1月の山行

北横岳・縞枯山


 画像が変わります 北横岳頂上にて/  縞枯山頂上にて

    
 日程: :2020年1月11日日(土)~12日(日) 
参加者:  男性7名 
コースタイム:
 
11日(土):我孫子駅5:42=6:12日暮里6:18=6:41新宿7:00(ス-パ-あずさ1号)=9:07茅野駅(ジャンボタクシー)9:15=9:48ロープエー山麓駅10:00=10:10山頂駅10:30-北横岳ヒュッテ11:38-北横岳南峰11:58-北横岳北峰12:30-12:50北横岳ヒュッテ13:10-13:53縞枯山荘宿泊 行動時間3時間20分(休憩含む)
12日(日):起床5:30 縞枯山荘出発7:15-雨池峠7:21-縞枯山8:05-9:00茶臼岳、展望台ピストン9:15-中小場9:40―10:10麦草ヒュッテ10:25-11:15白駒荘11:35-高見石小屋12:23-高見石12:28-     12:35高見石小屋12:50-14:35渋の湯(ジャンボタクシー)14:50=15:28茅野駅16:19(あずさ26号)=18:34新宿=19:44我孫子           行動時間7時間20分 
装備:   (共同)コッヘル大小鍋+やかん、コンロ、ランタン、ガス缶2、ツエルト、その他(ナイフ、ライター、ビニール袋、まな板、水1L    (個人)雨具、防寒着、中着、下着上下、帽子、靴下、ザックカバー、個人薬、ストック、ピッケル、アイゼン、スパッツ、ワカン、水、水容器2L,ヘッドランプ、食器、日焼け防止クリーム、地図、磁石、カメラ、スマホ(携帯電話)、紙、保険証コピー
食料:  共同食1、行動食4、弁当1、嗜好品 
経費 : 交通費(JR我孫子~茅野往復12,620円、タクシ―行き茅野~山麓駅、帰り渋の湯~茅野駅)合計3,520円、宿泊費6,000円、ロープエー1,000円、飲み物費500円、燃料費100円 1人合計23,470円 
集中連絡先:  MTさん 



 概要
今回の山行テーマは新年初山行、「ゆったりと雪山景色を楽しみましょう」。(油断は禁物)、雪の八ヶ岳入門コースであり、積雪期の八ヶ岳を初体験するのには最適だろう。そのために雪山訓練を経験され会員の何方でもご参加していただけるように、ロープウェイに乗り、山小屋に宿泊し、山行の行程、時間をゆったりと設定し、その行程の範囲の中で参加者の募集をしました。7名が参加され、北八ヶ岳の雪を被ったシラビソ、コメツガの森の中を歩き、又稜線上、頂上では晴天の空の青色と雪山の白とが調和された景色を楽しんできました。 

 

○11日(土) 晴れ後曇り茅野駅から予約していたジャンボタクシーでロープウェイ山麓駅(1,771m)に向かう。運転手さんの話では昨日、山には雪が降ったが、街は降らずとのこと。雪山が期待できると心の中で思う。ロープウェイはスキ―客と登山客で満員の状態で高度を上げて行き約10分で山頂駅(2,237m)に着く。下界の温度と違い冷っとする中で登山の準備を行い、駅の外に(10時30分)出ると風景が一転し、雲一つない青空全開。登山道、山々は真っ白な状態。気持ちの良い出発地点であり、北横岳山頂まで約200mの高さを登ります。駅前からほとんどの岩が雪で覆われている溶岩の散在する坪庭遊歩道を行く。流石に吹きつける風が冷たく、頬が痛くなるほどの風である。この北側末端から樹林帯の登山道となる。雪道を登って行き、稜線のT字路を左折するとシラビソ林に囲まれた北横岳ヒュッテである。そこから急登し、樹林帯を抜けると視界が開け、北横岳山頂(南峰2,472m)に着く。そこからは北八ヶ岳と違った岩稜帯の南八ヶ岳の山容、雪の被った南アルプス、等が見えその眺望に感激する。南峰の頂上から樹氷の木々に挟まれた一本道を数分進んで北峰(2,480m)到着。自然が構成する造形美―素晴らしい。風雪に耐えている木々に力強さを感じる。山頂はやはり風が強く冬山らしい厳しい寒さ。目の前には雪化粧を施した美しい蓼科山が聳えていました。遠くに雄大な北アルプスの眺望を楽しむ。山頂からの下りは安全確保のためアイゼンを装着して縞枯山荘に向かう。途中多くの登山者が休憩している北横岳ヒュッテ前にて休憩をとり水分を取り、腹ごしらえをする。そこから坪庭まで戻り、雨池峠方面に緩やかに下ると、広々とした八丁平にある三角屋根の縞枯山荘に到着する。NさんとTさんは少し歩きが物足りないので山荘の裏山に行く。他の5名は会計のMさんに宿泊手続きをお願いし、小屋のスタッフから小屋の説明を受ける。2名も山から帰り全員揃い、暖かい掘り炬燵の中で楽しい宴会が始まる。その後2次会のような形で食堂にて自炊する。レトルト食品のカレー、ハンバーグ等でお腹が一杯になる。19時に食事終了してその後ストーブの脇での団欒が就寝まで続く。 

 
 賑わう坪庭入口   坪庭入口にて 


 坪庭を進む  坪庭を進む 


 樹林帯の中で 樹林帯の中で 


 北横岳ヒュッテにて 樹氷のトンネルを進む 


北横岳頂上にて(1)   南八ヶ岳(北横岳頂上にて)(2


  蓼科山、北アルプスの山並(北横岳頂上にて


  北横岳頂上にて(北峰頂上標識)(5)  樹氷(北横岳頂上にて)6 


宿泊先 縞枯山荘


 ○12日(日) 曇り後一時雪  本日は山行前1月9日の天気予報では風が強く山行が厳しいと予測されていましたが南岸低気圧が、南に下がったことも有、縞枯山荘出発時(7時15分)には,曇りであるが、風も穏やかで、良い方向に天気予報が外れ、安堵して縞枯山に向かう。6分で雨池峠に着き、右の縞枯山方面に向かう。ほぼ直登コースでその分、急斜面が続く。急坂を登りきると縞枯山山頂(2,403m、8時5分)です。山頂はあまり広くなく展望も遮られています。枯れ木帯を下り鞍部からシラビソの中を登ると茶臼山山頂(2,384m)です。ここも樹林帯の中で展望台がないので荷物を置いて展望台をピストンする。こちらまで足を延ばしている人が見慣れなかった。茶臼山展望台からは広大な八ヶ岳等の景色が見渡せた。茶臼山に戻り、そこから下り切った中小場から森の中を行くと麦草峠に出る。この辺りで雪がちらちら舞いだしました。お洒落な麦草ヒュッテ前にて休憩し腹ごしらえをして、シラビソとコメツガ原生林の中を行き、白駒池に出る。凍った湖面の上にて集合写真を撮ろうと思ったが、氷が人の重量で割れ、池に集団で池ポチャは困るので集合写真は取りやめ、雪の降る白駒荘前で休息し、最後の登りで高見石に向かう。高見石小屋の裏、アルペン的な高見石に登ると森に囲まれた白駒池が美しい。高見石小屋にて予約しているアルピコタクシーに渋の湯到着時間等を電話連絡する。高見石小屋から主に森を下って行くと岩の点在する賽の河原に着く。 4年前の3月に通った時より賽の河原の雪は少なく、あちこちで岩が見えている。途中、雪の中のお地蔵さん、登山者の安全を願っているようだ。

 早朝の縞枯山荘 早朝の八丁平(1) 


早朝の八兆平(2)   縞枯山頂上にて(2)


 茶臼山展望台より  麦草ヒュッテに向かう 


  賽の河原を下って行く  賽の河原のお地蔵さん 


賽の河原の末端で森に入り、渋川源流を渡り返し下って行く。渋の湯まで時間が長く感じましたが、途中から温泉の硫黄の匂いが漂い渋の湯に予定通りに到着(14時35分)する。2日間の雪山山行、途中体調不良者も出ましたが、参加者皆様のご協力とご本人の頑張りで今年度初雪山山行を全員無事で終えることが出来ました。参加者の皆様に感謝申し上げます。有難うございました。                          
  2020年1月20日 H 





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