~8月 個人山行~

大雪山系



  大雪山北部の遠景 

 個人山行報告 東京オリンピック延期を機に行くことにした。予定通りならば山に出かけなかった。トムラウシ温泉からのバスが旅館のバスしか今年度はなく旅館宿泊者専用のバスも満室で泊まれないので利用できず、かといって十勝岳方面へ一気につなぐ行程はしんどいのでトムラウシ山にも行くことはあきらめ。大雪山北部と南部の十勝岳方面とを分割し一度下山して体をきれいにし食料調達をして再度上がる計画とした。 白雲岳避難小屋は新築工事中で機材置き場の都合で土曜日曜はテント場も利用できず月曜日に宿泊するよう計画した。天気次第で柔軟に対応することも忘れなかった。大雪山北部は旭岳方面から入り、黒岳方面に下山することとし周遊的行程で山中4泊と考えた。旭川に1泊したあと十勝岳方面は山麓に2泊、山中1泊の計画だった。旭川からの出航が朝なので再度旭川1泊の計画。 


★日程: 2020年8月1日(土)から 2020年8月10日(月) 
★交通往路: 8月1日の羽田からの出航時刻が7:00なので前日に24時間開いている国際線ターミナルに入り長椅子で寝て翌朝シャトルバスで国内線ターミナルに入る。7:00-8:35旭川空港-(バス)-旭岳ロープウエイ前、ロープウエイで上がる 
★現地行程:
8月1日 ロープウエイ姿見駅-旭岳-裏旭岳幕営地
8月2日 裏旭岳幕営地-白雲岳避難小屋-忠別岳-忠別岳避難小屋
8月3日 忠別岳避難小屋-白雲岳避難小屋-白雲岳-白雲岳避難小屋
8月4日 白雲岳避難小屋-黒岳-黒岳リフト、ロープウエイ-層雲峡-(バス、電車)-旭川市内ホテル
8月5日~8月7日は日帰り美瑛めぐり、旭山動物園、旭川市内で過ごす。
8月8日 旭川駅-上富良野駅-(バス)-白銀荘前-十勝岳-上ホロ避難小屋8月9日 上ホロ避難小屋-富良野岳- 
十勝岳温泉-(バス)-上富良野駅-(電車)-旭川 
★交通復路: 8月10日(月) 旭川空港-羽田空港-ゆめみ野     
★費用: 交通費: 約4.5万円 (全日空、鉄道、バス)宿泊費:約1.9万円(旭川市街のまともなホテル5泊すべて朝食つき) 
★装備:テント、鍋、火力器具、テント内シート、調理器具、寝袋、食器類、着替え、救急セット、保温水筒、水入れ、地図、救急セット、ゴミ袋、食器類、スマートフォン、カメラ、レンズ、フィルター、充電器など 



 
旭岳   裏旭岳キャンプ場前

 
北海岳付近  北海岳付近 (2)  

  
 登山道脇の花   高根ヶ原から


  
忠別沼まえ  忠別岳に向かう 


 
 忠別岳山頂付近   忠別岳から避難小屋に向かう途中


登山道脇にて 


 
 忠別岳避難小屋 忠別岳避難小屋まえの雪渓 


忠別岳避難小屋のお花畑 
 
旭岳方面を望む   エゾサンショウウオ


 
白雲岳のお鉢内   白雲岳のお鉢内2


   
富良野線  美瑛1 


美瑛2  


 
十勝岳山頂から  上ホロ避難小屋近く  


 
 富良野岳近く 富良野岳から十勝岳方面 


 
 安政火口付近   富良野線トロッコ


感想 山中にテント6泊、山麓の旅館1泊、旭川市街1泊の予定だったが、結果は山中テント2泊、避難小屋内2泊、旭川市街5泊となった。8月4日の夜中から朝にテント宿泊するなか豪雨となりテント内に水が浸入。ふきんで吸い取っては絞りの繰り返し。寝袋は大丈夫だったものの多くの装備を濡らした。1日前倒しで下山することを決意。下山開始時点では靴下は濡れていなかったが結局たっぷり水を含んだ状態になった。ゲーターの取付ミスなのか修理した靴なのでGORETEXのフィルムが破断しているのか。靴のフィルムの気がするが。下山後、天気予報が良くなく旭川駅近くのホテルに宿泊しながら美瑛、市内ぶらぶら、旭山動物園をまわることになった。GO TOキャンペーンのおかげで安い費用で停滞できたことは良かった。旭川はホテルが多く競争していて料金もこなれているうえに35%OFF。そして十勝岳周辺登山も1泊2日という最低限の山行として実施できる天気となったのは幸いでした。白雲岳から避難小屋に戻る途中にはヒグマ1頭と遭遇。15メートルぐらいの接近ながら恐怖は感じず所有していた笛を吹いたら進路を180度変えてそろそろと逃げていってくれた。とはいえ写真を撮るほどのゆとりはなかった。 
  (林晃史) 





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