環で下降器のセット方法などの指導を受けます。講習⑤、(下降器)エィト環のセット確認したら、自己確保(セルフビレースリング)回収して、いよいよ懸垂下降の習得に入ります。 




初めての経験ビレイヤー①   岩壁の核心部② 


下で見守る  休息 


   
ブルージック結びによる登攀開始③  ブルージック結びにて 


 岩壁のアンカー目指して


ブルージック結びセット  ロープ先端の工夫 


懸垂下降のスタイル⑤  下降の練習を重ねて 


今回、岩登りは初めて経験されるという方が何人かおられました。が、講習③、ブルージック結びで登攀の際、岩壁の支点が打ち込まれている核心部まで、誰も登ることが達成できなかった。特に雨上がりの岩場は湿っていて滑りやすく不安がよぎります。一枚の岩壁は、短い距離ながら手強い相手のようでした。しかし、最後の講習にて懸垂下降の習得のあと、何回か練習を重ねているうちに、楽しい雰囲気につつまれるようになりました。初めて経験されるというビレイヤーを担ってくださったMatumotoさん、最初は怖かったが慣れてくると楽しかったと言っておられた。岩登りの楽しさを実感していただくことができましたことで、今回の講習会は成功であったと思います。皆さまのご協力に心から感謝申し上げます。

(Murakosi記)  





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