10月の山行

高妻山(2353m)百名山

高妻山山頂にて
 
     
  ◆実施日;10月26日~27日 (日の出6:00、日の入り17:20)
◆参加者;男性2名、女性2名 IH(CL)、IT、KM、KC
◆行程:
「26日」
我孫子8:00→常総IC8:40→信濃町IC12:20→戸隠キャンプ場14:20
「27日」
起床3:30→テント場5:10→牧場入口5:30→分岐、避難小屋7:27→六弥勒9:14→高妻山山頂
11:40/12:15→六弥勒14:32→ブナ仙人16:30→牧場入口17:15戸隠キャンプ場18:00→
信濃町IC18:25→常総IC21:50→我孫子22:30  (単純標高差1,183m、歩行約12時間)
◆費用/人:
高速代約3,000円、車両関係費約5、000円、テンバ代約1,000円、食費 約1,000円 計10,000円
◆概要:天候 曇り時々晴れ
【26日】:KC記

実施二日ほど前にリーダーから、「体調が悪く登れそうにないが車の運転は出来る」との連絡があり、言葉に甘えて実行することに。この報告は、その内の3人(KMさん、ITさん、KC)での合作になりました。

8時にIHさん運転で我孫子駅を出発。特に大きな渋滞に会わずに信濃町インターまで到着し、近くのIHさんお奨めの美味しいお蕎麦屋さんで昼食をとり、その後地元スーパーで夕食の鍋材料などを買い求めてからキャンプ場に到着する。広大なキャンプ場である。テントを張った後、夕食までの時間を利用して翌日の登山口の下見をする

下山してきたグループに登山道の状況を確認し、明日は当初計画通りの行程で実施することにする。5時頃から胡麻豆乳鍋を囲んで、ゆっくりと過ごす。
 
 
     
 行程表
 戸隠キャンプ場 前日に登山口までのル-トを確認
お茶目さん ^_^  運転手も加わり 楽しい夕食
星が綺麗でした  AM5時 真っ暗な中 出発!
     
  27日】:天候 曇り時々雨(雨・霙・霰・雪)

① KM記

 IHさんの携帯アラームの音で3時半に目が覚めた。それから身支度し朝食を食べ、5時10分にヘッドランプを付けてからテント場をKCさん、KM、ITさんの順で出発した。牧場の牛留めの柵を通り抜け登山口に着いた。辺りは未だ暗い。前日の明るいうちに散策して確認しておいたので迷わずに済んだ。

その日下山してきた3人組の人達にどのルートで行って来たのか尋ねた。先日来の雨が気にかかっていたのだ。その人達が時計回りで行ってきたそのコースは変化に富んでいて面白いコースだったと言う。私達の計画したコースと同じだ。しかし下山道はぬかるんでいて滑りやすいと云う事だが、そのコースで行くことに決まった。

少し登ると石がゴロゴロして歩きにくい沢の中を右へ左へと渡渉しながら高度を上げていった。滑滝の脇や帯滝は鎖を頼りに登ったり横切ったりした。氷清水の水場で喉を潤した。しばらく歩いて急坂を登り一不動の避難小屋に着いた。ここで休憩を取った。小屋から二手に道があり片方は戸隠山へもう片方は私達が行く高妻山だ。

少し歩いた所で雨が降り出した。皆カッパを着た。二釈迦、三文殊と進むにつれカッパの中が厚くなって上衣だけ脱いだ雲の合間から高妻山が見え隠れしている。又雨が降り出しカッパを着た。脱いだり着たり、そのたびに水分補給もした四普賢を過ぎ五地蔵岳、ここからすぐの所が六弥勒だ。

 
 
     
1時間後あたりから急登が始まる(滑滝にて)  紅葉も 
 一不動避難小屋に到着
四普賢(しふげん) 五地蔵 
六弥勒(ろくみろく)   五地蔵山標高 1998m
     
  ②IT記

 この辺りまで来ると紅葉は終わっていて、たまに現れる色づいた葉っぱが綺麗でした。等間隔ではありませんが10個の祠がピ-クに設けられ、メリハリがあって退屈しません。六弥勒、七薬師を越えると急降下してそこから予想以上に長い登り返しが続きました。八観音、九勢至、ロープを使って這い上がります。連日の雨で登山道はドロドロでした。つらい急登を登りきると大きな岩がゴロゴロ、十阿弥陀に着きました。

特徴的なシンボルを写真に収め、数分のところの頂上に向かいました。11時40分計画通りに到着できました。登山道が狭くて急だったので何も食べられずお腹が空いていました。昼食を摂っていると雲がパッと晴れて、目の前に戸隠山のギザギザした山容が見えました。こんなにも奥深いところだと思った瞬間でした。

そのうちガスがかかりミゾレが降り始め白く雪に変わってきたので、慌ててカッパとスパッツを着けて下りました。ぐちゃぐちゃの登山道は滑りそうで、滑れば転落しそうで恐怖がしばらく続きました。ブレ-キをかけながら集中力を切らさずに進み、体力も使い果たし、もうへとへとでした。

そのせいで六弥勒には予定よりも45分遅れの到着になりました。少し前の地図には弥勒尾根は載っておらず、この分岐で弥勒尾根を確認して下山しました。IHさんの事前情報では、往路の一不動経由に比べ鎖場など危険箇所が少なく、少し距離も短い。しかし急坂が続き、木の根が多く歩きづらい、滑りやすい、とのことでした。

 
     
六弥勒を過ぎて、雲間から高妻山が 
振り返ると戸隠連峰   八観音
十阿弥陀 高妻山山頂にて(この後まもなく雪に!)
 山頂からの雲海
     
   ③KC記

 弥勒尾根に入ると結構な急坂を下ることになる。昨日の雨で足元がぬかるんでおり全く気を抜けない。ぬかるんだところを避けようとすると笹の根で滑る。予定時間より遅れそうなので、16時頃にテント場で待ってくれているIHさんに連絡する。眼下に牧場が見えてホッとするが、まだ標高差で300~400mありそうだ。ブナ仙人と名づけられた巨木を過ぎ、牧場間近の沢で、ドロドロになった靴を洗い、10分ほど歩くと早朝に入った登山口に到着した。

陽が落ちて少し暗くなった遠くの方で、大変お待たせしてしまったIHさんが手を振っている(感謝!)。今日は滑りやすい行程であったが、3人とも怪我もなく歩き通せたことが何より嬉しく思う。ただ信じられないのは、山行中に、「5歳の女の子と母親」の二人連れに抜かれ、大きく後れを取ってしまったことである。
 
     
 下りからは黒姫山も
 綺麗な姿のブナ仙人
 

 リ-ダ-担当でしたが山には登れず運転手として参加しました。私の計画に無理があり参加された皆様には
 ハ-ドな山行となってしまったことを、お詫びするとともに、参加頂いた皆様が無事に下山されたことを何より
 も嬉しく思いました。
 今後 高妻山山行を計画する場合、下山したらその日はテント泊して翌日ゆっくり帰るのが良いと思います。
 私も、またいつか「リベン痔」......いやっ リベンジできればと思いました。^^;
 参加いただいた皆様 本当に有難うございました。そしてお疲れ様でした。
  IH記
 
 
 
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